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サイバーセキュリティ総研、AIフォレンジック「Fast-IR」の提供を開始

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サービス名や調査フローのステップ、価格目安を示した案内画像

株式会社サイバーセキュリティ総研は、これまでベータ版で展開していたAIフォレンジックサービス「Fast-IR」の提供を2026年10月20日より開始しました。自動化されたデータ収集ツールと分析用の独自LLMを組み合わせ、資格を持つ専門エンジニアによる確認を並行して行うことで、調査の迅速化と判断の確実性を両立する構成をとっています。

目次

「Fast-IR」のサービス概要と開発背景

ランサムウェアをはじめとするセキュリティ被害が発生した際、どの端末で何が起き、どこから侵入されたかを究明する作業がフォレンジック調査です。人手だけで1台ずつ調査を進めると端末数に応じて時間と費用が増大し、初動対応の遅れにつながる課題がありました。Fast-IRは証跡の収集と整理をAIで高速化し、最終判断を専門家が担うことで初動調査の負担軽減を図っています。

サービス名や調査フローのステップ、価格目安を示した案内画像
Mr.ガジェット

インシデント初動での台数調査は時間との戦いになりますから、収集と整理の工程をツールとLLMで定型化する発想は合理的です。

Ms.ガジェット

初動対応で端末の切り離しや絞り込みに時間がかかると被害が広がりかねないので、最初の整理が早まるのは心強いですね。

調査を支える3つの仕組み

Fast-IRの調査体制は、自動化ツール、独自LLM、専門エンジニアの連携による3段階の仕組みで構成されています。

  • 調査手順を自動化したデータ収集ツール:フォレンジックエンジニアの調査手順を自動化し、多数の端末から証跡を一括収集します。
  • 分析用の独自LLM:複数の記録を1本の時系列へ整理し、侵入口の候補や被害が波及した端末・アカウントを推定します。
  • エンジニアによる確認:AI解析と並行して国際資格を持つエンジニアが確認および分析を実施し、最終的な判断を下します。

なお、AIによる解析結果には推定が含まれており、インシデントの解決や原因の完全な特定を保証するものではない点もあわせて告知されています。

Ms.ガジェット

LLMの分析だけに任せず、資格を持つエンジニアが並行して確認し最終判断を下す体制になっている点は実務での判断材料として安心感があります。

2つの調査プランと料金体系

提供プランは、影響範囲を広く絞り込む「ファストフォレンジック」と、対象端末の原因を1台ずつ深く究明する「ディープフォレンジック」の2種類が用意されています。ファストフォレンジックはAI解析の活用により台数増加に伴う作業負担が比例しにくいため、台数帯に応じた定額制が採用されました。料金表記はすべて税別です。

プラン名対象・目的調査台数料金(税別)
ファストフォレンジック広く浅く、影響範囲を絞り込む1〜15台25万円
ファストフォレンジック広く浅く、影響範囲を絞り込む16〜100台40万円
ファストフォレンジック広く浅く、影響範囲を絞り込む101〜300台60万円
ファストフォレンジック広く浅く、影響範囲を絞り込む301台〜個別見積
ディープフォレンジック狭く深く、1台ずつ原因を究明1台20万円
Fast-IRのプラン別料金一覧

対象台数はPCおよびサーバー(物理、仮想、クラウドVM)の合算値となります。調査はリモートでの実施が基本となっており、現地訪問を希望する場合は別途費用が発生します。スマートフォン、タブレット、OT機器や特殊機器の調査については個別見積での対応です。

Mr.ガジェット

一次切り分けのファストフォレンジックが台数枠ごとの定額設定になっており、原因を特定するディープと役割が明確に分かれています。

Ms.ガジェット

端末が多い環境だと費用総額が読みづらくなりやすいので、影響範囲の調査段階で定額帯が提示されていると稟議も通しやすそうです。

相談受付窓口と事業者向け提供体制

緊急相談フォームは24時間365日いつでも受け付けています。同社からの連絡および調査対応の開始時刻は平日9:00〜18:00です。サイバーセキュリティ総研の監視サービスやお助け隊パックの未契約企業でも相談が可能なほか、フォレンジック業務を手がけるセキュリティ事業者向けのホワイトラベル(OEM)提供にも対応しています。

Ms.ガジェット

既存サービスの契約がなくても緊急フォームから相談でき、他社向けOEM提供も用意されているなど利用窓口が広く確保されていますね。

  • 本記事で使用している画像は、メディアユーザーとしてPR TIMESより提供されたプレスリリース素材を利用しています。
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