ログリー株式会社は、AI広告運用エージェント「mureo」の事業会社向け有料版となる「mureo Pro」の提供を開始しました。自社で広告を運用する企業向けに、Google広告およびMeta広告のAPI利用に必要な申請やアプリ審査を代行し、手元のPCから各広告媒体を直接操作できる環境を提供します。
「mureo Pro」の概要と開発の背景
ログリーは2026年4月に「mureo」をオープンソースソフトウェア(OSS版)として公開し、同年6月には代理店向けの「mureo Agency」を提供開始していました。広告運用を代理店へ委託せずインハウス化する企業が増え、Claude CodeなどのAIエージェントに点検や改善案作成を任せる事例が広がる中、事業会社からも導入の要望が寄せられていたとしています。
従来、事業会社がAIエージェントを活用して広告運用を行う際には、Google広告やMeta広告のAPI利用申請、アクセスレベルの取得、アプリ審査といった手続きが必要であり、開発者を抱えていない企業にとっては参入のハードルとなっていました。「mureo Pro」ではこれらの手続きをログリー側が引き受けることで、事業会社が自社運用の広告をAIエージェント経由で操作できるように設計されています。
Mr.ガジェットGoogleやMetaの広告API審査やアクセス権取得をベンダー側が代行するため、社内に開発部隊がない事業会社でも導入手続きを大幅に省けます。
Ms.ガジェットAPIの審査は専門知識が必要になりがちなので、代行してもらえるとマーケティング部門だけでも検討しやすそうですね。
データ中継を行わない接続形態と安全設計
「mureo Pro」の利用にあたっては、申し込み後に発行されるライセンスキーをmureoの認証画面に登録し、広告アカウントへの接続を許可するだけで利用を開始できます。ログリーが仲介するのは認証処理のみとなっており、広告の配信実績や設定内容といった各種データは、利用者のPC端末から各広告媒体へ直接通信されます。同社のサーバーを広告データが経由することはなく、広告の操作自体も手元のPCから実行されます。

機能面では、先行するOSS版の安全設計を引き継いでいます。事業戦略を起点にした診断をはじめ、重要な操作を行う前の事前承認、変更可能な範囲の制限、後から復元できる操作履歴の保持、アカウントごとの自己学習機能などを備えています。これらに加えて有料版では、変更理由と結果を記録する運用履歴の管理、チーム内での運用ノウハウ共有、暗号化バックアップ機能などが提供されます。
Mr.ガジェットベンダーのサーバーを経由するのは認証情報のみで、広告のデータや操作ログは利用者のPCから直接各プラットフォームへ送信されるアーキテクチャを採用しています。
Ms.ガジェット企業の広告設定や実績データが外部のサーバーを通らない設計になっている点は、セキュリティ面で注目したいポイントです。
mureoの基本仕様と動作環境
mureoは、戦略策定、配信診断、予算配分、クリエイティブ提案、緊急対応、レポーティング、学習蓄積などを担う仕組みとして開発されています。クラウドへのサービス登録は不要となっており、Claude CodeやCodexといったAIエージェント上で直接動作します。なお、OSS版のソースコードはApache License 2.0のもとでGitHub上に公開されています。
料金体系とライセンス条件
「mureo Pro」の利用料金は月額45,000円(税抜)です。1ライセンスにつき1台の端末(PC)で利用可能となっており、運用する広告費の額に応じた従量手数料は発生しません。導入の申し込みは公式サイトにて受け付けられています。
- プラン名: mureo Pro
- 月額料金: 45,000円(税抜)
- ライセンス単位: 1ライセンスにつき1端末(PC)
- 広告費連動手数料: なし
- 動作環境: Claude Code、CodexなどのAIエージェント(クラウド登録不要)
Mr.ガジェット広告運用ツールで一般的な広告費に連動した料率手数料がなく、1端末あたりの月額45,000円(税抜)という固定料金制が敷かれています。
Ms.ガジェット広告の配信規模が大きくなっても手数料が変わらない形態なら、予算管理の計画が立てやすそうです。
- 本記事で使用している画像は、メディアユーザーとしてPR TIMESより提供されたプレスリリース素材を利用しています。

Claude CodeやCodexの上でそのまま動く仕様で、クラウド登録を必要としない点も特徴的ですね。