株式会社JTOWERのベトナム子会社であるSouthern Star Telecommunication Equipment Joint Stock Company(SPN)は、ベトナムの不動産開発企業Sun Group Corporation傘下でフーコック開発を担うPhu Quoc Sun Company Limited、およびマレーシアの通信インフラシェアリング事業者OCK Group Berhadのベトナム事業会社VNC-55 Infrastructure Investment Company Limited(OCK/VNC55)との3社間で、通信環境整備に関する基本協定書(Master Agreement)を締結しました。
本協定は、2027年にベトナム・アンザン省フーコック島で開催が予定されているAPEC(アジア太平洋経済協力)首脳会議に向けた取り組みです。調印式は2026年9月25日に現地フーコック島のPhu Quoc Sun社において、SPN代表取締役会長の吉田幸平氏、VNC55代表取締役社長のMartin Wong Siew Bing氏、Phu Quoc Sun Deputy DirectorのHuynh Nam Thang氏が出席して行われました。
2027年APEC首脳会議に向けた通信整備の背景
ベトナム政府は、2027年に開催予定のAPEC首脳会議を「2030年までの期間における最重要外交プロジェクト」と位置づけています。メイン会場となるフーコック島を中心に、空港や交通網の整備をはじめとするハード・ソフト両面でのインフラ構築が進められています。
首脳陣やメディア、各国のビジネスリーダーが集う国際会議においては、堅牢で安定した通信インフラの確保が求められます。こうした状況を受け、通信インフラシェアリングの実績を有するSPNおよびOCKと、現地エリア開発を担うSun Groupが基本協定を締結し、高品質な通信環境の実現に向けた体制を整えました。
Ms.ガジェットベトナム政府が2030年までの最重要外交案件に位置づける首脳会議であり、フーコック島の交通インフラ拡充と並行して通信基盤の整備が進められます。
締結3社による役割分担と整備計画
基本協定に基づき、3社はそれぞれの事業領域に応じた役割を分担し、現地の通信事業者各社とも連携しながらインフラ構築を推進します。屋外および屋内の双方をカバーする形で、会議施設や宿泊施設を含むエリア全体の通信ネットワークを整備する計画です。

| 企業名 | 事業・立場 | 本プロジェクトにおける担当役割 |
|---|---|---|
| SPN (Southern Star Telecommunication Equipment) | JTOWERベトナム子会社 | 国際会議センター、メディアセンター、ホテルなどの主要施設における屋内通信インフラの整備・運用 |
| OCK / VNC55 (VNC-55 Infrastructure Investment) | OCK Group Berhad ベトナム事業会社 | 首脳会議開催エリアにおける屋外通信インフラの整備・運用 |
| Sun Group / Phu Quoc Sun (Phu Quoc Sun Company Limited) | 不動産開発事業者(Sun Group Corporation傘下) | 開発エリアにおける通信インフラ整備環境の提供および連携調整 |
Ms.ガジェット屋内インフラをSPN、屋外インフラをOCKが担い、開発事業者のSun Groupが敷地側の調整を受け持つ明確な分業体制が敷かれています。
通信インフラ構築の対象施設と今後の取り組み
通信環境の整備対象には、首脳会議の全体開催エリアにおける屋外環境に加え、首脳や関係者が利用する各種施設が含まれます。具体的には、国際会議センター、各国の報道陣が活動するメディアセンター、参加者が滞在するホテルなどが主要な屋内整備拠点として挙げられています。
SPNは屋内通信設備の統合運用、OCKは屋外アンテナやタワーなどの設備整備をそれぞれ担い、通信事業者各社の通信サービスが滞りなく提供される環境の実現を目指します。
Ms.ガジェット会議本番の会場だけでなく、メディアセンターや宿泊施設まで含めて通信網を網羅的に手掛ける構成です。
- 本記事で使用している画像は、メディアユーザーとしてPR TIMESより提供されたプレスリリース素材を利用しています。

