株式会社NEXER Groupと東京タクシードライバーおすすめ採用・求人ナビは、全国の男女588名を対象に実施した「タクシードライバーの仕事に対する意識調査」の結果を発表しました。調査によると、タクシードライバーの仕事に対して48.5%が「事故や安全面が心配」、49.3%が働くうえで「収入が安定するか」を不安視している実態が明らかになりました。一方で、二種免許取得費用の会社負担や研修制度などのサポートが充実していることを知った場合、44.6%の人が「仕事への印象が良くなる」と回答しています。

「タクシードライバーの仕事に関するアンケート」の調査概要
今回の調査は、日常の身近な交通手段であるタクシーについて、一般生活者が仕事内容や労働環境をどのように認識しているかを明らかにする目的で行われました。調査の基本情報は以下の通りです。
- 調査手法:インターネットでのアンケート調査
- 調査期間:2026年10月8日~10月14日
- 調査対象者:全国の男女
- 有効回答数:588サンプル
- 調査共同実施:株式会社NEXER Group、東京タクシードライバーおすすめ採用・求人ナビ
- 算出基準:原則として小数点以下第2位を四捨五入して表記(合計が100%にならない場合があります)
アンケートでは、業務内容の理解度、抱いているイメージ、魅力や不安に感じるポイント、各種支援制度の存在による印象の変化、求人情報の閲覧意欲、具体的に知りたい情報など、計10項目の質問を設定しています。
Mr.ガジェット全国の男女588名を対象にしたインターネット調査で、実施主体は株式会社NEXER Groupと東京タクシードライバーおすすめ採用・求人ナビです。全10問を通して認知度から制度による意識変化まで幅広く確認しています。
Ms.ガジェット身近な交通手段なのに、働く側としての実態をアンケートで体系的に調査しているのは興味深い視点ですね。
仕事内容の認知度:39.7%が「ほとんど知らない」「詳しくは知らない」と回答
質問1において、タクシードライバーという仕事について業務内容をどの程度知っているかを尋ねたところ、「大まかな仕事内容だけ知っている」が35.5%で最多となりました。

続いて「ほとんど知らない」が21.8%、「仕事内容はある程度知っている」が20.2%、「名前は知っているが詳しい仕事内容は知らない」が17.9%となりました。「ほとんど知らない」と「名前は知っているが詳しい仕事内容は知らない」を合計すると39.7%に達しています。一方で「仕事内容や働き方まで詳しく知っている」と回答した人は4.6%にとどまりました。利用頻度が高い身近な交通サービスでありながら、勤務形態や業務の詳細は広く把握されていない現状が示されています。
| 認知度のレベル | 回答割合(%) |
|---|---|
| 大まかな仕事内容だけ知っている | 35.5% |
| ほとんど知らない | 21.8% |
| 仕事内容はある程度知っている | 20.2% |
| 名前は知っているが詳しい仕事内容は知らない | 17.9% |
| 仕事内容や働き方まで詳しく知っている | 4.6% |
Mr.ガジェット「大まかな仕事内容だけ知っている」が35.5%で最多ですが、「ほとんど知らない」「詳しい仕事内容は知らない」を合わせると39.7%になり、約4割が業務内容を詳しく把握していません。
Ms.ガジェット街中で日常的に見かけていても、勤務形態や実際のシフトなど内側の仕組みまでは知らない人が多いのだと納得しました。
抱くイメージ:48.5%が「事故や安全面が心配」、体力や収入への懸念も目立つ
質問2でタクシードライバーに対して持っているイメージ(複数選択可)を聞いたところ、最も多かったのは「事故や安全面が心配」で48.5%でした。

