iput株式会社が運営するスマホ買取比較サイト「スマホコム」は、2026年10月23日に発売されたApple初の折りたたみスマートフォン「iPhone Duo」に関して、発売日前後の国内買取価格の実態調査および今後2年間の相場推移予想を公表しました。
発売日前後のiPhone Duo未開封買取相場
国内の買取業者2社が2026年10月21日から23日に公開していた新品未開封(SIMフリー版)の買取価格をApple Store定価と比較したところ、すべてのストレージ容量において定価を上回る買取価格が確認されました。特に256GBや512GBでは、定価との差額が3万円から6万円に達しています。
| 容量 | Apple Store定価 | 未開封の買取価格 | 定価比 |
|---|---|---|---|
| 256GB | 364,800円 | 395,000〜420,000円 | 約108〜115% |
| 512GB | 399,800円 | 430,000〜465,000円 | 約108〜116% |
| 1TB | 469,800円 | 520,000円前後 | 約111% |
| 2TB | 574,800円 | 580,000〜590,000円 | 約101〜103% |

一方で、開封済みとなった場合の256GBモデルは36万円前後となり、未開封品と比べて数万円下がる状況が確認されました。また、発売日時点では買取価格を公表していない業者も多く存在し、同じ未開封品であっても取り扱い業者によって数万円の開きが見られたと報告されています。
Mr.ガジェット256GBや512GBといった容量帯で、買取価格が定価を3万〜6万円上回る相場が確認されています。ただし、開封済みになると数万円下がる傾向が示されています。
Ms.ガジェット未開封か開封済みかで数万円の差が出る点と、業者間で提示額にばらつきがある点は売却時に注意したいところです。
今後2年間の買取価格推移予想
スマホコム編集部は、品薄に伴うプレミア価格は供給の安定とともに落ち着きを見せると分析しています。中古美品の買取価格は半年後に定価の6〜7割、1年後に5〜6割、2年後には4〜5割程度まで下がると予想を立てました。
| 時期 | 状態 | 256GB | 512GB | 1TB | 2TB |
|---|---|---|---|---|---|
| 1ヶ月後(2026年11月下旬) | 新品未開封 | 32万〜36万円 | 35万〜40万円 | 41万〜47万円 | 50万〜57万円 |
| 半年後(2027年4月頃) | 中古美品 | 22万〜25万円 | 24万〜28万円 | 28万〜33万円 | 34万〜40万円 |
| 1年後(2027年10月頃) | 中古美品 | 18万〜22万円 | 20万〜24万円 | 23万〜28万円 | 29万〜34万円 |
| 2年後(2028年10月頃) | 中古美品 | 15万〜18万円 | 16万〜20万円 | 19万〜23万円 | 23万〜29万円 |
この予想は2026年10月23日時点のものであり、為替レートや供給状況、後継機の発表などによって変動する可能性があるとされています。なお、2年後の推移算出においては、NTTドコモが「いつでもカエドキプログラム」で設定する256GBモデルの24回目残価(196,680円、定価の約54%)を参考値とした旨が明かされました。通信キャリアの残価設定は市場実勢より高めになる傾向を踏まえ、中古美品の買取相場は15万〜18万円程度になると見込んでいます。
Mr.ガジェット1ヶ月後には定価付近へ落ち着き、2年後には中古美品で定価の4〜5割程度になると試算されています。ドコモの残価設定額である約54%も参考指標として使われています。
Ms.ガジェット流通量が増えるにつれて段階的に相場が下落していく試算なので、どのタイミングまで使うか見極めが必要になりそうですね。
相場高騰の背景と今後の下落要因
発売直後に買取相場が定価を超えた背景として、同社は複数の要因を挙げています。
- 生産台数の制約:約3割の増産報道はあるものの、世界全体の生産規模が1,000万台未満にとどまる点
- 海外需要:香港などで未開封品が現地定価以上で取引され、国際的に販売価格が比較的安価な日本からの流出需要が発生している点
- 初代モデルへの需要集中:Apple初の折りたたみiPhoneとして発売初期に購入需要が集中した点
一方で、今後は出荷の進展による品薄の解消や買い替えに伴う中古流通量の増加が予想されます。さらに折りたたみ端末特有のヒンジや内側ディスプレイの故障・劣化リスク、将来的な後継機の発表などが相場下落の主な要因になると整理しています。
キャリア返却プログラムとの実質負担額比較
iPhone Duo(256GB)を一括購入して2年後に売却するケースと、通信キャリア各社の端末返却プログラムを利用した場合の実質負担額の試算も提示されました。
| 方法 | 2年間の実質負担 |
|---|---|
| Apple Storeで一括購入→2年後に売却 | 約18万〜21万円(364,800円 − 予想売却額15万〜18万円) |
| au「スマホトクするプログラム+」で25ヶ月目に返却 | 230,300円(のりかえ・新規等の場合) |
| ソフトバンク「新トクするサポート+」で25ヶ月目に返却 | 239,760円 |
試算は各社が2026年10月13日〜14日時点で公表した価格を基に算出されており、特典利用料や故障時の負担金は含まれていません。同社は、端末を良好な状態に保てる場合は一括購入後の売却が負担を抑えられる可能性があるとする一方、返却プログラムには相場下落リスクを回避でき売却手続きの手間を省ける利点があると説明しています。
Mr.ガジェット端末を傷めずに維持できれば一括購入後の売却が安くなる可能性がありますが、返却プログラムなら相場下落リスクを負わずに済むというトレードオフがあります。
Ms.ガジェット実質負担額を抑えたいか、端末の状態管理や売却手続きの手間を避けたいかで選択が分かれそうです。
調査の実施概要
今回の調査および価格予想に関する調査概要は以下の通りです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 調査対象 | iPhone Duo(256GB/512GB/1TB/2TB、SIMフリー版) |
| 調査期間 | 2026年10月21日〜10月23日 |
| 調査方法 | 国内買取業者2社の公開買取価格、Apple Store公式価格、国内キャリア各社の公表価格をもとに、スマホコム編集部が集計・予想 |
| 調査主体 | スマホコム(iput株式会社) |
Ms.ガジェット発売日前後3日間の公開相場と各キャリアの公表数値を基にした集計とのことですので、今後の市場の動きも継続して注視したいです。
- 本記事で使用している画像は、メディアユーザーとしてPR TIMESより提供されたプレスリリース素材を利用しています。

生産規模や海外需要といった初期の要因だけでなく、折りたたみ特有のディスプレイ劣化リスクが将来の下落要因に挙げられているのが印象的です。