株式会社Geolocation Technologyは、IPインテリジェンスとAIを活用して不審なアクセスを可視化し、攻撃元IPのブロックリストを提供するセキュリティサービス「SURFPOINT™-Shield」の提供を開始しました。自社のIPアドレス調査蓄積に基づく「基本ブロックリスト」と、顧客のアクセスログから抽出した「お客様専用ブロックリスト」、さらにリスクを分析した「診断レポート」を提供し、ファイアウォールやWAFでのアクセス制御を支援します。
「SURFPOINT™-Shield」の提供機能と概要
「SURFPOINT™-Shield」は、Geolocation Technologyが蓄積してきたIPアドレスの調査・分析結果と、顧客から提供されたアクセス記録をもとに生成した2種類のブロックリストを提供するサービスです。利用企業はこれらのリストをファイアウォールやWAF(Web Application Firewall)へ登録することで、不審なアクセスに対する制御を行えます。

提供される主要な成果物は以下の2点および診断レポートです。
- 基本ブロックリスト: Geolocation TechnologyのIPアドレス調査・分析の蓄積から作成。顧客のログにまだ出現していない攻撃元にも事前に対処可能
- お客様専用ブロックリスト: 顧客のアクセス記録から攻撃元を抽出し、攻撃分類、件数、国、組織、高リスクIPなどの根拠情報を付与して提供
- 診断レポート: アクセス元の傾向や攻撃の種類、危険度をまとめ、対策の優先順位付けを支援
Mr.ガジェット汎用的なリストだけでなく自社ログから抽出した専用リストも用意されるため、実際に狙われている攻撃元と未知の脅威を分けて対策を検討できます。
Ms.ガジェットファイアウォールやWAFに直接登録できる形式で届くなら、設定変更の実務へスムーズにつなげられるかが気になるところです。
サービス提供の背景とアクセスログ分析の実態
企業のWebサイトやシステムでは、管理画面への不正アクセスやシステム脆弱性を狙う攻撃への対応が継続的に求められています。しかし、アクセスログは記録量が膨大であり、専門知識がないと不審なアクセスの特定やリスク評価、適切な対策の選定が困難でした。
Geolocation Technologyが2026年8月に自社のコーポレートサイトのアクセスログ約360万行を分析したところ、同社の判定基準で問題となるアクセスは1か月間で141,329回確認されました。送信元IPアドレスは4,581件、接続元は64の国・地域に及び、そのうち約58%が高リスクと分類されたとしています。
IPインテリジェンスとAIによるアクセス分析の仕組み
本サービスでは、IPアドレスデータベース「SURFPOINT™」のデータを活用し、アクセスログに対して国・地域、回線種別、組織名、リスクの高いIPといった属性情報を付加します。接続元の背景情報を踏まえた精緻な分析が可能となります。
属性が付加されたアクセスログはAIによって分析され、攻撃の目的やアクセス先の特徴に応じて8種類に分類されます。さらに危険度は「高・中・低」の3段階で評価され、優先して防御すべき脅威の特定を支援します。

分析結果は診断レポートとしてまとめられ、攻撃の種類や件数、接続元の属性が提示されるため、企業は自社システムが晒されているリスクの傾向を客観的に把握できます。
Mr.ガジェット国や回線種別などの属性を付与したログをAIで8種類と3段階のリスクに分類する設計で、対応の優先順位を判断しやすく整理しています。
Ms.ガジェット危険度が高・中・低で分かれていれば、まず遮断すべきアクセスを判断しやすそうですね。
「SURFPOINT™-Shield」オンライン説明会の開催概要
サービス提供開始に伴い、サービス内容や活用方法を紹介する無料オンライン説明会が開催されます。
- 開催日時: 2026年11月12日(木) 15:00〜15:30
- 開催形式: オンライン (ZOOMウェビナー)
- 参加費用: 無料
- 対象: 不正アクセス対策に取り組みたい経営者、情報システム担当者、Webサイトの責任者および担当者
- 申込方法: 専用申込フォームより受付
Ms.ガジェット30分間のウェビナー形式なので、リストの運用手順やレポートの具体的な見方を確認する機会になりそうです。
- 本記事で使用している画像は、メディアユーザーとしてPR TIMESより提供されたプレスリリース素材を利用しています。

自社サイトの1か月分だけで約14万件の問題アクセスがあったという数字を見ると、ログ解析を人手だけで追う難しさを実感します。