プレミアグループ株式会社は、急速に発展するAI技術における情報漏えいやプライバシー侵害、不正確な情報の生成(ハルシネーション)といった社会的リスクに対応し、適切なガバナンス体制を構築するため、2026年11月1日付で「グループAIポリシー」を策定・施行しました。
同社はミッションである「豊かな社会を築き上げることに貢献する」の実現、および新中期経営計画『Change & Prove 2030』に掲げる「オートモビリティエコシステムの完成」に向けて、「人財×データ×AI」を掛け合わせたDX戦略を競争力の根幹と位置づけています。意思決定の迅速化や新たな商品・サービスの創出を図る「攻め」の姿勢を推し進める一方で、グループ各社が共通の原則とガバナンスのもとで安全にAIを活用するための「守り」の共通ルールとして本ポリシーが整備されました。

グループAIポリシーの特長と「5つの原則」
策定された「グループAIポリシー」では、人間の可能性を広げる価値創造の一助としてAIを利用することを基本とし、最終的な判断や意思決定は人間が行う「人間中心」の姿勢を徹底しています。また、同社グループのバリューである「強い」「明るい」「優しい」のさらなる向上を目指し、倫理的な利用を担保するための「5つの原則」を遵守事項として定めています。
- 公平性の確保
- 透明性及び説明責任の確保
- 情報セキュリティの確保
- プライバシー保護
- 知的財産保護
Mr.ガジェット人間が最終判断を行う『人間中心』を掲げたうえで、公平性や知的財産保護など5つの原則を定めています。
Ms.ガジェットリスクになりやすいハルシネーションや著作権の問題に対して、明確な指針が示されている点は安心感につながりそうです。
ガバナンス体制とDX人財育成プログラム
安全な環境下でのAIを用いたサービス開発やAIプラットフォームの活用を推進する施策として、4段階のレベル別DX人財育成プログラムと連動し、全社員のAI活用力向上を図る計画です。
ガバナンス面においては、特化した専門組織「AIガバナンス分科会」を2026年9月に設置済みです。2024年に発足した「情報セキュリティ分科会」や外部専門家とも連携を行い、策定されたルールと実務の実態に乖離が生じないよう迅速な改善サイクルを回す方針を示しています。
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2026年9月に専門の分科会を設置するなど、指針の公表にとどまらず運用体制を整えている動きに注目したいところです。