ミラクシア エッジテクノロジー株式会社は、機器に組み込まれたソフトウェアやネットワーク機能へのセキュリティ脅威に対応するため、「製品脆弱性保守ソリューション」の提供を開始しました。欧州サイバーレジリエンス法(CRA)をはじめとする法規制の整備が進む中、機器製造企業には開発時のセキュリティ対策だけでなく、出荷後の脆弱性管理やインシデント対応が求められている状況を背景としています。

ソリューションの構成と背景
ミラクシアはこれまで組込み分野における技術と知見を活かし、受託業務として製品のセキュリティ対応を支援してきました。今回のソリューションでは、その経験をもとに支援内容を体系化しています。提供形態は、包括的な法規制対策を目的とした「CRA対応ワンストップ支援サービス」と、各社のニーズに合わせて柔軟に設計できる「製品セキュリティオーダーメイド支援サービス」の2種類です。
Mr.ガジェット組込み分野で受託実績を持つミラクシアが、法規制対応と個別の製品保守をそれぞれカバーする2系統の支援メニューに体系化して発売しました。
Ms.ガジェット欧州のCRA法規制を意識した枠組みと、自社開発に合わせた柔軟な支援の2通りから選べるのは分かりやすいですね。
「CRA対応ワンストップ支援サービス」の概要
「CRA対応ワンストップ支援サービス」は、欧州サイバーレジリエンス法への対応に必要となる業務を、計画策定から運用まで一貫して支援するサービスです。現状整理や課題抽出、対応方針の策定・実装、脆弱性対応プロセスの整備、運用推進などが含まれます。全10項目のサービスメニューが用意されており、必要な項目を1つから選択して利用可能です。また、10番目の項目である「上市後の継続監視・運用」については年間定額契約のメニューも用意されています。

本サービスは製造業の企業だけでなく、顧客へのセキュリティ支援を行っているツールベンダーも対象としています。支援業務において対応範囲や専門性、運用面での網羅性に課題を抱えている場合に、ミラクシアが不足領域を補完して支援体制の強化を担う形での活用が想定されています。

Mr.ガジェットCRA対応サービスは全10メニューから1項目単位で選択でき、出荷後の継続監視・運用については年間定額契約の選択肢も用意されています。
Ms.ガジェット機器メーカーだけでなく、すでに支援を行っているツールベンダーの補完にも使える設計になっている点に注目したいです。
「製品セキュリティオーダーメイド支援サービス」の概要
「製品セキュリティオーダーメイド支援サービス」は、CRA対応にとどまらず、製品の開発段階から提供後の保守まで要件に応じた対策を支援する枠組みです。対象製品や開発体制、対象市場、想定リスク、予算などを勘案し、支援範囲と深度を個別に設計します。
- セキュリティ要件の整理
- 設計・開発工程における対策
- 脆弱性診断
- SBOM(ソフトウェア部品表)への対応
- 脆弱性情報の収集・分析
- 影響評価および修正方針の検討
同社は、製品セキュリティを開発時のみの対策で完結するものと位置づけず、出荷後も新たな脆弱性の発見や攻撃手法の変化に合わせた継続的な情報収集、影響評価、関係者への情報提供が必要であるとしています。
想定される利用対象
ミラクシアは本ソリューションの想定対象として、以下の課題を抱える企業を挙げています。
- CRA対応に向けて着手事項の整理ができていない企業
- 製品セキュリティに関する社内体制や専門人材が不足している企業
- 開発段階からセキュリティ対策を組み込みたい企業
- 製品提供後の脆弱性情報収集や対応体制を整備したい企業
- 既存の支援サービスに対して専門性や対応範囲を補完したい企業
- 自社製品の特性に応じた柔軟なセキュリティ支援を求める企業
Ms.ガジェット社内の専門人材不足や提供後の対応体制整備など、具体的な課題別に相談できる先があるのは心強いですね。
価格と販売開始日
「製品脆弱性保守ソリューション」の販売開始日は2026年11月4日です。各サービスの料金体系は以下の通り設定されています。
| サービス名 | 料金体系 |
|---|---|
| CRA対応ワンストップ支援サービス | 1アイテム:100万円〜(税別)/ 年間定額:400万円〜(税別) |
| 製品セキュリティオーダーメイド支援サービス | 個別見積もり |
Mr.ガジェットCRA対応ワンストップ支援は1アイテム100万円から、年間定額は400万円から(いずれも税別)で、オーダーメイド支援は個別見積もりとなります。
Ms.ガジェットアイテムごとのスポット利用と年間定額の両方が設定されているので、予算や運用フェーズに応じた検討が進めやすそうです。
- 本記事で使用している画像は、メディアユーザーとしてPR TIMESより提供されたプレスリリース素材を利用しています。

SBOM対応や脆弱性診断など、開発工程から出荷後の情報収集まで必要な要素を組み合わせられる柔軟性に関心があります。