次いで「体力的に大変そう」が39.6%、「勤務時間が長そう」が37.9%、「収入が不安定そう」が37.9%と、負担や労働条件に対する懸念が上位に並びました。一方で肯定的なイメージとしては「年齢を重ねても働きやすい」が28.7%で最多となり、「人とのコミュニケーションが多い」が21.1%、「運転技術や接客力を活かせる」が19.7%、「地域や社会に必要とされる仕事」が18.5%、「自分のペースで働きやすい」が17.5%、「頑張り次第で収入アップを目指せる」が17.0%と続いています。「未経験からでも挑戦しやすい」は8.7%、「勤務時間の自由度が高そう」は8.0%、「その他」は6.1%でした。
Mr.ガジェットイメージ調査では「事故や安全面が心配」が48.5%でトップとなり、体力や拘束時間、収入の不安定さが続いています。一方で「年齢を重ねても働きやすい」という肯定的評価も28.7%ありました。
Ms.ガジェット運転業務ならではの安全リスクを一番に意識しつつも、シニア層でも活躍できるイメージを持っている方が一定数いる点が特徴的です。
働く魅力と不安:魅力は「年齢不問」「自分のペース」、不安は「収入の安定」が最多
質問3において、ドライバーとして働く場合に魅力に感じるポイント(複数選択可)を尋ねたところ、具体的な項目としては「年齢を問わず活躍しやすいこと」が23.6%で最も多く選ばれました。

これに続いたのは「自分のペースで働きやすいこと」の22.4%、「一人で仕事をする時間が多いこと」の19.6%、「運転経験を仕事に活かせること」の14.6%、「未経験から始めやすいこと」の13.4%、「頑張り次第で収入アップを目指せること」の13.3%、「勤務時間や休日の選択肢があること」の12.8%でした。「長く続けやすい仕事であること」は9.0%、「接客や人とのコミュニケーションを活かせること」と「地域の移動を支える社会貢献性があること」はそれぞれ7.3%となっています。なお、全体の選択肢の中で最も割合が高かったのは「特に魅力を感じない」の34.0%(「その他」は3.7%)であり、評価には個人差が見られます。
一方、質問4で働くことを考えた場合に不安に感じる点(複数選択可)を聞いたところ、最多は「収入が安定するか」の49.3%でした。

僅差で「事故や安全面」が48.3%となり、続いて「勤務時間や生活リズム」が34.5%、「長時間の運転による身体への負担」が32.3%、「道を覚えられるか」が30.6%でした。さらに「二種免許の取得」が27.2%、「お客様とのコミュニケーション」が24.8%、「自分の年齢でも働けるか」が12.8%、「未経験でも仕事を覚えられるか」が8.8%となっています。「特に不安はない」は6.6%、「その他」は5.1%でした。
| 不安に感じる項目 | 回答割合(%) |
|---|---|
| 収入が安定するか | 49.3% |
| 事故や安全面 | 48.3% |
| 勤務時間や生活リズム | 34.5% |
| 長時間の運転による身体への負担 | 32.3% |
| 道を覚えられるか | 30.6% |
| 二種免許の取得 | 27.2% |
| お客様とのコミュニケーション | 24.8% |
| 自分の年齢でも働けるか | 12.8% |
| 未経験でも仕事を覚えられるか | 8.8% |
| 特に不安はない | 6.6% |
| その他 | 5.1% |
Mr.ガジェット働く魅力としては「年齢不問(23.6%)」や「自分のペース(22.4%)」が挙がる一方、働く際の不安では「収入の安定性(49.3%)」と「事故・安全面(48.3%)」が約半数に達しています。
Ms.ガジェット自由度の高さに魅力を感じる反面、歩合制による収入の変動や事故のリスクを現実的なハードルとして捉えている様子が伝わってきます。
支援制度による印象の変化:44.6%が改善すると回答、費用負担や研修が重視される
質問5では、どのような制度や条件があればタクシードライバーという仕事への印象が良くなるか(複数選択可)を調査しました。その結果、「二種免許取得費用の会社負担・支援」が35.9%で最多となりました。

続いて「未経験者向けの研修制度」が28.7%、「入社後一定期間の給与保証」が28.6%、「休日を確保しやすい勤務体系」が26.0%、「勤務日数や勤務時間を選びやすい制度」が24.8%、「カーナビや配車アプリなどの業務サポート」が23.8%、「社会保険や福利厚生の充実」が19.6%、「定年後やシニア世代でも働きやすい制度」が18.5%、「女性が働きやすい設備・制度」が14.6%、「売上や成果に応じて収入アップを目指せる給与体系」が12.2%となりました。「特に印象は変わらない」は28.6%、「その他」は3.9%でした。
質問6において、これらのような制度やサポートが充実していることを知った場合に仕事への印象がどのように変わるかを尋ねたところ、「かなり良くなると思う」が9.9%、「やや良くなると思う」が34.7%となり、合わせて44.6%が好転すると回答しました。

