株式会社ギフティは、自治体・地域の課題を解決するデジタルプラットフォーム「e街プラットフォーム®」が鹿児島県南大隅町に採用され、2026年10月20日より「旅先納税®」の返礼品となるデジタル商品券「南大隅でよかたび納税」の提供を開始したと発表しました。旅前や旅先でスマートフォンから寄附を行うと、即時に寄附額の30%相当のデジタル商品券を受け取ることができ、町内加盟店での会計時に1円単位で利用可能です。また、2026年11月6日・7日には東京都品川区のJR大崎駅南口改札前で開催される大崎駅前マルシェ「おおさき二十四節気祭」でも同商品券が利用できます。
南大隅町における「旅先納税」導入の背景
鹿児島県大隅半島の南端に位置する南大隅町は、北緯31度線上に位置し亜熱帯植物が生い茂る「佐多岬」やエメラルドグリーンに輝く滝つぼを持つ「雄川の滝」などがあり、太平洋と錦江湾を望む自然環境に恵まれています。一方で深刻な少子高齢化に直面しており、高齢化率は県内トップとなっています。こうした課題に対し、南大隅町ではまちの魅力を発信して関わる人を増やすため、令和3年度から「関係人口拡大創出プロジェクト事業」を開始し、オンラインでの情報発信や大崎駅前マルシェの開催などに取り組んできました。今回の「旅先納税®」システムの導入により、同システムの導入自治体数は南大隅町を含めて全国155自治体、鹿児島県内では14自治体目となります(2026年11月4日時点)。
Mr.ガジェット南大隅町は自然豊かな観光資源を持つ一方で、県内トップの高齢化率という課題があり、関係人口を増やすための取り組みとして旅先納税が導入されました。
Ms.ガジェット観光地としての魅力がありながらも少子高齢化が進んでいる地域において、旅をきっかけに関係人口を広げていく試みには注目したいですね。
デジタル商品券「南大隅でよかたび納税」の仕組みと利用方法
デジタル商品券「南大隅でよかたび納税」は、専用アプリのダウンロードが不要で、スマートフォンのウェブブラウザから寄附・受取・利用までを行える電子商品券です。決済方法には静的MPM方式の「二次元コード認証」が採用されています。利用時は店舗に設置された二次元コードを読み取り、使用金額を入力して確定し、支払い完了画面を店舗スタッフに提示することで決済が完了します。

寄附および利用の具体的な流れは以下の通りです。
- 「旅先納税®公式ホームページ」または加盟店設置の二次元コードから南大隅町の寄附サイトへ遷移
- 納税者情報を登録し、寄附金額を選択
- クレジットカード決済(VISA、Mastercard、JCB、American Express、Diners Club)で寄附を完了
- 「南大隅でよかたび納税」画面から「コード読み取り」をタップ
- 店舗設置の二次元コードを読み取り、利用金額を入力
- 「決済する」を押して支払い完了画面を加盟店に確認してもらう
Mr.ガジェット専用アプリを入れずにブラウザ上で完結し、店頭のQRコードを読み取って1円単位で使えるため、旅先での支払いがスムーズに行える仕様になっています。
Ms.ガジェットわざわざアプリをインストールせずにその場のブラウザで1円単位で決済できるのは、旅行者にとっても利用のハードルが低そうです。
寄附金額と返礼品の選択方法
「南大隅でよかたび納税」では、利用者の都合に合わせて3種類の寄附選択方法が用意されています。いずれの方法でも寄附額の30%相当が返礼品額となります。有効期限は寄附した日から365日間です。
| 選択方法 | 入力・設定範囲 | 返礼品額の算出条件 |
|---|---|---|
| 寄附額を入力して寄附 | 5,000円〜5,000,000円(1,000円単位) | 入力した寄附額の30%相当額が返礼品として付与 |
| 返礼品額を入力して寄附 | 1,500円〜1,500,000円 | 入力金額以上で最も近い返礼品額と対応寄附額が自動表示 |
| 定額プランから選択 | 5,000円/10,000円/30,000円/50,000円/100,000円(全5種類) | それぞれ1,500円/3,000円/9,000円/15,000円/30,000円分 |
寄附金の使途としては、「産業振興、元気な地域づくり、教育文化の町づくり等に関する事業」「ふるさとの自然、環境保全に関する事業」「高齢者支援等に関する事業」「観光振興等に関する事業」「災害等の復旧、対策に関する事業」「特に指定しない(町長に一任する)」から選択可能です。利用可能な加盟店は、町内の宿泊施設、飲食店、特産品販売店などの9店舗となっています(2026年11月4日時点)。
Mr.ガジェット寄附額は定額プランだけでなく、寄附したい金額や受け取りたい返礼品額から1,000円単位で柔軟に設定できるようになっています。
Ms.ガジェット現地で使いたい金額に合わせて返礼品額から逆算して寄附できる仕組みは、旅行中の無駄が出にくくて便利だと感じます。
大崎駅前マルシェ「おおさき二十四節気祭」での利用
2026年11月6日(金)と7日(土)の2日間、東京都品川区のJR大崎駅南口改札前で開催される大崎駅前マルシェ「おおさき二十四節気祭」において、南大隅町の加盟店が出店します。出店する4事業者(株式会社Honey Forest Brewing、31°CLINE花子、Tom's smoke、株式会社十津川農場)が販売する特産品の購入時にも、「南大隅でよかたび納税」を利用することができます。開催時間は各日12:00から19:00までとなっています。
地域課題解決プラットフォーム「e街プラットフォーム」の特長
「e街プラットフォーム®」は、ギフティが提供する自治体・地域課題解決向けのデジタルプラットフォームサービスです。国や地方自治体等の行政機関、商工会議所、地銀、地域インフラ企業、地域商社などを提供対象としており、旅先納税®のほか観光向け地域電子チケット、MaaS乗車券、プレミアム商品券、子育て世代応援券、地域商品券などに活用されています。

地域で利用可能な電子商品券の発行・流通を行うシステム「e街ギフト®」と連携することで、地域電子商品券の利用実績は自動でデータ化されます。これにより加盟店側での裏書や集計、請求業務が不要となり、精算や入金作業にかかる時間を短縮できる仕組みとなっています。
Mr.ガジェット利用データが自動で集計されるため、加盟店側にとっても裏書や請求などの煩雑な精算手続きを大幅に削減できるメリットがあります。
Ms.ガジェット地域活性化の取り組みでは店舗側の運用負担も気になるところですが、デジタル化で事務作業が軽減されるのは事業者にとっても安心ですね。
- 本記事で使用している画像は、メディアユーザーとしてPR TIMESより提供されたプレスリリース素材を利用しています。

現地に行くだけでなく都内の駅前マルシェでも商品券が使えるので、近隣に住んでいる人でも南大隅町の特産品を通じて応援できる機会になりそうです。