株式会社ショーケースは、自社が開発・提供する本人確認ツール「ProTech ID Checker」において、2026年内の提供開始を目指して新たにSDK(Software Development Kit)の提供準備を進めていると発表しました。従来のローコードやAPI連携にSDKが加わることで、自社アプリへの本人確認機能の実装を支援する方針です。

自社アプリへの組み込みを支援するSDKと3つの導入形態
今回提供が予定されているSDKは、自社アプリへ本人確認機能を組み込むためのプログラムや開発ツールをまとめた開発用セットです。ゼロからの機能開発を行わずにあらかじめ用意された部品を利用して実装できるため、開発期間の短縮や開発工数の削減、人的リソースの有効活用が期待できるとしています。既存アプリへの本人確認機能の追加や、新規アプリ開発時の導入といったニーズに対応します。

同ツールにおける各導入形態の特徴は次のように整理されています。実際の使い分けや開発負荷は、各サービスの仕様やシステム構成によって異なります。
| 導入方法 | 特徴 |
|---|---|
| ローコード | コードを書く作業が少なく、開発負担を抑えやすい。 |
| API | システム同士をつなぐ窓口。自社システムと本人確認サービスを連携する。 |
| SDK | 特定のサービスなど機能を組み込むための開発用セット。自社アプリへの機能追加を支援する。 |
Mr.ガジェットローコードの手軽さやAPIの連携性に加えて、SDKが選べるようになるとアプリ内のUIや体験設計に合わせた実装を進めやすくなりそうです。
Ms.ガジェットブラウザに移動させずアプリの中で本人確認を完結させたい場合など、開発方針に合わせて選べる選択肢が増えるのは助かりますね。
本人確認ツール「ProTech ID Checker」の特徴と認証方式
「ProTech ID Checker」は、銀行・証券口座の開設や携帯電話の契約、古物買取、会員登録など、対面および非対面を問わず活用できるトータルKYCサービス(TKYC)です。マイナンバーカードのICチップを活用した公的個人認証(JPKI方式)をはじめ、運転免許証や在留カードなどのIC認証にも対応しています。
ショーケースによると、TFCO株式会社による調査(日本国内の法人向け総合型eKYCサービスを対象に個別サービス単位の累計導入社数を比較、調査期間:2026年7月6日〜2026年9月7日)において、日本国内のeKYC事業で累計導入社数日本No.1を獲得しているとのことです。2026年11月時点で累計500社以上に導入されています。
取得特許およびセキュリティ基準
法令準拠やセキュリティ体制として、以下の認証や権利取得が公表されています。
- 改正後の犯罪収益移転防止法に対応(第6条第1項第1号ホ:顧客などの本人特定事項の確認方法)
- 特許取得済:特許第7100334号および特許第7475692号(発明名称:認証装置、認証方法、及びプログラム)
- 特許取得済:特許第7329204号(発明名称:本人確認システム、オペレータ端末及び本人確認システムプログラム)
- 日経xTECH EXPO AWARD 2019 「セキュリティー賞」受賞
- ASPIC IoT・AI・クラウドアワード2020:支援業務系ASP・SaaS部門「先進技術賞」受賞
- ASPIC認定サービス(特定個人情報ASP・SaaS情報開示認定、認定番号:特個 0002-2011)
- SOC 2 Type 2報告書を取得(対象サービス:ProTech ID Checker、評価基準:セキュリティ、可用性、処理の完全性、機密性、プライバシー、対象期間:2025年8月18日〜2025年11月18日)
Ms.ガジェット個人情報を扱うサービスだけに、犯収法への対応やSOC 2 Type 2報告書の取得など、セキュリティ面の情報がしっかり公開されていると安心感があります。
SDK提供に向けたスケジュールと問い合わせ窓口
「ProTech ID Checker」のSDKは、2026年内の提供開始を目指して準備が進められています。具体的な提供時期、対応環境、仕様に関する詳細情報や、自社アプリへの組み込み検討、既存のAPI連携との違い、今後の開発計画に向けた情報収集などの相談は、専用のサポート問い合わせ窓口で受け付けています。
Ms.ガジェット2026年内の提供開始を目指しているとのことなので、アプリの開発ロードマップに合わせて具体的な対応環境や仕様の詳細を追っていきたいですね。
- 本記事で使用している画像は、メディアユーザーとしてPR TIMESより提供されたプレスリリース素材を利用しています。

マイナンバーカードのJPKI方式や各種ICチップ認証など、オンライン本人確認で必要とされる方式に幅広く対応している点が心強いです。