株式会社TechFirst Leadersは、Android XRを搭載したスマートグラス「XREAL AURA」向けのARアクションゲーム『Spatial Slash!(スペーシャル スラッシュ)』をGoogle Playで無料配信開始しました。本作は、TechFirst Leadersが採択されたGoogleの「Android XR Developer Catalyst Program」を通じて開発したタイトルで、XREAL AURAの国内発売に先駆けて公開するものです。
プレイキャラクターを召喚し、迫り来るモンスターを斬り倒していくハイスピード爽快ARアクションゲームとして設計されており、スマートグラス越しに見える現実の空間がそのままゲームの舞台になります。

現実空間を舞台にする3つのプレイサイズと空間認識
『Spatial Slash!』では、XREAL AURAの空間認識(メッシング)機能により、テーブル、床、壁などの現実の物体をゲーム側が認識してバトルフィールドを構成します。プレイヤーの周囲の環境に合わせて、3種類のプレイサイズを選択可能です。
「テーブルサイズ」は机の上の小さなフィールドで手軽にプレイでき、「ルームサイズ」は家具や床、壁をすべて舞台にして室内全体で遊ぶ設定です。さらに「リアルサイズ」を選択すると、広い場所で等身大のプレイキャラクターとともに巨大なモンスターとの戦闘を体験できます。なお、テーブルサイズおよびルームサイズでは空間認識(メッシング)が使用されるため、周囲に十分な安全スペースを確保してプレイすることが案内されています。

Mr.ガジェット空間認識メッシングを使って、机の上だけでなく部屋全体や広い屋外的な場所まで3段階のサイズで遊べる点が興味深いです。
Ms.ガジェットテーブルサイズなら自分の作業デスクでも手軽に試せそうですし、等身大で戦うリアルサイズもどんな見え方になるのか気になります。
ハンドトラッキングとコンピュートパックによる直感的な操作体系
ゲームの操作にはハンドトラッキングを採用しており、操作対象に手を向けて親指と人差し指を合わせるピンチ操作を行うだけで、攻撃も移動も同じ一種類の操作で直感的に実行できます。敵を狙ってピンチすれば攻撃となり、床や壁を狙うことで移動指示が可能です。
加えて、XREAL AURAのコンピュートパックを用いた操作にも対応しています。コンピュートパック本体を傾けて狙いを定め、タップすることでも同様に攻撃や移動といったアクションを行うことができます。

3つのステージ構成とスコアアタック、ARカメラ機能
ゲーム本編は押し寄せるモンスターの群れ、空を舞うドラゴン、そして巨大なボスが登場する全3ステージで構成されています。プレイヤーは回転斬りや斬撃波を駆使して敵に立ち向かいます。敵を早く倒すほどタイムボーナスが加算されるスコアアタック方式が採用されており、自己ベストの更新に挑戦可能です。途中でゲームオーバーになることはなく、一定時間経過すると次のステージへ自動的に進むため、手軽に短い時間で遊べる設計となっています。
また、ARカメラ機能も搭載されています。現実の部屋に現れたプレイキャラクターの「とらみちゃん」やモンスターを一緒に撮影でき、撮影した写真は端末内に保存されます。保存された画像はアプリ内のフォトギャラリーで見返せるほか、SNSのXへ投稿することも可能です。


Mr.ガジェット途中でゲームオーバーにならず時間でステージが進む仕様なので、AR空間でのハイスピードアクションを最後までテンポよく体験できそうです。
Ms.ガジェットクリア後のスコアアタックに挑戦しつつ、自分の部屋にキャラクターやモンスターを呼んでARカメラで記念撮影できるのも楽しそうですね。
Googleの支援プログラム採択と移植開発の技術背景
開発を手掛けたTechFirst Leadersは、Apple Vision ProやMeta Questなどを活用した空間コンピューティングおよびAR/MRアプリ開発を手掛けてきた企業です。Apple Vision Proにおいては米国と日本の両発売日にローンチタイトルを配信した実績を持ちます。
そうした実績を背景に、Googleが実施する「Android XR Developer Catalyst Program」に採択されました。同プログラムは、XREALのProject Aura(現XREAL AURA)をはじめとするAndroid XR対応グラス向けに体験を構築する開発者を選抜し、ハードウェア開発キットへの早期アクセスや専門的な技術リソースを提供してGoogle Play向けアプリ開発を支援するものです。
本作『Spatial Slash!』は、Apple Vision Pro向けに開発されていたゲームの仕組みをUnityで共通化し、Android XR(OpenXR)へ移植したタイトルとなっています。アプリ内部では、空間認識で生成されたメッシュとの当たり判定処理、ハンドトラッキングとコンピュートパックの姿勢センサーを統合した入力処理、背面カメラ映像とゲーム描画を合成するAR写真機能など、Android XRの特性に合わせた実装が行われています。

Mr.ガジェットGoogleの開発支援プログラムを通じて、Apple Vision Pro向けに作られたシステム基盤をUnityとOpenXR経由でAndroid XRへ移植している点が技術的に注目されます。
Ms.ガジェットメッシュ判定や姿勢センサーの統合など、新しいAndroid XRグラスの機能を早期からフル活用しているタイトルとして注目したいですね。
『Spatial Slash!』の配信仕様と動作環境
『Spatial Slash!』はGoogle Playにて無料で配信されています。対応言語や動作環境などの基本仕様は以下の通りです。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| アプリ名 | Spatial Slash!(スペーシャル スラッシュ) |
| 価格 | 無料 |
| 配信プラットフォーム | Google Play |
| 対象デバイス | Android XRを搭載したスマートグラス「XREAL AURA」 |
| 動作環境 | ハンドトラッキング対応のAndroid XRヘッドセット(XREAL AURAで動作確認済み) |
| 対応言語 | 日本語/英語 |
| 開発元 | 株式会社TechFirst Leaders |
Ms.ガジェットXREAL AURA本体の国内発売に先駆けてGoogle Playで無料配信されているので、対応環境が整い次第すぐに試せるのが嬉しいです。
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指先でピンチするだけのハンドトラッキングに加えて、手元のコンピュートパックを傾けて狙う操作も選べるのは操作感の比較として楽しめそうです。