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京都府舞鶴市が「KANSAI DX AWARD 2026」自治体部門の初代金賞を受賞、業務効率化と現場主導の推進体制を評価

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KANSAI DX AWARDの金賞受賞が記された表彰状の書面

京都府舞鶴市は、関西デジタル・マンス実行委員会が主催する「KANSAI DX AWARD 2026」において「金賞(自治体部門)」を受賞しました。令和8年10月29日にQUINTBRIDGEで開催された「関西DXサミット」にて表彰式が執り行われ、全庁的なクラウド移行や生成AI・ノーコードツールの定着、創出した時間の市民サービス還元といった一連のDX推進モデルが高く評価されています。

目次

KANSAI DX AWARD 2026での初代金賞受賞と審査員講評

「KANSAI DX AWARD」は、関西エリアにおける優れたDXの取り組みを発掘・顕彰し、地域全体のデジタル改革を加速させることを目的に開催されている表彰制度です。今年度は自治体における先進的な取り組みが多数見られたことから、新たに「金賞(自治体部門)」が創設され、舞鶴市がその初代受賞団体として選出されました。令和8年10月29日に大阪市都島区のQUINTBRIDGEで開催された「関西DXサミット」にて表彰式が行われています。

KANSAI DX AWARDの金賞受賞が記された表彰状の書面

審査委員会からは、人口減少や職員不足といった自治体共通の課題に対してデジタル技術を全庁的に活用し、行政運営の変革を実現した点が挙げられました。また、業務効率化で生み出した資源を住民サービスの向上へ還元するとともに、現場主導で継続的な改善が生まれる持続可能な推進体制を構築している点や、その成果を広く共有して全国の自治体DXを牽引する先進モデルとして極めて高い波及性を備えている点も評価理由として示されています。

サミット会場のスクリーン前に並ぶ登壇者や受賞者たちの集合写真
Mr.ガジェット

自治体部門が新設された年に初代金賞を受賞した経緯を見ると、単なるツール導入だけでなく波及性まで審査で重視されたことが分かります。

Ms.ガジェット

審査員講評でも全庁的な変革や持続可能な体制が具体的に挙げられていて、受賞の理由がはっきり伝わってきます。

Chromebook配備と生成AI・ノーコードツールの全庁導入

舞鶴市では、人口減少や職員不足を見据えて「日本一働きやすい市役所」を掲げた業務環境の大転換を実施しました。従来のWindowsおよびオンプレミスサーバー環境を刷新し、全職員へChromebookを配備するとともに、Google Workspaceによるフルクラウド化とゼロトラストセキュリティモデルを構築しています。この全面移行作業はわずか8か月で完了し、5年間のIT予算において約6億円のコスト削減を達成したと公表されました。

ステージ上の演台でスライドを背に講演する登壇者と会場の様子

インフラ基盤の刷新に加え、業務ツールの日常的な定着も進められています。AIアシスタント「Gemini」およびナレッジ共有ツール「geminiNotebook」を全庁へ導入したほか、ノーコードツール「kintone」を組み合わせることによって、定型業務の大幅な効率化を図りました。

Mr.ガジェット

オンプレミスからフルクラウドへの移行を8か月でやり遂げ、IT予算で約6億円のコスト削減を達成したスピード感と規模感は注目点です。

Ms.ガジェット

全職員へのChromebook配備と同時にGeminiやkintoneまで導入している体制の広さに驚きました。

年間328時間の創出と市民サービスや救助訓練へのシフト

組織風土の面では、現場のアプリ内製化を伴走支援する「kintoneカフェ」の定期開催や、FAQチャットボット導入に伴う「電話での問い合わせ原則禁止」などを通じ、職員自らが業務改善を主体的に捉えるカルチャー変革が進められました。一連のDX推進によって、職員1人あたり「1日82分、年間328時間」の創出時間を生み出しています。

額装された表彰状と端末を手に並ぶ職員たちの集合写真

創出された時間は、窓口での丁寧な市民対話や福祉といった専門業務へシフトされています。さらに消防本部においては、現場職員が自らアプリを開発して年間約550時間の事務作業を削減しました。全国大会「kintone hive government 2025」で初代グランプリを獲得し、浮いた時間を市民の命を守る救助訓練へ充当するなど、公務員本来の業務に注力する成果を上げています。

Mr.ガジェット

削減した時間を救助訓練や市民対話へ充てている点は、業務効率化の目的が明確に位置づけられている事例といえます。

Ms.ガジェット

消防本部のアプリ開発で年間約550時間を削って訓練に回したという話は、現場の実利に直結していて興味深いですね。

全国自治体へのノウハウ共有とデジタル推進課長コメント

自庁内の効率化にとどまらず、舞鶴市では全国から年間20件を超える行政視察を受け入れています。加えて、全国規模の業務改善発表大会「kintone舞鶴CS」の主催や、赤れんがパークでの「まいづるDXフォーラム」開催などを実施し、蓄積したノウハウやテンプレートをオープンに共有することで自治体DX全体の底上げを図ってきました。

受賞にあたり、舞鶴市政策推進部デジタル推進課長はコメントを発表しています。今回の受賞について、ツールの導入実績そのものではなく日々の業務に課題意識を持ち自ら改善アプリを作り続けた現場職員の挑戦が評価されたものと捉え、デジタルは手段であり目的は市民と職員が共に幸せになることであると述べました。今後は生み出した時間を使って人にしかできない温かい市民サービスを磨き上げ、持続可能な自治体運営のモデルを発信していく方針を示しています。

Ms.ガジェット

テンプレートやノウハウをフォーラムなどでオープンに共有している姿勢は、同じ課題を抱える他の自治体にとっても参考になりそうです。

  • 本記事で使用している画像は、メディアユーザーとしてPR TIMESより提供されたプレスリリース素材を利用しています。
KANSAI DX AWARDの金賞受賞が記された表彰状の書面

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