noteは、提供中の韓国語自動翻訳機能を、記事単位で販売されている有料記事へ拡大したと発表しました。これまでの無料記事に加えて、日本語で執筆された有料記事も韓国語へ翻訳され、韓国の読者へ届けられるようになります。
韓国語自動翻訳の有料記事への拡大と対象範囲
noteでは、日本語で執筆されたコンテンツを自動翻訳して海外の読者へ届ける多言語対応を進めています。2026年5月に英語翻訳を開始し、同年8月には韓国語への翻訳に対応しました。今回のアップデートにより、英語に続いて韓国語でも記事単位の有料記事が自動翻訳の対象に含まれます。

多言語対応の具体的な対象と適用条件は次の通りです。
- 対応言語:英語、韓国語
- 対象:無料記事、記事単位で販売されている有料記事
- 対象外:定期購読マガジン、メンバーシップ、有料マガジン
本機能は初期状態で自動翻訳が有効化されています。クリエイター側で翻訳を希望しない場合は、アカウント単位または記事ごとに設定をオフへ変更できます。なお、自動翻訳の特性上、訳文が原文と完全に一致しない場合があるとしています。
Mr.ガジェット記事単体の有料コンテンツは翻訳されますが、メンバーシップや定期購読マガジンは対象外となっている点に注意が必要です。
Ms.ガジェット初期状態でオンになっていても、記事単位やアカウント単位で手動オフに切り替えられる設定があるのは安心感がありますね。
NAVER「AI Briefing」での引用と韓国での閲覧動向
noteによると、2026年9月23日から10月20日までの4週間に集計された自動翻訳記事への国・地域別アクセスにおいて、翻訳記事がアメリカに次いで多く読まれた国は韓国でした。
2026年9月からは、韓国の大手検索サービス「NAVER」の生成AI検索「AI Briefing」において、韓国語に翻訳されたnoteの記事が回答の引用元として表示される仕組みが始まっています。AI Briefingは検索結果上部に表示される要約回答で、利用者の質問にまとめて答えつつ参照元の出典を示す機能です。日本の旅行先やお土産、ゲーム、アニメ、マンガなどに関する検索を対象にnoteの記事が引用されています。
NAVERによる集計データでは、2026年10月5日から18日までの2週間で、AI Briefingの画面上にnoteの記事が表示された回数は107万2495回を記録しました。この引用の仕組みについて、NAVER側が公開されているnoteのページを取得して自社検索システムへ反映するものであり、noteからNAVERへコンテンツやデータを直接提供したり、生成AIモデルの学習データとして提供したりするものではないと説明しています。
また、韓国では2026年9月30日に『映画ちいかわ 人魚の島のひみつ』が劇場公開されました。noteの調査によると、タイトルに「ちいかわ」を含む記事のうち英語・韓国語に自動翻訳されたWebページへの韓国からの閲覧数は、映画公開後の2週間(9月30日〜10月13日)において、公開前の2週間(9月16日〜29日)と比較して3倍以上に増加したと報告されています。
Mr.ガジェット検索の要約表示で100万回以上露出している実績があり、外部の検索エンジン経由での読者流入経路として機能しているようです。
Ms.ガジェット旅行やお土産だけでなく、映画公開のようなポップカルチャーの話題でも閲覧数が大きく跳ね上がるのは興味深いです。
- 本記事で使用している画像は、メディアユーザーとしてPR TIMESより提供されたプレスリリース素材を利用しています。
