エレコム株式会社は、SurfaceなどのMicrosoft Pen Protocol 2.0(MPP 2.0)対応端末で使用できるアクティブタッチペンを10月中旬より発売しました。一般販売向けの「P-TPMPP03BK」と、USB Type-Cケーブルを付属しない通販専売モデル「P-TPMPP03WBK」の2型番を用意しており、価格はいずれもオープン価格です。ペン先とポイントの位置ズレや遅延を改善し、筆記具のような濃淡表現を可能にしています。
MPP 2.0対応による描画性能とペン軸設計
本製品は、Surface用純正ペンに近い描き心地を追求したMPP 2.0規格対応のアクティブタッチペンです。筆圧検知と傾き検知に対応しており、鉛筆などの筆記具のような濃淡のあるリアルな表現が行えます。ただし、使用するアプリや端末環境によっては筆圧感知や傾き感知機能が動作しない場合があります。また、すべてのSurfaceシリーズに対応しているわけではなく、エレコム公式サイトの対応表で事前の確認が必要です。

同社の汎用アクティブタッチペンと比較して、ペン先とポイントの位置ズレや入力遅延(レイテンシー)が大幅に改善されています。ペン軸にはテーブルや床の上に置いても転がりにくいD型形状を採用しました。また、Surface本体への磁気吸着にも対応していますが、機種によっては吸着しにくい場合がある点も案内されています。

Ms.ガジェットMPP 2.0規格を採用しているものの、Surfaceの全機種で使えるわけではないため、購入前にメーカーの対応表を確認する必要があります。
操作性とペン先交換構造
画面に手のひらを置いた状態でもペンの入力のみを認識し、誤動作を防ぐパームリジェクション機能を搭載しています。ペン先には導電性に優れたポリアセタール樹脂(POM)が使われており、耐久性を確保しながら画面を傷つけにくい仕様です。ガラスフィルムの上からでも操作が可能ですが、保護フィルムの種類によってはこすれ音の発生や反応の低下が起きるケースがあります。

ペン先が劣化した際のために、交換用のペン先が2個と専用の引き抜き治具が同梱されています。治具を使ってペン先を交換することで、本体を長期間利用できます。

Ms.ガジェットペン先には耐摩耗性の高いPOM樹脂が採用されており、予備のペン先が2個付属する点は消耗時の安心材料と言えます。
バッテリー仕様と自動スリープ機能
電源周りでは、約60分でフル充電が完了し、満充電時から約200時間の連続使用が可能です。端末とのペアリング作業は不要で、画面にペン先を近づけると自動で起動します。使用後は30分間静置するとスリープモードへ移行して電力消費を抑えます。ペン側面には範囲選択や文字消去が行える「選択・消しゴムボタン」を備え、バッテリー残量が低下した際にはLEDランプが赤く点灯して知らせます。


充電時の注意点として、本製品にACアダプターは同梱されていないため、別途5V/1A以上のUSB出力アダプターを用意する必要があります。また、初回使用前の充電や、3カ月に一度の定期充電が推奨されています。合成皮革などの樹脂製品に接触させると色移りする可能性がある点も明記されています。
Ms.ガジェット画面に近づけるだけで起動する仕様は手軽ですが、ACアダプターは付属しないため手持ちのUSB電源環境をあらかじめ確認しておくと安心です。
「P-TPMPP03BK」と「P-TPMPP03WBK」の製品仕様と比較
発売されたラインアップは一般販売向けと通販専売向けの2モデルです。基本性能やペン本体の仕様は同一ですが、販売チャネルとUSB Type-Cケーブルの有無が異なります。また、両モデルともに輸送効率を高める外装箱設計を採用した、エレコムの自社環境基準『THINK ECOLOGY』認定製品となっています。
| 項目 | P-TPMPP03BK | P-TPMPP03WBK |
|---|---|---|
| 販売形態 | 一般販売 | 通販専売 |
| 価格 | オープン価格 | オープン価格 |
| 対応規格 | Microsoft Pen Protocol 2.0 | Microsoft Pen Protocol 2.0 |
| ペン先素材 | ポリアセタール樹脂(POM) | ポリアセタール樹脂(POM) |
| 連続使用時間 | 約200時間 | 約200時間 |
| 充電時間 | 約60分 | 約60分 |
| USB Type-Cケーブル | 付属 | 付属なし |
| 交換用ペン先・治具 | 付属(ペン先2個、治具1個) | 付属(ペン先2個、治具1個) |

Ms.ガジェット2モデルの本体機能に差はないため、手元にUSB Type-C充電ケーブルがあるかどうかで購入先を選び分ける形になります。
- 本記事で使用している画像は、メディアユーザーとしてPR TIMESより提供されたプレスリリース素材を利用しています。
