株式会社ネオジャパンは、JA鹿児島県中央会における生成AI活用の推進に向け、株式会社富士通鹿児島インフォネットおよびアイテップ株式会社と共同で、JAの業務に即したAIテンプレートの開発を開始しました。実証実験では、ネオジャパンが提供する「neoAI Chat for desknet's」を対象サービスの一つとして検証します。
実証実験の概要と背景
JAグループでは業務基盤としてグループウェア「desknet's NEO」が導入されており、蓄積された業務情報や文書資産を生成AIと組み合わせた日常業務の効率化が期待されています。一方で、議事録の作成、企画書の構成案作成、問い合わせ対応など、担当者の経験やノウハウに依存する定型業務が多く残されている課題がありました。
今回の取り組みでは、JA鹿児島県中央会を中心にJAグループの幅広い業務で活用できる汎用的なAIテンプレートを複数作成します。一定期間、実際の業務で利用することで、他の生成AIサービスとの比較検討を行いながら、本導入に向けた判断材料の提供を目指します。

Mr.ガジェットJAグループ内で広く導入されているdesknet's NEOのデータ資産を活かしつつ、定型業務をAIテンプレートで標準化・短縮できるかを確かめる取り組みです。
Ms.ガジェット現場のノウハウに頼っていた議事録や通知文作成が、テンプレート化でどのくらい効率化されるのか気になります。
想定される活用例と検証項目
実証実験で想定されている具体的な活用場面は、日常業務の効率化と専門業務サポートの2つの軸に分かれています。

- 日常業務の効率化:議事録の作成および会議の要約、企画書・プレゼン資料・各種通知文の構成案作成、チラシやPOP等の広報資料作成
- RAG機能活用による業務支援:組織内FAQおよび一次問合せ対応、規程・就業規則・コンプライアンス関連のルール検索、事務手続きマニュアルに基づく現場サポート
効果検証にあたっては、作業時間の削減率、利用率、継続率、利用者満足度などの指標を用いて分析が行われます。ネオジャパンが利用状況や検証結果を分析してJA鹿児島県中央会に報告し、その結果をもとに生成AIの本導入やJAグループへの展開について検討を進める予定です。
Mr.ガジェット文章作成のような一般的な効率化だけでなく、規程やマニュアルを参照するRAG検索の活用効果も検証指標に含まれています。
Ms.ガジェット社内ルールの確認やFAQ対応など、専門的な問い合わせ業務での回答精度や時間削減率にも注目したいですね。
4者による連携体制と各社の役割
今回の実証実験は、地域とITベンダーが協力する4者の連携体制で推進されます。各主体の役割分担は以下の通りです。
| 参画組織 | 主な担当役割 |
|---|---|
| JA鹿児島県中央会 | 対象業務の選定、利用者による検証、アンケートへの協力 |
| 株式会社富士通鹿児島インフォネット | JA鹿児島県中央会との調整および推進支援 |
| アイテップ株式会社 | 共同開発および推進支援 |
| 株式会社ネオジャパン | neoAI Chat for desknet'sの提供、テンプレート開発支援、利用者教育、効果分析および結果報告 |
対象サービスと今後の展開目標
検証対象の一つである「neoAI Chat for desknet's」は、株式会社neoAIが開発・提供する生成AIプラットフォーム「neoAI Chat」のdesknet'sユーザー向け専用モデルです。desknet's NEOと連携させて利用できる設計となっています。
ネオジャパンは、現場の業務に即したテンプレートの共同作成から効果検証までを一貫して実施することで、生成AIを一部の担当者だけでなく組織全体で活用できる仕組みづくりを目指すとしています。本取り組みで得られた知見は、今後のJAグループ向けテンプレートやコンテンツの開発に生かされる見込みです。
Ms.ガジェット実験の結果がJAグループ全体に向けたテンプレート展開へとつながるのか期待が持てます。
- 本記事で使用している画像は、メディアユーザーとしてPR TIMESより提供されたプレスリリース素材を利用しています。

地域のサポート企業と開発元がそれぞれの役割を分担して進める体制になっているのですね。