一方、「あまり変わらないと思う」は24.5%、「まったく変わらないと思う」は16.0%、「分からない」は15.0%となっています。サポート環境の周知が、一定割合の人にとって職業イメージを見直す契機になることが示されています。
Mr.ガジェット「二種免許取得費用の会社負担」が35.9%、「研修制度」が28.7%と、参入初期の支援策が印象改善につながる要因として挙げられ、充実を知ることで44.6%の人の印象が良くなると答えています。
Ms.ガジェット免許取得費用や未経験への研修が会社側で用意されていると知るだけでも、仕事に対する心理的ハードルはかなり下がりそうですね。
職業検討の経験と求人への関心:77.4%は未検討、情報としては「実際の給与・年収例」を希求
質問7でこれまでにタクシードライバーとして働くことを選択肢として考えた経験を聞いたところ、「まったく考えたことがない」が77.4%を占めました。

検討経験がある層の内訳は、「考えたことはないが、条件次第では検討できる」が11.2%、「少し考えたことがある」が6.8%、「具体的に検討したことがある」が3.2%、「実際に求人を調べたことがある」が1.4%でした。
質問8で給与や勤務体系、研修制度などを詳しく知る機会があれば求人情報を見てみたいかを尋ねると、「積極的に見てみたい」が1.0%、「機会があれば見てみたい」が10.5%で、閲覧意向の合計は11.5%となりました。

一方で「まったく見たいと思わない」が53.6%、「あまり見たいと思わない」が17.2%、「どちらともいえない」が17.7%でした。
質問9において、求人を検討するとしたらどのような情報を特に知りたいか(複数選択可)を聞いたところ、最も回答が集まったのは「実際の給与・年収例」の39.8%でした。

次いで「勤務時間・勤務スケジュール」が36.4%、「休日・休暇制度」が27.2%、「二種免許取得サポート」が23.8%、「福利厚生」が22.6%、「給与保証制度の有無」が21.1%、「歩合給・給与体系」が20.4%、「実際に働くドライバーの声」が19.0%、「未経験者向けの研修内容」が18.9%、「50代・60代以降の働き方」が18.0%、「職場の雰囲気」が15.3%、「女性ドライバーの働き方」が12.2%、「その他」が17.9%となりました。
Mr.ガジェット77.4%が選択肢として考えたことがないと答えていますが、条件次第で検討できる層が11.2%存在します。知りたい情報では「実際の給与・年収例」が39.8%で最多でした。
Ms.ガジェット未検討の人が大半でも、具体的な給与例や勤務スケジュールが明確に提示されれば検討の余地がある層も少なからずいるのですね。
自由回答にみる生活者の関心と調査の総括
質問10の自由記述(意外だと思ったことやもっと知りたいこと)では、給与の具体的な計算基準や労働実態、現場の声に対する疑問が多く挙げられました。回答者からは「月にどのくらいの給料が安定してもらえているのか(30代・女性)」「勤務時間が長くて大変だという話を聞いたことがあるので、実際の勤務時間についてもっと知りたい(50代・男性)」「歩合と言いますがどのような給与体系か知りたい どういう計算で給与出しているか(70代・女性)」「実際に就業している人の感想や満足度です(70代・男性)」といった声が寄せられています。また、「田舎に住んでいるので女性ドライバーは見かけないが、実際に田舎で女性ドライバーは増えているのかどうか知りたい(60代・男性)」「ドライバーから見て良いお客さんの特徴を知りたいです(40代・女性)」などの意見もありました。
調査を実施した両社は、タクシードライバーに対して収入や安全面への不安を抱く人が多い一方、免許取得支援や研修制度などの実態が伝わることで印象が向上する傾向が見られると総括しています。仕事への理解を深める上では、給与例や勤務スケジュール、サポート体制に関する具体的な情報提供が重要になると述べています。
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自由回答にあった給与の計算方法や女性の働き方など、求人票の文字だけでは見えにくい現場の実態情報がもっと共有されると良さそうです。