株式会社レクビィは、内閣府が和歌山県新宮市で実施する大規模災害発生時におけるキャンピングカーの運用検証に参加することを発表しました。南海トラフ地震を想定した今回の検証では、被災地での前線拠点としてスタッフが滞在する運用を確認するため、災害ボランティア用キャンピングカー「プロンテVVDR」が選定されています。
内閣府による災害時実証運用の概要
今回の検証は、南海トラフ地震の発生時に被災地前線拠点で内閣府スタッフが滞在する手段として、キャンピングカーを派遣した際の現地運用状況を確認する取り組みです。エアコンやシャワールームなどの設備を備えていることから、レクビィの製品が選ばれました。
Mr.ガジェット南海トラフ地震を想定し、内閣府の前線拠点としてキャンピングカーが滞在・運用可能かを確かめる現地検証です。
Ms.ガジェット被災地で支援を受けずに拠点を維持できるかどうかの運用テストなのですね。
開催日程と実施場所
実証運用の実施概要は以下の通りです。
- 実施主体: 内閣府
- 実施日程: 令和8年11月4日(水)~令和8年11月5日(木)
- 実施場所: 和歌山県新宮市
- 参加車両: 災害ボランティア用キャンピングカー「プロンテVVDR」
参加車両「プロンテVVDR」の概要と電装設備
参加車両の「プロンテVVDR」は、都道府県知事からの要請により市民ボランティアが被災地へ向かう状況を想定して開発されたキャンピングカーです。2〜3名のボランティアが現地からの支援を受けることなく、自己完結型で活動を行えることを目的としています。

電装系には新24V電装システムを採用し、使用機器の効率向上や配線の効率化を図っています。電源には同社オリジナルの7.2kWh大容量リチウムイオンバッテリーを搭載しており、2泊3日の活動に十分対応できる電力を供給します。
Mr.ガジェット7.2kWhの大容量リチウムイオンバッテリーと新24V電装を組み合わせ、2泊3日のボランティア活動を自己完結させる設計です。
Ms.ガジェット現地のライフラインに依存せず数日間活動できる電力設計は頼もしいですね。
水浄化システムと「プロンテVVDR」の防水マルチルーム
プロンテVVDRは、衛生的な環境を保持するために独自開発の防水マルチルーム(実用新案登録第3240872号)と水処理システムを搭載しています。車体後部に設置されたシャワールームと水浄化機能を組み合わせることで、水資源の限られた被災地での使用に対応します。

水処理には逆浸透膜フィルターを利用した水浄化・再利用装備を組み込み、身体を洗う際に石鹸を必要としないマイクロバルブ水発生器を備えています。
Mr.ガジェット実用新案登録済みの防水マルチルームに、逆浸透膜フィルターによる水浄化再利用とマイクロバブル発生器を組み合わせています。
Ms.ガジェット石鹸を使わずに体を洗えて水も再利用できる点は、断水時を考えると非常に実用的です。
車室内の収納設計と内装仕様
プロンテVVDRの内装は、ミリ単位で有効スペースを見直すことで活動用アイテムをすっきりと収納できるレイアウトに設計されています。座席には傷がつきにくいレザーシートを採用し、内装材も合皮に変更されました。

さらに、防水マルチルームや車室内の素材として、エアバッグのアップサイクル布地が活用されています。
Ms.ガジェット傷に強いレザーシートやエアバッグのアップサイクル布地など、過酷な活動を想定した素材選びが印象的です。
「レクビィ カントリー クラブ」の防水マルチルームとの比較
レクビィの通常モデルである「レクビィ カントリー クラブ」にも防水マルチルームが搭載されており、同社の技術基盤となっています。災害用モデルのプロンテVVDRでは、この防水ルームに加えて水再利用装置や石鹸不要の洗浄システムなど、救援活動に特化した機能が追加されています。

Mr.ガジェット通常モデルのカントリークラブで培われた防水マルチルームのノウハウを、災害派遣用に発展させています。
Ms.ガジェット市販モデルで培った防水構造が、防災専用車両のベースとして活かされているのですね。
- 本記事で使用している画像は、メディアユーザーとしてPR TIMESより提供されたプレスリリース素材を利用しています。

和歌山県新宮市で2日間にわたって現地運用が確認される予定です。