株式会社ジャストシステムは、セルフ型ネットリサーチ「Fastask」において、調査票をドラッグ&ドロップするだけでAI解析によりWebアンケートを自動生成する「調査票取込」機能を、2026年11月19日(木)より提供開始すると発表しました。
ドラッグ&ドロップで自動生成する「調査票取込」機能の概要
Fastaskは、アンケートの作成から集計、分析レポート作成までを即日で実施できるセルフ型ネットリサーチサービスです。企業が市場調査を行う際は、事前にExcelなどの表計算ソフトウエアを用いて設問や選択肢を並べた「調査票」を作成し、社内での検討や確認を行うケースが一般的となっています。しかし、従来のフローでは完成した調査票の内容をリサーチサービスの管理画面へ手作業で転記し直す必要があり、担当者にとって作業負荷となっていました。

今回提供される「調査票取込」機能(特許出願中)では、手元にある調査票ファイルをFastaskの画面上にドラッグ&ドロップするだけで取り込みが完了し、AIによる解析を経てWebアンケート画面が自動的に生成されます。
Mr.ガジェットExcelで作った調査票をWeb画面へ移し替える作業は転記ミスも起きやすいので、ファイルをそのままドラッグ&ドロップできる手軽さは現場の負担軽減に直結しそうです。
Ms.ガジェット社内レビューを通したフォーマットのまま直接読み込ませられるなら、リサーチ準備の手間がかなり減りそうですね。
作成時間を平均約2.4時間から90秒へ短縮するAI解析技術
ジャストシステムの公表によると、本機能の導入により、これまで平均約2.4時間かかっていたWebアンケート画面の作成・設定作業がわずか90秒へと大幅に短縮されるとしています。調査開始までの準備時間を削減することで、仮説検証のサイクルを早め、迅速な意思決定を支援する狙いがあります。
| 項目 | 所要時間 | 検証・調査条件 |
|---|---|---|
| 従来の画面作成・設定時間 | 平均約2.4時間 | 調査票(20問以下)をもとにした自己申告平均値(作成経験者n=293/2026年10月/ジャストシステム調べ) |
| 「調査票取込」機能による自動生成 | 平均90秒 | 調査票16種類(11~20問)をもとにした実測平均値(各3回計測/2026年10月/ジャストシステム検証) |
本機能には、記述方法やレイアウトが統一されていない調査票ファイルであっても、生成AIが内容を解釈して構造化する独自のデータ変換・自動補完技術が用いられています。調査票上で明記されていない設問タイプや条件分岐がある場合でも文脈から推測して取り込みを行うほか、設問タイプと選択肢の不一致や分岐エラーといった画面設定上の不整合を自動で検知して補正する仕組みを備えています。
Mr.ガジェット20問前後の調査でこれまで2時間以上かかっていた作成が約90秒になるというのは、検証条件も含めて具体的な短縮幅が示されています。
Ms.ガジェットレイアウトが統一されていないファイルでもAIが文脈を読んでエラー補正までしてくれる点は、実際の運用でどれだけ正確に反映されるか気になります。
自動判定に対応する設問タイプと各種アンケート設定
「調査票取込」機能では、アンケート設計における多様な設問タイプや調査特有の設定項目が自動判定され、高い精度で一括反映されます。
- 設問タイプ: 単一回答、複数回答、マトリクス、自由回答を自動判定し、設問文や選択肢へ反映
- 分岐・進行条件: 設問ごとの分岐条件、終了条件、パイピングを自動判定
- 設問制御: 選択肢のランダマイズ、フリーアンサー(FA)挿入、排他設定などを自動判定して反映
「Fastask」のサービス概要と提供条件
Fastaskは、約1,000万人のモニターを対象に、属性やスクリーニング調査を用いたターゲティングリサーチを行えるサービスです。専門リサーチャーによる設問添削サービスに加え、生成AIを活用した分析レポートの自動作成や今回の調査票取込機能を提供することにより、市場調査の低コスト化とスピード向上を両立させています。
「調査票取込」機能は、2026年11月19日(木)よりFastaskの機能として提供が開始されます。
Ms.ガジェット約1,000万人のモニター基盤と合わせて、調査票の取り込みからレポート作成までを急ぎで進めたい場面で役立ちそうです。
- 本記事で使用している画像は、メディアユーザーとしてPR TIMESより提供されたプレスリリース素材を利用しています。

単一回答や複数回答だけでなく、排他設定やパイピング、ランダマイズといった細かいアンケート設定まで一括で自動反映できるのは助かります。