日本アルゴリズム株式会社は、パソコン初心者でも簡単操作で作業を自動化できるRPAツール「nalgo-bot(ナルゴボット)」の新バージョンとなるv1.40を2026年9月24日より提供開始したと発表しました。v1.40以降ではAIエージェントとの連携に対応しており、行いたい作業を日本語で伝えるだけで、自動化シナリオの作成から、動作が停止した際の原因調査や修正までをAIに任せることが可能となります。なお、30日間利用できる体験版も引き続き無料で提供されています。
開発の背景とAI連携による改善
nalgo-botは、通常の作業を記録して再生するだけの簡単操作を特徴とし、2019年のサービス開始以来、初心者向けのRPAツールとして利用されてきました。しかし、従来の記録方式では画面上の位置を頼りに再生するため、画面配置の変更によって動作が停止してしまう課題がありました。また、分岐や繰り返しを含む複雑な作業にはスクリプトが必要であり、エラー時の調査や修正にも専門的な知識が求められていました。こうした背景から同社は、AIエージェントと連携してシナリオの作成や修正を行う仕組みを開発し、自動化の現場定着を図るとしています。

v1.40以降の主な新機能
新バージョンにおける主な機能として、まずAIエージェントによるシナリオの全自動作成が挙げられます。「Excelの一覧を業務システムに登録したい」といった要望を日本語で伝えることで、プログラミングや操作記録なしでAIが次の流れを自動で進めます。具体的には、不足情報の質問、対象画面の調査と操作箇所の特定、シナリオの作成とテスト実行、nalgo-botへの登録を行います。データ書き換えなどの操作前には確認が取られる仕組みとなっています。対応するAIエージェントは、AnthropicのClaude CodeおよびOpenAIのCodexです。

2つ目は、Windowsの画面部品を直接操作するUI Automationへの対応です。ボタンや入力欄を名前や種類で見つけて直接操作するため、ウィンドウの大きさや位置、解像度が変わっても動作します。固定の待ち時間ではなく、画面や部品の表示を待ってから進む仕組みを採用しており、Webブラウザや新旧のWindowsアプリに対応します。
3つ目は、エラー発生時のAIによる原因調査と修正機能です。再生が失敗した際、停止位置やエラー内容、ログをAIエージェントに渡すことで、原因の調査からシナリオの修正までを任せることができます。4つ目として、過去に記録したタイムライン形式のシナリオを、メニューからAIに渡すことで部品を直接操作するスクリプトに書き直す機能も搭載されています。5つ目には、指定日時や毎日、曜日指定、一定間隔などから選択して自動再生を行うスケジュール再生機能が備わっています。
CEATEC 2026への出展と製品概要
日本アルゴリズム株式会社は、2026年10月13日から16日まで幕張メッセで開催される「CEATEC 2026」に出展することを発表しています。会場のブースでは、AIエージェントに作業を伝えてシナリオが作成され、安定して動作する様子のデモが展示される予定です。
RPAツール「nalgo-bot」の製品概要として、価格は1ライセンス(PC1台)につき100,000円(税抜)/年となっています。利用にあたっては、Claude CodeやOpenAI CodexなどのAIエージェント利用環境をお客様自身で用意する必要があります。動作環境の対応OSは、Windows 11(64ビット)およびWindows 10(32ビット/64ビット)となっています。
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