株式会社タスカジは、同社代表取締役の和田幸子氏が一般社団法人Startup Lady協会の主催する「Startup Lady Award」において起業家部門を受賞したと発表しました。授賞式は2026年10月28日にGemmyo Tokyo Boutiqueにて開催され、12年以上にわたる家事支援事業の実績とともに、家事の判断知見をAIおよびフィジカルAIへ展開する構想の成長性と具体性が評価されました。
受賞の概要と主催者による選出理由
タスカジは、家事の負担が女性のキャリアを阻害する構造的課題に対して取り組んできた企業です。今回の受賞では、社会的な貢献度に加え、蓄積された家事の知見をAIやフィジカルAIへ拡張する構想の実現性と成長性が評価対象となりました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| アワード名 | Startup Lady Award |
| 主催 | 一般社団法人Startup Lady協会 |
| 受賞部門 | 起業家部門 |
| 受賞者 | 株式会社タスカジ 代表取締役 和田 幸子 |
| 授賞式日程・会場 | 2026年10月28日(水) Gemmyo Tokyo Boutique(東京・表参道) |

主催者発表による選出理由として、家事を依頼したい個人と仕事にしたい個人が直接つながるプラットフォーム「タスカジ」を通じて職業像の変革に向き合ってきた社会性が挙げられています。また、依頼者15万人およびマッチング100万件超の事業を12年連続の増収で成長させ、蓄積データを土台に家事判断支援アプリからフィジカルAIへと段階的に展開する道筋の具体性も評価されました。
Mr.ガジェットマッチング実績や連続増収という事業基盤に加え、家事の判断をAIやロボット向けに構造化していく具体的な展開計画が評価された点に注目できます。
Ms.ガジェット家政婦サービスの運営にとどまらず、蓄積したノウハウをAIやロボティクスへつなげる構想があるのですね。
家事の「判断」をAIおよびフィジカルAIへ拡張する3段階のロードマップ
タスカジでは、家事を作業の手順だけでなく、限られた時間内で何から優先して着手するか、各家庭で触れてはいけないものは何かなどを状況に応じて組み立てる「判断」として捉えています。同社はこのプロの判断過程をデータ化し、次の3つの段階で展開する方針を示しています。
- いま(家事のプロと家庭をつなぐ):プラットフォーム運営を通じた約100万件のマッチング実績と、依頼内容・レビュー・品質評価記録の蓄積
- 2026年から(判断を構造化しAIで支える):NEDO「SBIR推進プログラム」採択を受け、在宅生活支援・訪問介護現場に向けたAI家事判断支援アプリの概念実証を実施
- 将来構想(家庭で働くフィジカルAIへ):空間や物の認識に加え、各家庭に応じたルールの判断基盤をフィジカルAI(家庭向けロボット等)が活用できる形へ発展
タスカジは創業ミッションである「世界の家事をゼロにする」を目指し、家庭向けロボティクス、AI、家電、住宅分野などの企業や研究者との共創を進めており、法人向けソリューション事業であるタスカジ研究所を通じてパートナーの募集を行っています。
Mr.ガジェット2026年からはNEDO採択事業として在宅支援向けの判断支援アプリ実証を進め、その知見を家庭用ロボットなどのフィジカルAIへ生かす段階的設計となっています。
Ms.ガジェット家庭ごとにルールや触ってはいけないものが違うので、その判断基準をシステム化するのは技術的にも興味深いです。
「Startup Lady Award」の概要と選考基準
Startup Lady Awardは、一般社団法人Startup Lady協会が主催する表彰企画です。「挑戦を称え、次世代のロールモデルを社会へ」をコンセプトとし、女性起業家や女性の活躍を支える人物、社会課題の解決に取り組む対象(性別不問)を、実績とともにその背景ストーリーに焦点を当てて表彰しています。
表彰部門には起業家部門、投資家部門、社会課題解決部門の3つが設けられています。審査は応募書類とファイナリストへのオンライン面談をもとに進められ、社会性・成長性・実現性などの観点から選定が行われます。特別協賛・アワードパートナーにはジュエリーブランドのGemmyoが参加しています。
タスカジの事業展開とタスカジ研究所の取り組み
株式会社タスカジは、2014年にシェアリングエコノミー型の家事代行マッチングサービス「タスカジ」をリリースしました。ハウスキーパー(タスカジさん)と利用者を直接マッチングする仕組みを運営し、利用者数は10万名を超えています。
また、法人向けソリューション事業である「タスカジ研究所」では、住宅、家電、食品、消費財などの企業に向けて、プラットフォームに蓄積された生活行動データを起点としたリサーチや商品開発、マーケティング支援を展開しています。実生活の現場で得られるインサイトの可視化や、AIを活用した生活データ分析などを通じて共創プロジェクトを行っています。
Ms.ガジェットマッチングサービスだけでなく、生活現場のデータを研究開発に生かすタスカジ研究所のような法人展開も行われているのですね。
- 本記事で使用している画像は、メディアユーザーとしてPR TIMESより提供されたプレスリリース素材を利用しています。


起業家や投資家だけでなく社会課題解決部門もあり、実績だけでなくストーリーや社会性も含めて審査されているのが印象的です。