スレッドワーク株式会社は、Chatwork向けChrome拡張機能「スレッドワーク」において、外部の生成AIと連携してスレッドやチャンネルの会話を探し、読み、要約できる「AI連携」機能の提供を開始しました。AIと外部サービスをつなぐ共通の仕組みであるMCP(Model Context Protocol)に対応しています。

機能追加の背景
Chrome拡張機能「スレッドワーク」は、Chatworkの返信をスレッド形式で話題ごとにまとめ、チャンネルで会話を整理できるツールとして2026年9月に提供が始まりました。
同社によると、会話を整理していても過去のやり取りの進捗を確かめるには該当のスレッドやルームを開いて読み返す必要があったといいます。こうした背景から、日常の業務で利用されているAIの画面からChatworkに直接相談し、該当する会話を読み出して回答を得られる仕組みとして本機能が開発されました。
AI連携で利用できる操作
AI連携を利用することで、ユーザーが普段使用しているAIのインターフェース上からChatwork内の情報にアクセスできます。具体的には以下の機能が提供されます。

- スレッドを探す・読む:スレッドワーク内のスレッドをAIが検索して中身を読み出します。チャンネル一覧の確認も行えます。
- 参加しているChatworkのルームを読む:ユーザーが参加しているルームの一覧と、直近のメッセージを読み出します。
- グループ名で検索・依頼する:ルームやチャンネルを指定せず、相手や案件の名前をもとに「◯◯さんとのやり取りを要約して」「自分のタスクを洗い出して」といった指示が可能です。
Mr.ガジェットルーム名を厳密に指定しなくても、相手の氏名や案件名を手がかりにタスクの洗い出しまで頼める点が実務的です。
Ms.ガジェットどのグループに書いたか思い出せない時でも、案件の名前で要約を依頼できるのは助かります。
安全性とアクセス権限の仕様
業務データを安全に取り扱うため、権限や接続方式には一定の制限が設けられています。AIに付与される権限はデータの読み出しのみとなっており、メッセージ・スレッド・チャンネルへの新規投稿、内容の変更、削除といった操作は実行できません。
外部サービスとの接続にはOAuth方式が採用されています。利用中のAI画面でサインインを行い、アクセス内容を確認して許可することで接続が完了します。なお、AIサービス側でのデータの保存や学習などの取り扱い方針については、利用している各AIサービスの設定や契約内容に準拠します。

Mr.ガジェットAI側の権限が読み出しのみに限定されているため、AIが意図せずチャットへ書き込んだり削除したりする心配はありません。
Ms.ガジェット外部AIへ連携する以上、書き込みや削除が一切できない制限があるのは導入時の安心材料になります。
対応するAIと組織向け設定
提供開始時点で対応しているサービスはChatGPTとClaudeです。GeminiやMicrosoft 365 Copilotなど、その他のAIツールへの対応は今後検討するとしています。
組織向けプランで利用する場合の手順も公表されています。Claude Teamなどの環境では、管理者がコネクタを追加した後に各ユーザーがスレッドワークへサインインして利用を開始します。ChatGPT Businessでは、管理者がスレッドワークを追加・公開した後に各自がサインインを行う手順となります。
Ms.ガジェットChatGPT BusinessやClaude Teamなど、企業の組織プランでも管理者が追加してからメンバーがサインインする明確な手順がある点が分かりやすいです。
料金プランと利用手順
AI連携機能は、期間限定で「ベーシックプラン」向けに提供されます。ベーシックプランの利用料金は、年払いの場合は1ユーザーあたり1か月500円(税別)、月払いの場合は1ユーザーあたり600円(税別)です。クレジットカード登録不要で利用できる7日間の無料トライアルも用意されています。なお、ChatGPTやClaude側の利用料金は各AIサービスとの契約に基づきます。
利用手順は4つのステップに分かれています。
- サービスページのボタンから無料トライアルに登録
- Chatworkアカウントへのアクセスを許可
- Chrome拡張機能のインストール(無料トライアル登録から継続して導入可能)
- 利用しているAIからスレッドワークへ接続
Ms.ガジェットクレジットカード登録なしで7日間の無料トライアルを試せるため、まずは普段のチャット検索に合うか確認しやすそうです。
- 本記事で使用している画像は、メディアユーザーとしてPR TIMESより提供されたプレスリリース素材を利用しています。

チャットをスレッドで分けていても過去ログを探す手間は残るので、AIにそのまま尋ねられる導線は日常の確認作業を減らしてくれそうです。