仕事をするときの腕の位置、腰を支える場所、休憩するときの背もたれ。椅子の調整機能は、毎日のどの場面で使うかを考えると、違いがつかみやすくなります。
2026年10月22日、東京・南青山で開催された「Boulies 日本市場参入1周年 事業戦略発表会」を現地取材しました。主役の「Boulies Master Rex 2026」は、6Dアームレストや座面と背もたれが連動するロッキング機構を備えた新モデルです。
発表会では、新製品に加えて、日本の住環境に合わせた開発や体験機会の拡大、サポートの方針も示されました。この記事では、会場写真とともに製品の調整機構を解説し、机や部屋に置く際の確認点、先行販売と展示の予定まで紹介します。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| イベント名 | Boulies 日本市場参入1周年 事業戦略発表会 |
| 主催 | 株式会社ブーリス |
| 開催日 | 2026年10月22日(木) |
| 第1部の案内時間 | 13:15〜14:45(受付12:45〜) |
| 会場 | dスタ(東京都港区南青山2-24-15 青山タワービル15F) |
| 公式発表 | Bouliesの事業戦略・新製品発表 |
Bouliesが日本参入1周年に示した3つの取り組み
Bouliesは2017年4月に英国で誕生し、2025年9月に日本市場へ参入したチェアブランドです。今回の発表会は、日本での1年間を振り返り、今後の展開と新製品を紹介する場となりました。
会場ではCEOの包晨飛氏がオンラインで登壇し、事業運営部長の呉夢潔氏らが説明しました。オーディオビジュアル評論家の野村ケンジ氏も登壇しています。

同社が示した今後の取り組みは、大きく3つあります。
- 日本の暮らしに合わせた製品開発:住環境や使い方、日本の利用者からの声を開発に反映します。人間工学に基づくオフィスチェアや、IPコラボレーション製品も計画しています。
- 実物に触れる機会の拡大:展示や提携を通じて、椅子の大きさや機構を確かめられる機会を増やす方針です。
- 保証・アフターサポートの強化:購入後も使い続けるための体制を整え、日本語の電話サポート窓口を開設する予定です。
日本参入後の1年間には、200件以上の意見や感想が寄せられたと同社は説明しています。体に合わせる機構だけでなく、日本の家でどう使うか、購入前後にどう相談できるかまで含めた展開が、今回の発表の軸になっていました。
詳しい事業方針は、Bouliesの公式発表でも紹介されています。

Boulies Master Rex 2026は何が変わった?
新モデルの主な変更点は、アームレスト、ロッキング機構、デザインです。従来モデルの4Dアームレストから6Dアームレストへ変わり、腕の置き方をより細かく合わせられる構成になりました。
腰を支える内蔵ランバーサポート、背もたれのリクライニング、収納式フットレストも備えます。それぞれを、腕・腰・体の後傾という役割に分けて見ていきましょう。

6Dアームレストで腕の置き場を合わせる
6Dアームレストは、腕を載せるパッドの位置や向きを調整する機構です。天面は360°回転し、タイピング、ゲームのコントローラー操作、スマートフォンを見るときなど、腕の置き方が異なる場面に対応します。

会場の展示写真では、腕を受ける天面と、その下にある調整部の位置を近くから見られます。椅子全体の写真と合わせると、机へ近づけたときにどの部分を操作するのかも考えやすくなります。

Ms.ガジェットアームレストを合わせるときは、どの姿勢から始めるとよさそうですか?
Mr.ガジェット普段の机で、よく使うキーボードやコントローラーを持つ姿勢から考えると、必要な腕の置き場を決めやすいです。肘を置く位置と、手を動かす範囲を一緒に見たいですね。
内蔵ランバーサポートは高さと奥行きを調整
腰まわりは、背もたれに内蔵されたランバーサポートで調整します。高さと奥行きを変えられるため、腰を支える位置を上下に合わせたり、背中に当たる出っ張りを前後に調整したりできます。
「4方向」という表現は、この上下・前後の動きを指します。座面に座ったときの腰の位置に合わせて、支えの場所と深さを設定する仕組みです。

腕の位置と腰の支えを別々に調整できる点は、机に向かう姿勢を考えるうえでの注目点です。座面の高さも含め、足元から腰、腕へと順に合わせていくと、各機構の役割を整理できます。
ロッキングとリクライニングを分けて理解する
体を後ろへ傾ける機能には、ロッキングとリクライニングがあります。
ロッキングでは、座面と背もたれが連動して最大約15°後傾します。好みの後傾位置で固定することもでき、体を預けるときの座面を含めた動きを調整します。
リクライニングは、背もたれの角度を95〜165°の範囲で無段階に変える機能です。座面と一緒に動くロッキングに対し、こちらは背もたれ自体の角度を設定します。

