ドゥカティは2026年10月29日、同社の象徴的なネイキッドバイクシリーズのニューモデルとして、初代から受け継がれるダークカラーを採用した「Monster Dark」を発表しました。890ccのV2エンジンやアルミニウム製モノコックフレームを搭載し、車両重量(燃料を除く装備重量)は従来モデルから4kg軽量化された175kgを実現しています。
「Monster Dark」の概要とデザイン
Monster Darkは、初代Monsterから受け継がれてきた伝統的なダークカラーを採用し、本質的で力強い存在感を際立たせたネイキッドバイクです。燃料タンクのショルダーエリアがヘッドライトを囲む「バイソンバック(バイソンの背中)」デザイン、短く軽量に仕上げられたテールセクション、そしてライダーとパッセンジャーが一体となったファブリック製シングルピース・シートといった外観の特徴を備えています。

足回りにはオールブラックのホイールが組み合わされ、フロントフレーム、エグゾースト・エンドキャップ、エアインテーク・シュノーケルには非塗装のエレメントが採用されています。また、ウインカーにはスタティック(従来型)ターンインジケーターを装備しています。

Mr.ガジェット初代モンスターを思わせるマットブラック調のダークカラーと、各部の非塗装パーツによるコントラストがデザインの特徴です。
Ms.ガジェット黒で統一された引き締まった外観は、シンプルでありながら強い存在感を感じますね。
890cc V2エンジンと走行性能
パワーユニットには890ccのV2エンジンを搭載しています。最高出力は111ps(9,000rpm)、最大トルクは91.1Nm(7,250rpm)を発揮し、4,000rpmから10,000rpmの回転域で最大トルクの80%以上を利用可能です。バルブ・クリアランスの点検と調整間隔は45,000km毎に設定されています。なお、ヨーロッパのA2ライセンス保有者向けには、最高出力を35kWに制限した仕様も用意されます。
Mr.ガジェット890ccのV2エンジンは中低速から高回転まで幅広いトルク特性を持ち、バルブクリアランスの点検間隔も45,000kmと長期間に設定されています。
Ms.ガジェット点検間隔が長く設定されている点は、日常的なメンテナンス面でも安心感があります。
車体構造とライディングポジション
フレームにはスーパーバイク由来のアルミニウム製モノコック構造を採用し、リアサブフレームにはテクノポリマー製部材とスチール製トレリスを組み合わせています。各コンポーネントを軽量設計とすることで、燃料を除く装備重量は175kgに抑えられ、従来モデルと比較して4kgの軽量化が図られました。

シート高は標準で815mmに設定されていますが、日本仕様車においてはローサスペンションとローシートを組み合わせることで775mmのシート高を実現し、足つき性とコントロール性の向上が図られています。
Mr.ガジェット日本仕様車ではローサスペンションとローシートが標準採用され、海外仕様の815mmから775mmへとシート高が引き下げられています。
Ms.ガジェット足つき性が大きく変わるポイントなので、小柄なライダーにとっても扱いやすくなりそうですね。
シャーシ・サスペンション・ブレーキ仕様
フロントサスペンションにはショーワ製43mm倒立フォーク、リアにはプリロード調整が可能なショーワ製モノショックを採用しています。ブレーキシステムにはブレンボ製M4.32キャリパーとPR16/21ラジアル・マスターシリンダーを搭載し、タイヤにはピレリ製ディアブロ・ロッソ4(フロント:120/70、リア:180/55)が標準装着されます。
電子制御システムとメーター機能
6軸慣性測定ユニット(6D IMU)を備えた電子制御パッケージを標準装備しており、コーナリングABS、ドゥカティ・トラクション・コントロール(DTC)、ドゥカティ・ウィリー・コントロール(DWC)、エンジン・ブレーキ・コントロール(EBC)が含まれます。各システムの介入レベルは調整が可能です。
ライディングモードは「スポーツ」「ロード」「アーバン」「ウェット」の4種類が用意されており、路面状況やライディングスタイルに応じてバイクの特性を切り替えられます。メーターには解像度800×400、アスペクト比16:9の5インチ・フルTFTカラーディスプレイを採用し、ハンドルバーに配置されたジョイスティックで操作可能です。灯火類にはデイタイム・ランニングライト(DRL)を備えたフルLEDライティングシステムを搭載しています。
Mr.ガジェット6軸IMUによるトラクションコントロールやコーナリングABSに加え、用途に合わせた4つのライディングモードが用意されています。
Ms.ガジェット市街地向けのアーバンから雨天時のウェットまで、状況に応じて切り替えられる機能は頼もしいですね。
主要スペック一覧
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| エンジン型式 | V2エンジン |
| 排気量 | 890cc |
| 最高出力 | 111ps @ 9,000rpm |
| 最大トルク | 91.1Nm @ 7,250rpm |
| 車両重量(燃料を除く装備重量) | 175kg(従来比 -4kg) |
| フレーム | アルミニウム製モノコックフレーム |
| シート高 | 815mm(日本仕様車:775mm) |
| フロントサスペンション | ショーワ製43mm倒立フォーク |
| リアサスペンション | ショーワ製モノショック(プリロード調整可能) |
| フロントブレーキ | ブレンボ製M4.32キャリパー、PR16/21ラジアル・マスターシリンダー |
| タイヤサイズ | フロント:120/70、リア:180/55(ピレリ製ディアブロ・ロッソ4) |
| ディスプレイ | 5インチ・フルTFTディスプレイ(16:9、800×400) |
| ライディングモード | スポーツ、ロード、アーバン、ウェット(4種類) |
Ms.ガジェット車重175kgという軽量さと111psの出力バランスが、数値の上でも分かりやすく整理されています。
カスタマイズとオプション装備
Monster Darkでは、ライダーの好みに合わせて追加可能な各種オプション装備が用意されています。主なオプション装備は以下の通りです。
- ドゥカティ・クイック・シフト
- クルーズ・コントロール
- パッセンジャーシート・カバー
- ウインドシールド
- ドゥカティ・マルチメディア・システム(DMS)
- ターン・バイ・ターン・ナビゲーション
- ドゥカティ・パワー・ローンチ
これらのアクセサリーはDucati.comのコンフィギュレーターで確認できるほか、ヘルメット、ジャケット、パンツなどの専用ライディング・ギアも展開されます。なお、今回の発表において車両価格や日本での発売時期に関する詳細な情報は記載されていません。
Mr.ガジェットクイックシフトやクルーズコントロール、ローンチコントロールなど、ライディングスタイルに応じた電子装備を追加可能です。
Ms.ガジェット好みの装備をコンフィギュレーターで選んでカスタマイズできる仕組みは魅力的です。
- 本記事で使用している画像は、メディアユーザーとしてPR TIMESより提供されたプレスリリース素材を利用しています。


ブレンボ製キャリパーやショーワ製サスペンションなど、信頼性の高い足回りパーツで固められている点に注目しています。