株式会社ソトバコは、スマートフォンの写真をもとに現場作業を記録するクラウドサービス「ラクだな」において、新機能「期限チェック機能」の提供を2026年11月4日に開始しました。期限切れ、期限が近い商品、未確認の商品のみを画面に並べ、現場の見回り作業と廃棄ロスの削減を図ります。

新機能「期限チェック機能」の概要と運用変化
これまでの現場では、毎月紙のリストを手に持って倉庫や売り場を回り、商品の日付を1つずつ確認する運用が一般的でした。冷蔵庫や倉庫の奥で取った手書きメモを事務所に戻ってから転記する必要があり、確認作業の進捗を本部がリアルタイムに把握しづらい課題が存在していました。
「期限チェック機能」の導入により、スマートフォンの一覧に抽出された「要チェック」の商品だけを確認しに向かう運用へ移行できます。現場での確認は「一番期限の近い日付は○○ですか?」という画面表示に対して「はい・いいえ」で回答する形式となっており、アルバイトやパートスタッフでも作業を分担しやすくなります。オフライン対応を備えており、電波の届かない倉庫の奥や冷蔵庫内でも記録が可能です。端末内に保持されたデータは電波の回復時に自動送信され、本部からも拠点ごとの状況を同じ一覧画面で確認できます。
Mr.ガジェット冷蔵庫や倉庫の奥など電波が届きにくい現場でも、一度開けばそのまま入力できて後から自動同期される仕組みは実用的ですね。
Ms.ガジェット紙のメモを持って事務所と現場を往復する手間が減るだけで、日々の巡回負担がかなり変わりそうです。
「期限チェック機能」の主な特長
要チェック商品の絞り込みとアラート表示
期限一覧の「要チェック」表示には、期限切れ、期限が近い商品、まだ期限を確認していない商品だけが抽出されます。期限に余裕のある正常な商品は非表示となるため、施設内の全商品を網羅して見回る必要がなくなります。期限が迫っている商品は残り日数に応じて赤色・黄色で視覚的に色分け表示されます。初期設定値は赤色が14日以内、黄色が30日以内となっており、会社全体での一括設定のほか、商品ごとの個別設定にも対応しています。

直近期限に絞ったシンプルな確認フロー
同一商品の中で異なる期限の在庫が混在している場合でも、システムに登録・管理する日付は最も近い期限の1つのみに限定されます。作業担当者は現物を確認し、画面の日付と一致していれば「はい」を押し、異なる日付であれば次に近い日付を入力します。すでに商品がなくなっている場合は「在庫なし」を選択する設計となっており、入力工数を抑えています。

Mr.ガジェット同じ在庫に複数のロットが混ざっていても、システムで追うのは『直近の1つだけ』という割り切りが運用の継続性を高めています。
Ms.ガジェット画面の日付と現物を見て『はい』か『いいえ』を選ぶだけなら、新人やシフト勤務のスタッフでも迷わず作業を引き継げますね。
棚卸連動と設備部品・消耗品への応用
月ごとの棚卸作業においてスマートフォンのカメラで商品を撮影する際、最も近い期限を合わせて入力することが可能です。棚卸画面で登録した期限情報は期限一覧へ自動反映されるため、棚卸実施月に別途期限確認の見回りを行う手間を省略できます。

本機能は食品の賞味期限や消費期限の管理にとどまらず、製造設備の部品、フィルター、電池、パッキンといった消耗品の交換時期管理にも活用できます。交換時期が近づいた部材が赤色や黄色で一覧に表示されるため、予期せぬ設備停止の予防に役立てられます。

Mr.ガジェット食品の賞味期限だけでなく、工場のフィルターや電池といった設備の消耗品管理にも同じ枠組みをそのまま流用できる点が興味深いです。
Ms.ガジェット月末の棚卸撮影に合わせて期限もまとめて登録できるので、見回りの回数自体を減らせる運用設計が助かります。
写真を用いた廃棄記録
期限切れや破損などで商品を廃棄処分する場合、現場で対象の写真を撮影し、数量と「賞味期限切れ」などの理由を入力して廃棄データとして登録できます。日ごとの廃棄品目や数量、理由がクラウド上に蓄積されるため、廃棄ロス状況の正確な把握をサポートします。

Ms.ガジェット廃棄処分する際に写真を撮って理由を残しておけば、後から品目ごとのロス原因を振り返るときにも記録が役立ちそうです。
想定される主な利用シーン
「期限チェック機能」は、食品製造から倉庫管理、飲食の仕込みまで多様な現場での運用が想定されています。
- 食品工場の原材料置き場:製造工程に入る前に、期限が近い原材料を一覧で確認して先入れ先出しの優先順位を決定
- 給食・飲食のセントラルキッチン:仕込みの合間に要チェック商品のみを冷蔵・冷凍庫で確認し、責任者は事務所から結果を閲覧
- 食品卸の倉庫:要チェック商品の個別確認に加え、指定した棚や冷蔵庫内の在庫商品をまとめて確認
- 工場・製造業:設備のフィルターや消耗部品の交換予定日を一覧で把握し、計画的な資材手配に活用
- 月末の棚卸:棚卸撮影時に最も近い期限を同時登録し、同月の期限確認作業を統合
Ms.ガジェット製造ラインの先入れ先出し確認から卸倉庫の棚単位の見回りまで、現場の規模や業務形態に合わせて使い分けられる柔軟さがありますね。
「ラクだな」の提供プランと利用条件
「期限チェック機能」は、「ラクだな」を契約している全企業が追加費用なしで利用できます。チェック対象とする商品は商品ごとにオン・オフの個別設定が可能です。期限チェック対象のフラグやアラート日数はCSVによる一括登録に対応し、棚卸表のCSVエクスポート時には「最も近い期限」の項目が出力されます。
「ラクだな」自体の利用料金は初期費用が0円で、登録する商品マスタ数に応じた月額プランが設定されています。いずれも1拠点あたりの税抜月額費用となり、拠点の追加やユーザーの追加にも対応しています。
| プラン名 | 月額料金(税抜) | 備考 |
|---|---|---|
| プランS | 980円 | 1拠点分、初期費用0円 |
| プランM | 9,800円 | 1拠点分、初期費用0円 |
| プランL | 25,000円 | 1拠点分、初期費用0円 |
| プランMAX | 要相談 | 大規模拠点・多拠点向け |
動作環境はスマートフォンおよびパソコンのWebブラウザに対応しています。ソトバコは今後の展開として、期限が近づいた商品をメールで自動通知する機能など、確認工数をさらに削減する機能の拡充を予定していると発表しています。
Mr.ガジェット既存の契約企業には追加料金なしで本機能が提供され、プランSなら月額980円から導入できる料金体系になっています。
Ms.ガジェット専用アプリのインストールが不要で、スマホやPCのブラウザからすぐ動かせる手軽さも導入しやすさにつながりそうです。
- 本記事で使用している画像は、メディアユーザーとしてPR TIMESより提供されたプレスリリース素材を利用しています。

期限に余裕がある品は最初から非表示で、赤や黄色の残り日数だけで見回る品が絞り込めるのは直感的で迷いにくそうですね。