日本キヤリア株式会社は、2026年10月1日にデータセンター向け空冷式スクリューチラー「AquaForce 30XFZ」の受注を開始しました。生成AIの普及やクラウドサービス需要の拡大により成長を続けるデータセンター市場に向けて、省エネルギー性や事業継続性を強化した新たな冷却ソリューションとして展開されます。
市場環境と開発の背景
近年、日本国内ではエネルギーコストが上昇する一方、企業のIT投資やメガクラウドサービス利用の拡大が進んでいます。国際的なデータ流通における重要なハブとして日本への期待が高まる中、データセンター市場では三つの重要な課題に直面しているとのことです。

- 増加する電力消費への対応と、高温冷水を活用した効率的な冷却
- 事業継続性を支える冷却インフラの信頼性向上
- AI技術の進化に伴う高発熱化など、急速な技術環境の変化への柔軟な対応
こうした背景のもと、同社は高温冷水運転における優れた効率性や省エネルギー運転、高速復帰性能を兼ね備えた「AquaForce 30XFZ」を日本市場に投入するとしています。
AquaForce 30XFZの主な特長
「AquaForce 30XFZ」には、データセンターの運用負荷を軽減するための様々な機能が搭載されています。

- 高温冷水運転時の優れた省エネルギー性能:外気冷熱を効果的に活用し、圧縮機の運転を抑制します。
- ビルトインフリークーリングによるコンパクト設計:フリークーリング用熱交換器をユニット内に内蔵し、据付スペースの縮小化を実現しています。
- 停電後最短120秒での高速復帰:冷却停止時間を最小限に抑え、重要システムの安定稼働を支援します。
- 柔軟な冷却基盤:将来の運用条件や技術動向の変化にも適応しやすい設計となっています。
また、同社は静岡県掛川市の掛川開発センター内展示場「HRTS(ハーツ)」において、実機の展示を実施しています。

- 本記事で使用している画像は、メディアユーザーとしてPR TIMESより提供されたプレスリリース素材を利用しています。

