SBIトレーサビリティ株式会社は、神戸肉流通推進協議会が認定する国内外の神戸ビーフ指定登録店へ貸与されるブロンズ像およびポップの認証管理において、NFCタグとブロックチェーン技術を活用したトレーサビリティ・サービス「SHIMENAWA(しめなわ)」が採用されたと発表しました。
導入の背景と従来の課題
神戸肉流通推進協議会は、神戸ビーフの定義を明確にし、品質とブランド価値を守る目的で設立された団体です。同協議会では神戸ビーフを取り扱う販売店や生産者等を指定登録し、正規取扱店の証としてブロンズ像を貸与しています。従来のアナログな認定証管理運用では、有効期限を迎えた際のブロンズ像の回収が難しく、期限終了後も継続して使用されるケースがあるなど、認定状況を正確かつ継続的に管理する面で課題を抱えていました。また、国内外の消費者が正規認定店舗であることを容易に確認できる環境の整備も求められていました。
Mr.ガジェット貸与したブロンズ像が有効期限切れ後も回収されずに使われ続けるといった、実物管理ならではのアナログな課題をデジタル認証の連携で解決する狙いです。
Ms.ガジェット正規の取扱店かどうかを店頭で見分けるのが難しかった状況に対して、明確な確認手段ができるのは安心感がありますね。
NFCタグとブロックチェーンを活用した認証の仕組み
今回のシステム導入に伴い、国内外の指定登録店に貸与するブロンズ像にNFCタグが貼付されるほか、消費者が認証情報にアクセスしやすいようNFCタグ内蔵の指定登録店証明ポップが新たに作成されました。タグに登録された店舗情報と認証情報はブロックチェーン上に記録され、耐改ざん性を備えたデータ構造により認証情報の信頼性向上が図られます。なお、「SHIMENAWA」では株式会社Uni Tagと共同開発したロゴ入り専用NFCタグが採用されています。

Mr.ガジェットブロンズ像本体だけでなく新たにNFCタグ入りの卓上ポップを用意することで、店頭を訪れた人が端末をかざしやすい導線を作っています。
Ms.ガジェット像だけでなくポップでも読み取れる形なら、食事や買い物の際にも手軽に確認しやすそうです。
スマートフォンでの確認方法と一元管理体制
神戸肉流通推進協議会は日本国内に加え、米国、欧州、アジア各国などのレストランや販売店を海外指定登録店として認定し、正規取扱店の証としてブロンズ像とポップを貸与しています。消費者はこれらに添付されたNFCタグにスマートフォンをかざすことで、専用アプリを介さずにWebブラウザ上で正規指定登録店名、指定登録番号(認証ID)、有効期限などの認証情報を確認できます。

協議会側はSHIMENAWA管理システムを通じて、国内外の指定登録店に関する認証状態、有効期限、設置状況などを一元的に把握可能です。認定更新や登録失効時には認証ステータスを迅速に変更できるため、消費者は常に最新の認証情報を確認できる環境が整います。協議会は今後、認証情報の管理・確認機能に加えてNFCタグを活用した情報発信の充実についても検討を進めるとしています。
Mr.ガジェット専用アプリのインストールが不要で、スマートフォンのブラウザから直接店舗名や有効期限を照会できる仕組みが特徴となっています。
Ms.ガジェットアプリを入れずにすぐブラウザで有効期限まで確かめられる手軽さは、旅行先や海外店舗でも使いやすそうだと感じます。
トレーサビリティ・サービス「SHIMENAWA」の概要
SHIMENAWAは、ICタグ(RFID/NFC)とブロックチェーン技術を用い、現物資産やカード等に固有IDを付与して関連情報を一元的に記録・管理するサービスです。真正性の確認、利用・配布履歴の記録、タグ経由でのデジタルコンテンツ配信、入出荷・在庫管理など、用途に応じた管理に対応しています。
- 本記事で使用している画像は、メディアユーザーとしてPR TIMESより提供されたプレスリリース素材を利用しています。

現物資産の真贋確認から履歴管理まで幅広く対応するサービスとのことで、食品ブランド以外での活用例も気になります。