ストレージブランドのTERRAMASTERは、2026年9月22日に法人向けラックマウントNAS「725シリーズ」として、4つのモデルを発表しました。U8-725、U12-725、U12-725 Plus、U16-725 Plusの各モデルが用意されています。
725シリーズの共通アーキテクチャと主な特徴
企業で扱うデータは部門ファイル、バックアップ、仮想マシンなど多様ですが、725シリーズはこうしたデータを用途ごとに分散させず一つのストレージ基盤に集約する構成を提供しています。標準モデルにはIntel Xeon D-2712T(4コア/8スレッド)、PlusモデルにはIntel Xeon D-2733NT(8コア/16スレッド)を採用しています。ECCメモリは最大1TBまで拡張でき、複数のサービスが同時にアクセスする環境を想定した処理基盤となっています。

また、各モデルは10GbE SFP+ポート×4と5GbEポート×2を備えており、複数クライアントや大容量ファイルが同時にアクセスする環境に対応しています。さらに、3基のM.2 NVMeスロットとPCIe拡張により、キャッシュや頻繁にアクセスするデータの高速化が可能です。
4つのモデルと主な仕様
導入規模や容量計画に合わせて選べる4モデルの仕様は、以下のとおりとなっています。

| モデル | ドライブベイ | CPU | 想定する位置付け |
|---|---|---|---|
| U8-725 | 8ベイ | Intel Xeon D-2712T(4コア/8スレッド) | ファイル共有、バックアップ、仮想化などの企業ワークロード |
| U12-725 | 12ベイ | Intel Xeon D-2712T(4コア/8スレッド) | 統合ストレージ、メディア制作、AI開発用データ、監視アーカイブ |
| U12-725 Plus | 12ベイ | Intel Xeon D-2733NT(8コア/16スレッド) | より高い同時処理を必要とする仮想化、研究開発、プロフェッショナルメディア |
| U16-725 Plus | 16ベイ | Intel Xeon D-2733NT(8コア/16スレッド) | 大容量データと高い同時処理を想定する環境 |
U12-725を用いた同社ラボ環境でのテストでは、シーケンシャル読み取り6,250MB/s、シーケンシャル書き込み3,480MB/s、4KBランダム読み取り945,063 IOPSを記録しています。
※ 測定構成はIntel Xeon D-2712T、1TB DDR4 ECCメモリ、Seagate Exos X24 HDD×12、PCIe 4.0 x4 NVMe SSD×3、リンクアグリゲーション、RAID 6、TOS 7です。数値はTERRAMASTER社内ラボでの測定値であり、実際の性能は環境により異なります。
TOS 7によるデータ管理とシステム運用
725シリーズは、同社のNASオペレーティングシステムである「TOS 7」を搭載しています。「AIネイティブ」を設計理念に掲げるTOS 7は、検索、インデックス作成、ファイル管理、バックアップなどの機能を一つの管理環境にまとめています。
AI研究開発の用途においては、学習や推論処理そのものではなく、ローカルで扱うデータセットの保存、共有、アクセス基盤としての利用を想定しています。
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