株式会社ナウキャストは、三菱商事都市開発株式会社に対して、法人営業AXツール「DataLens法人営業」および法人不動産ソリューションに特化したデータベースサービス「DataLens CRE営業」の提供を開始したと発表しました。不動産・都市開発事業における法人情報や不動産関連情報を活用した情報収集・調査業務の効率化と、営業活動や事業検討の高度化を支援します。
導入の背景と目的
三菱商事都市開発は、物流施設や研究開発施設などのインダストリアル領域、商業施設やホテルなどのリテール・エンターテインメント領域を中心に不動産・都市開発を行う総合デベロッパーです。同社では、開発物件のリーシング、CRE(企業不動産)提案、事業用地取得に向けた情報収集および調査を事業推進上の重要なプロセスと位置付けています。
不動産事業を取り巻く環境が変化するなか、事業機会を捉えるためにデータとデジタル技術を活用した情報収集・分析環境の整備を進めており、業務の効率化とDX推進を目的に両サービスの導入に至りました。
導入によって支援する業務領域
「DataLens法人営業」および「DataLens CRE営業」の提供を通じて、三菱商事都市開発における以下の3つの業務プロセスの効率化および高度化を支援します。
- 開発物件におけるリーシングの高度化:法人データベースと企業の拠点情報等を組み合わせ、テナント候補企業の抽出や事前調査の効率化を図り、リーシング活動の高度化につなげます。
- 不動産登記データを活用した事業用地のソーシング強化:「DataLens CRE営業」に備わる約1,000万件の不動産登記データと独自の面積抽出機能を活用し、条件を組み合わせて情報を収集・整理することで、候補地の調査・検討を効率化します。
- CRE領域におけるデータ活用とDXの推進:法人情報や不動産保有情報、社内外の関連情報を組み合わせて活用し、CREソリューション営業における調査・提案業務の効率化と生産性向上、新たな事業機会の発掘を支援します。
Mr.ガジェット開発物件のリーシングだけでなく、1,000万件規模の登記データを組み合わせた用地取得のソーシングやCRE提案まで業務ごとに活用範囲が整理されています。
Ms.ガジェット物件の誘致と用地仕入れの両面でデータ分析を組み込めるのは、業務効率の面で手堅い仕組みだと感じます。
提供サービス「DataLens法人営業」の特徴
「DataLens法人営業」は、法人営業に特化したセールスインテリジェンスツールです。登記情報、従業員数、求人広告、財務・IR、資金調達、インテントデータなどの静的・動的データを法人番号で統合した独自データベースを活用します。自社商材ニーズのスコアリングから、AIエージェントによる商談前レポート作成、アプローチメッセージの自動生成までを一気通貫で提供します。
社内データのクレンジングや連携基盤構築、独自の評価指標開発といったカスタマイズに対応するほか、運用面ではSalesforceやkintoneなどのCRM/SFAと連携可能です。また、MCP接続に対応しており、「Claude Cowork」をはじめとするAIアプリケーションと連携するデータレイヤーとしても活用できます。
Mr.ガジェット既存のCRMやSFAと連携するだけでなく、MCP接続によってClaude CoworkなどのAIツールと連携できる点がシステム構成上の特徴です。
Ms.ガジェット普段使っている営業ツールをそのまま活かしながら、最新のAIエージェントともつなぎ込める構成は扱いやすそうです。
提供サービス「DataLens CRE営業」の特徴
「DataLens CRE営業」は、「DataLens法人営業」シリーズにおける法人向け不動産ソリューション営業に特化したデータベースサービスです。ナウキャストが保有する500万社超の法人データと、TRUSTART株式会社が保有する約1,000万件の不動産登記データを組み合わせて活用します。
所有法人を起点とした不動産データ収集に加え、財務情報、保有不動産データ、拠点情報、大量保有報告書情報、求人・従業員データ等を組み合わせることで、資産売却ニーズの高い企業の発掘を支援します。AIによる不動産売却確率の予測や、土地の含み益の概算、遊休資産の可能性判定といった独自分析に対応し、Salesforceやkintone、Sansanなどの外部ツールとも連携可能です。
Mr.ガジェット法人情報500万社超とTRUSTARTの登記データを重ね合わせ、AIによる売却確率の予測や土地の含み益の試算を行える点が不動産特化の強みです。
Ms.ガジェット登記データと財務情報を紐づけて売却ニーズを割り出す仕組みは、不動産営業の調査負担を大きく減らしてくれそうですね。
両サービスの機能比較
| サービス名 | 主なデータソース | 主な機能 | 外部連携対応 |
|---|---|---|---|
| DataLens法人営業 | 登記情報、従業員数、求人広告、財務・IR、資金調達、インテントデータ等 | ニーズスコアリング、AIレポート作成、アプローチメッセージ自動生成 | Salesforce、kintone、Claude Cowork(MCP接続)等 |
| DataLens CRE営業 | 法人データ500万社超、不動産登記データ約1,000万件(TRUSTART提供)、財務・保有不動産情報等 | 所有法人起点データ収集、AI売却確率予測、土地含み益概算、遊休資産判定 | Salesforce、kintone、Sansan等 |
Ms.ガジェット汎用的な法人営業向けと不動産特化型とで、扱っているデータソースや連携機能の違いが表で把握しやすくなっています。
- 本記事で使用している画像は、メディアユーザーとしてPR TIMESより提供されたプレスリリース素材を利用しています。


不動産開発においてテナント誘致や用地取得の調査は重要な工程なので、データ活用でどこまでスピードが変わるのか注目したいです。