Ms.ガジェット15°と165°は、そのまま足して考えてよいのでしょうか?
Mr.ガジェット15°は座面と背もたれが一緒に傾く動き、95〜165°は背もたれの角度です。どこが動くかを分けて見ると、使いたい姿勢を考えやすいです。
フットレストは引き出し式で、使わないときは座面の下に収納できます。机に向かう時間から、背もたれを倒して脚を伸ばす休憩まで、姿勢に合わせて組み合わせる構成です。
会場写真から考える、机と部屋への収まり
発表された調整機構を暮らしの中で使うには、体に合わせることに加えて、机との高さや部屋に置く面積も確認したいところです。会場では製品の展示もあり、アームレストや脚部を含む全体の構成が紹介されました。
今回の発表から特に注目したいのは、調整できる場所の多さと、家具として置く際の寸法を一緒に見られる点です。6Dアームレストの可動や後傾の機能を、普段の机で使う場面へ置き換えて考えてみます。
座面高だけでなく机の下と脚部の幅も確認
座面の高さは44.5〜56cm、座面幅は54cm、奥行きは48.5cmです。足元の高さを合わせたうえで、アームレストと天板の位置関係を見ると、机に向かう姿勢を考えやすくなります。

寸法図では全幅73.5cm、脚部の幅71cm、アームレストの高さ69.5〜82.5cmが示されています。机の下へ椅子を収めたい場合は、天板までの高さに加え、引き出しや幕板の位置、机の脚と椅子の脚部の間隔も見ておきたいところです。
背もたれを倒す場面では後方、フットレストを引き出す場面では前方にも空間を使います。普段の作業位置と休憩時の置き方を分けて考えると、部屋の中で必要な余白をイメージしやすくなります。
本体重量は約25kgです。推奨体重は110kg以下、最大耐荷重は135kgと案内されています。
国内向けの張地・色は4種を確認
国内向けの張地・色は、次の4つの組み合わせです。
| 張地 | カラー |
|---|---|
| PUレザー | ブラック |
| ファブリック | コモ |
| ファブリック | チャコールグレー |
| ファブリック | アッシュグレー |

部屋の雰囲気に合わせて選ぶ際は、色名に加えて、PUレザーとファブリックの表面の違いも見どころです。椅子は背もたれの面積も大きいため、机や床、周囲の家具と並べたときの印象まで考えて選びたいですね。
Makuake先行販売と秋葉原展示の予定
Boulies Master Rex 2026の先行販売は、Makuakeで2026年10月22日11:00から12月28日22:00までの期間が案内されています。商品のお届けは2027年2月末までの予定です。
| 項目 | 発表された予定・内容 |
|---|---|
| 先行販売 | Makuake |
| 販売期間 | 2026年10月22日11:00〜12月28日22:00 |
| お届け | 2027年2月末までの予定 |
| 通常保証 | Makuakeのサポーター向けに2年間 |
| 展示 | ヨドバシカメラ マルチメディアAkibaのMakuake展示エリア |
| 展示期間 | 2026年10月29日〜12月2日の予定 |
秋葉原での展示は、実物を見る機会として案内されました。展示フロア、展示時間、試座の可否は後日案内されるため、来場前に最新の展示情報を確認すると、当日の予定を立てやすくなります。
販売期間中の選択肢やお届け条件は、Makuakeの公式プロジェクトページで確認できます。
まとめ|体への調整と暮らしへの収まりが焦点
Bouliesの日本市場参入1周年発表会では、Boulies Master Rex 2026の調整機構と、日本で使い続けるための事業方針が紹介されました。
製品では、6Dアームレスト、内蔵ランバーサポート、ロッキング、リクライニングが、それぞれ腕・腰・後傾する姿勢を受け持ちます。座面や脚部の寸法まで合わせて見ることで、机と部屋でどう使うかも具体的に考えられます。

日本向けの開発、実物に触れる機会、購入後のサポートという3つの取り組みも、今後の展開を見るうえでのポイントです。新製品が気になる方は、まずMakuakeで仕様と先行販売の詳細を確認し、秋葉原展示の続報と合わせて検討してみてください。

最後までお読みいただきありがとうございました!
- 本記事の評価は当サイト独自のものです。
- 特段の表示が無い限り、商品の価格や情報などは記事執筆時点での情報です。
- この情報が誤っていても当サイトでは一切の責任を負いかねますのでご了承ください。
- 当サイトに記載された商品・サービス名は各社の商標です。



コメント