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JBMIAの「業界共同による再生プラスチック材の開発」がプラスチック新技術賞を受賞

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受賞する当協会専務理事 林祥一郎(左)

一般社団法人ビジネス機械・情報システム産業協会(JBMIA)が推進する「業界共同による再生プラスチック材の開発」が、一般社団法人産業環境管理協会主催の「令和8年度 資源循環技術・システム表彰(第52回)」において「プラスチック新技術賞」を受賞しました。2026年10月21日に東京都港区の機械振興会館にて表彰式が行われ、同日午後に開催された「3R先進事例発表会」でも本取り組みの成果発表が実施されました。

目次

資源循環技術・システム表彰の概要

「資源循環技術・システム表彰」は、一般社団法人産業環境管理協会が主催し、経済産業省が後援する表彰制度です。昭和50(1975)年より実施されており、廃棄物の発生抑制(リデュース)、使用済み物品の再使用(リユース)、再生資源の有効利用(リサイクル)等に係る先進的な技術や社会システム、製品開発等を表彰し、持続可能な循環型社会(サーキュラーエコノミー)の形成に貢献することを目的としています。

Mr.ガジェット

1975年から続く歴史ある表彰制度において、業界共同の取り組みが評価された形です。

Ms.ガジェット

長年続く環境表彰の中で、メーカー単独ではなく業界全体で進めた活動が選ばれた点に注目したいです。

開発の背景と主な評価ポイント

本取り組みでは、複合機・プリンター業界各社および樹脂コンパウンドメーカーと連携し、業界共通で利用できるポリスチレン(PS)再生プラスチックの開発と事業化を進めるとともに、供給から品質保証まで一元化した循環スキームを構築しました。個社単位のリサイクルでは難しかった「安定供給・高品質・経済合理性」を同時に達成した点が評価され、受賞に至りました。

審査で評価された主なポイントは以下の3点です。

  • 業界横断の取り組みへの発展:従来は各メーカーが個別(個社単位)に行っていたリサイクルを、業界全体で連携する仕組みへ発展させた点
  • 「ハイブリッドPCR」による供給量とリサイクル率の両立:安定調達できる「家電4品目由来」のPS再生プラスチックと、回収量が限られる「OA機器由来」の再生プラスチックを融合させ、ポストコンシューマーリサイクル(PCR)率90wt%とバージン材同等の品質スペックを達成した点
  • 仕様の共通化による水平リサイクルの実現と事業化:事務機器で排出量が多く物性要件の共通化が容易な「ポリスチレン(PS)」に対象を限定し、色も汎用色(グレーおよびブラック)に絞ることで仕様のばらつきを抑制。実証実験にとどまらず実際の製品搭載まで結び付けた点
Mr.ガジェット

家電由来とOA機器由来の素材を組み合わせることで、調達量と90wt%というリサイクル率を両立させています。

Ms.ガジェット

回収量が限られる素材だけに頼らず、汎用色や対象樹脂を絞り込んで製品実装までつなげた工夫が具体的で興味深いです。

表彰式と事例発表会の実施

2026年10月21日に機械振興会館で行われた表彰式には、当協会専務理事の林祥一郎氏らが出席し、賞状を受け取りました。同日午後の「3R先進事例発表会」でも本成果に関する発表が行われました。

受賞する当協会専務理事 林祥一郎(左)
受賞する当協会専務理事 林祥一郎(左)
右から林専務、岩間(PMR-TFサブリーダー)、加科(事務局)
右から林専務、岩間(PMR-TFサブリーダー)、加科(事務局)
Ms.ガジェット

表彰式だけでなく、同日の事例発表会で実際の成果や仕組みが共有されたのも意義深いですね。

今後の展開と対象素材の拡充

JBMIAは、本プロジェクトで確立した「素材単位の自律的循環モデル」をベースに、ポリスチレン(PS)材だけでなくABS、PP、PEなど他素材への横展開を検討していくとしています。業界の枠を超えた循環モデルをさらに発展させ、持続可能な社会の実現へ貢献する方針を示しています。

Mr.ガジェット

今回はポリスチレン材での成果ですが、今後はABSやPPなど事務機器で使われる他の樹脂への展開が計画されています。

Ms.ガジェット

別のプラスチック素材でも同様の循環スキームが実現できるのか、今後の広がりにも期待が集まりそうです。

  • 本記事で使用している画像は、メディアユーザーとしてPR TIMESより提供されたプレスリリース素材を利用しています。
受賞する当協会専務理事 林祥一郎(左)

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