デジタルフォレンジック24は、2026年9月29日より退職者PCログ解析・不正調査パッケージの提供を開始したと発表しました。退職予定者や退職者による営業秘密や個人情報の不正持ち出し、端末の意図的なデータ消去に対応するサービスとなっています。
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サービス提供の背景にあるリスク
雇用の流動化が進み転職が一般化する一方で、競合他社への転職時における顧客リストや技術ノウハウ、見積・企画書などの営業秘密の不正持ち出しトラブルが急増しています。同社によると、特に以下のような課題が企業の深刻なリスクとなっているとのことです。

- 巧妙化する隠蔽工作:退職直前にファイルを削除するだけでなく、OSの初期化や履歴消去ツールを使用するケースが増加しています。
- 初動の遅れによる証拠消失:PCをそのまま別の社員へ再配布・上書きしてしまい、決定的な証拠が失われてしまいます。
- 立証の難しさ:疑わしいものの客観的・技術的な証拠が不足しており、法的措置や損害賠償請求に踏み切れない状況が発生しています。
こうした背景を受け、事後調査はもちろん、退職申し出直後の念のための保全から対応できる専用パッケージの立ち上げに至ったと説明しています。
退職者PCログ解析・不正調査パッケージの特長
本パッケージでは、退職者が使用していたPC等の証拠保全から、外部記録媒体の接続履歴、クラウドストレージへのアップロード痕跡、削除されたファイルの復元までをワンストップで実施します。

- 削除・初期化されたデータの高度復元技術:ゴミ箱からの完全削除や端末のクイックフォーマット、専用ツールによる消去痕跡がある場合でも、高度なデータ復旧ノウハウを活用してファイルやアクセスログの復元を試みます。
- 多角的な持ち出しルートの特定・可視化:単なるファイルの存在確認にとどまらず、行動を時系列で特定します。
- 証拠性を担保した法的有効レポートの提出:証拠保全の国際標準に準拠したクローン作成を行い、社内処分や示談交渉、裁判、捜査機関への届出にそのまま活用できる客観的レポートを作成します。
主な調査対象と解析項目
本パッケージにおける調査の対象機器や具体的な項目は以下のとおりとなっています。

| 区分 | 調査内容・対象 |
|---|---|
| 対象機器 | Windows PC、Mac、外付けストレージ等 |
| ファイル履歴 | ファイル作成・更新・アクセス・削除履歴の復元 |
| 外部デバイス | USBストレージ等の外部デバイス接続履歴 |
| 通信・クラウド | メール送受信・添付ファイル履歴、クラウドストレージへのアクセス・アップロード履歴 |
多角的な持ち出しルートの特定においては、USBメモリや外付けHDDなどの接続日時や型番、個人用クラウドや個人メールへの添付送信履歴、直前の大量印刷履歴、ファイルの名称変更や暗号化の痕跡などを可視化するとしています。
サービス提供の概要と流れ
サービスの利用にあたっては、まず退職者の状況や発覚の経緯、対象機器のヒアリングを無料で行います。その後、現物の完全な複製を作成して原本性を保護し、専門技術によるログ解析および削除データの復元を実施したうえで、詳細レポートの提出と報告が行われます。

提供開始日は2026年9月29日となっています。
- 本記事で使用している画像は、メディアユーザーとしてPR TIMESより提供されたプレスリリース素材を利用しています。

