株式会社Praztoは2026年10月19日、ノーコードデータ連携クラウド「Passwork」において、社内ネットワーク内のデータベースやPC内のファイルをクラウドと安全につなぐ接続エージェント「Passwork Bridge」の提供を開始しました。
ネットワーク工事の課題とPasswork Bridgeの概要
SaaS同士のデータ連携はAPIの普及により標準化が進む一方で、基幹システムやオンプレミスのデータベース、担当者のPC内で更新されるExcelやCSVファイルは、クラウド側から直接アクセスできない状態が続いていました。これらを連携させる従来の手段には、ファイアウォールの設定変更やVPN、専用線の敷設といったネットワーク工事が必要であり、情報システム部門の負担や導入ハードルの高さがクラウド活用の壁となっていました。
Passwork Bridgeは、エージェントソフトウェアをインストールするだけでこれらの課題を解決することを目指した新しい接続方式です。

Ms.ガジェットVPN敷設やファイアウォール設定といった従来のネットワーク工事を伴わずに導入できる点が大きな特徴です。
Passwork Bridgeの主な特長とセキュリティ設計
Passwork Bridgeには、既存のセキュリティポリシーを維持しながら導入できるように設計された複数の特長があります。

- 外向きHTTPS通信のみを使用: 社内環境からクラウドのPassworkへ向けて一方向の接続を行うため、受信ポートの開放やVPNが不要で、ファイアウォールの設定を変更せずに導入できます。
- 接続情報の社内保持: データベースのパスワードなどの接続情報はBridgeエージェント内に保存され、クラウド側には送信されません。
- 多様なデータソースへの対応: MySQL、PostgreSQL、SQL Serverなどのリレーショナルデータベース(RDBMS)への直接接続に加え、ODBCおよびJDBCドライバ経由の接続、さらにPC上のExcelやCSVファイルもデータソースとして扱えます。
- クラウドからの集中管理: 本社のサーバーや各拠点のPCなど、複数台に導入されたPasswork Bridgeの稼働状況をPassworkのWeb管理画面からまとめて確認できます。
Ms.ガジェット外向きHTTPS通信のみを使用し認証情報をクラウド側へ渡さないため、社内セキュリティ基準を満たしやすい構成といえます。
4つの連携方式と利用シーン
Passwork Bridgeの提供開始により、Passworkにおけるデータの接続方式は合計4種類となりました。連携対象となるデータの配置場所や接続環境の制約に応じて、適切な方式を選択できます。

| 接続方式 | 適用条件・用途 |
|---|---|
| API連携(コネクタ) | 接続対象のサービスに公式APIが用意されている場合 |
| ファイル連携 | データがCSVやExcelなどのファイル形式で共有・配置される場合 |
| セキュア接続(VPC・VPN) | インターネット経由で直接接続できない環境の場合 |
| ブリッジ接続(Passwork Bridge) | 閉域網やVPNの構築も困難な環境の場合 |
Ms.ガジェットAPI連携やファイル連携に加え閉域網を組めない環境向けのブリッジ接続が揃い、環境に合わせた柔軟な選択が可能になりました。
「Passwork Bridge」の提供概要と仕様
Passwork Bridgeの動作環境および提供条件は以下の通りです。本機能はPasswork Standard Editionに標準装備されています。
| 項目 | 仕様・提供条件 |
|---|---|
| 名称 | Passwork Bridge(パスワーク ブリッジ) |
| 提供開始日 | 2026年10月19日 |
| 対応OS | Windows / macOS / Linux |
| 対応データソース | MySQL・PostgreSQL・SQL ServerなどのRDBMS直接接続、ODBC・JDBC経由の各種データベース、Excel・CSVファイル |
| 提供形態・料金 | Passwork Standard Editionに標準装備 |
Ms.ガジェット主要な3大OSに対応し、上位の追加オプションではなくStandard Editionに標準装備されている点に注目されます。
データ連携クラウド「Passwork」の機能
データ連携クラウド「Passwork」は、SaaS、各種データベース、データウェアハウス(DWH)、ファイルをノーコードで連携させるサービスです。接続先を選択して設定を行うことで、データの取込、変換、出力の各処理フローを自動実行できます。また、MCP(Model Context Protocol)に対応しており、ClaudeをはじめとするAIエージェントに対して自然言語で指示を出し、連携フローを構築する機能も備えています。
Ms.ガジェットMCP規格に対応しており、AIエージェントと自然言語で対話しながら連携フローを組める点も実務効率化の要素となります。
- 本記事で使用している画像は、メディアユーザーとしてPR TIMESより提供されたプレスリリース素材を利用しています。

