株式会社Arstructは、AI出版支援サービス「出版ラクダ」において、作成した書籍を自動掲載できる公開LP「マイ本棚」機能を追加したと発表しました。原稿整理や表紙・挿絵生成、出版データ出力に加え、完成後の紹介ページまで同サービス内で準備できるよう支援します。
「マイ本棚」機能の追加背景と役割
本機能は、書籍を制作した後に生じる「どこで、どう紹介するか」という準備の負担を軽減するために用意されました。経営の経験や業務のノウハウをまとめた書籍であっても、SNSでの告知や自社サイトでの掲載など、案内先となる紹介ページが別途必要となります。しかし紹介ページを個別に制作する場合、掲載内容の整理やページの作成・公開といった作業が発生し、本づくりを終えた後に告知の準備まで手が回らない課題がありました。
「マイ本棚」は書籍を制作するための画面ではなく、完成した本を読者へ紹介するための公開用Webページとして機能します。利用者は掲載する書籍や公開内容を確認したうえで、発行されたURLをSNS、自社サイト、著者プロフィールなどに案内先として設定できます。

Mr.ガジェット本を作った後の告知ページ制作は意外と手間がかかる作業なので、同じサービス内で自動生成される仕組みは工程の短縮に直結しそうです。
Ms.ガジェットSNSから誘導するときに、本の内容をまとめたページがすぐに用意できるのは助かりそうですね。
出版ラクダの制作フローと連携する紹介導線
出版ラクダでは、手元の原稿や資料を取り込んで目次と本文を整え、表紙候補や挿絵を生成する機能を備えています。表紙はテイストを選択して候補を用意し、挿絵は本文に沿った配置候補と画像を検討できる仕組みです。完成したデータは、EPUB、Kindle入稿用EPUB、PDF、Markdownなどの出版データ形式へ出力可能です。
今回の機能追加により、出版データを出力するだけでなく、本を紹介するWebページまで同サービス内でまとめて用意できるようになりました。例えば、SNSの投稿で本を執筆した背景や要点を短く伝え、詳細に関心を持った読者をマイ本棚へ案内するといった導線設計が可能です。各媒体への投稿やリンクの設置作業は利用者が行います。

利用時の確認事項と料金体系
マイ本棚機能を利用するにあたり、公開する書籍の内容や使用素材の利用権限、著者情報、紹介文の正確性は利用者が事前に確認する必要があります。特に顧客の秘密情報や、公開許可を得ていない社内事例などが含まれていないかの確認が求められます。
また、マイ本棚への掲載と外部ストアでの販売開始は別の工程として扱われます。Amazon等で販売する場合は、利用者がKindle Direct Publishing(KDP)で書籍情報を登録し、原稿および表紙の入稿と公開申請を行う必要があります。販売開始にはAmazon側の審査を通過する必要があり、マイ本棚に掲載しただけで自動的に販売が始まるわけではありません。
出版ラクダの制作機能は、有料の都度購入制で提供されており、月額の継続課金はありません。マイ本棚の対象プランや掲載・公開条件などの詳細は、購入時の案内で確認する形となっています。
Mr.ガジェット月額サブスクリプションではなく都度購入制になっているため、単発で1冊を制作・公開したい場合でもコスト管理がしやすい設定です。
Ms.ガジェットマイ本棚に載せることとAmazonでの販売開始は別手続きなので、KDP側の入稿や審査を忘れないように意識したいところです。
- 本記事で使用している画像は、メディアユーザーとしてPR TIMESより提供されたプレスリリース素材を利用しています。

原稿整理や表紙の生成だけでなく、各種フォーマットへの出力から公開ページの用意まで一連の流れがつながっている点に使いやすさを感じます。