チャット特化型ファンクラブプラットフォーム「FanPort」を運営するサクセス株式会社は、2026年10月1日から10月31日に開催した「神対応グランプリ」の結果を公表しました。本企画における「神対応」とは、ファンの要望を聞いた上でその人に適したコンテンツを提案して届ける接客の質を指しており、売上はその接客への対価として集計されています。競われた基準は総売上やフォロワー数ではなく、期間中に最も多く購入した「ファン1人」からの売上です。最高記録としてファン1人から約77万円の売上が計上されました。あわせて、個人が特定されない形で最高売上を記録したファンとのチャット1,126件と購入データ23回分をAIで分析した結果が公表されています。

最高売上を記録したファン1人の販売データ内訳
最高記録となった約77万円の売上は、1回の高額取引によるものではなく、同一のファンが1カ月の間に23回にわたり購入を重ねた結果となっています。チャットでの対話を続けながら複数回の販売が行われました。販売された画像数は42枚で、クリエイター側からのオファー送信回数32回に対して購入率は約72%を記録しています。

| 項目 | 実績数値 |
|---|---|
| 売上 | 約77万円 |
| コンテンツ販売回数 | 23回 |
| 販売価格帯 | 約4,700円〜4万7,000円 |
| 平均販売価格 | 約3万3,000円 |
| 販売画像数 | 42枚 |
| オファー送信回数 | 32回 |
| 購入率 | 約72% |
23回におよぶ販売の価格帯は約4,700円から4万7,000円の範囲で推移し、平均販売価格は約3万3,000円でした。固定された価格の商品を不特定多数へ均一に販売する形式とは異なり、会話の内容や提案するコンテンツに応じて価格が柔軟に設定されています。
Mr.ガジェット1回の高額取引ではなく、23回に細かく分かれた購入で約77万円に達している点が特徴的です。平均単価は約3万3,000円となっています。
Ms.ガジェットオファー送信回数32回に対して購入率が約72%というのは、提案がファンの希望としっかり合致していたことがうかがえます。
チャット稼働時間と日別の売上動向
対象ファンとのチャット総数は1,126件に上りましたが、31日間連続で毎日行われたわけではなく、実際にチャットが発生した日数は13日間でした。メッセージが30分以上途切れた場合を別セッションとして集計したところ、推定チャット稼働時間は約19時間と算出されています。チャット稼働時間のみから単純計算された推定時給は約4万1,000円となります。なお、この計算にはコンテンツ制作などの作業時間は含まれていません。
売上の発生は日によって偏りがあり、特に集中した日として10月23日には5回購入で約23万7,000円、10月31日には7回購入で約24万2,000円を記録しました。1日の対話の中で複数回の販売が成立しています。取引の流れとしては、チャットからコンテンツの提案、購入を経て会話を継続し、さらに別のコンテンツを提案して再購入に至るサイクルが繰り返されました。

Mr.ガジェット月間31日のうち実際にやり取りがあったのは13日間で、推定稼働時間は約19時間と算出されています。特定の日には1日で20万円を超える売上も記録されました。
Ms.ガジェット毎日張り付いているわけではなく、特定の日に集中して対話と提案が行われていたスケジュール配分が興味深いですね。
AI分析により導き出された継続購入の3つの特徴
対象期間中のチャットログおよび販売データをAIで分析したところ、継続的な購入につながったコミュニケーションには共通する3つの特徴が確認されました。
- 先にファンの要望を聞く:初めから商品を一方的に提示せず、「何が好きか」「何を見たいか」「どんな内容を求めているか」を対話の中で確認した上でコンテンツを提案している点。
- 購入後も会話を続ける:1回の購入完了でやり取りを終了させず、会話を継続することで新たな要望を引き出し、次の提案へとつなげている点。
- ファンごとに提案を変える:名前を呼ぶ、好みを記憶する、個別要望を反映するなど、1対1のきめ細やかな対応とセットでコンテンツを提供している点。
Mr.ガジェットAI分析によって、要望の事前ヒアリング、購入後の対話継続、個別最適化という3つの接客パターンが抽出されています。
Ms.ガジェット一方的な商品陳列ではなく、会話のキャッチボールそのものが付加価値になっている構造が分析から伝わってきます。
チャット特化型ファンクラブ「FanPort」について
FanPortは、1対1のチャットを通じてファンの要望に合わせた写真や動画、音声などを販売できるチャット特化型のファンクラブプラットフォームです。同プラットフォームでは、今回の「神対応グランプリ」で得られた数値データの分析結果を踏まえ、クリエイターが収益化しやすい機能の開発や運営改善に今後も役立てていく方針を示しています。
- 本記事で使用している画像は、メディアユーザーとしてPR TIMESより提供されたプレスリリース素材を利用しています。

チャットを通じた1対1の提案型販売という仕組みが、今後どのようにクリエイター支援機能へ反映されていくのか注目したいです。