株式会社ナレッジセンスは、法人向けAIエージェント「ChatSense」のブラウザ操作エージェント機能「Cowork」において、AIが操作しているページを枠とバナーで強調表示する機能を提供したと発表しました。作業履歴への対象タブ表示や画面上からの停止操作にも対応し、複数タブ展開時の視認性と操作管理を強化しています。
ブラウザ操作エージェント「Cowork」強調表示機能の概要
「Cowork」は、複数のWebサービスを横断する業務をAIに依頼できるChatSenseのブラウザ操作エージェント機能です。今回のアップデートにより、AIが実際に操作しているページに対して枠とバナーを用いた強調表示が行われるようになりました。利用者が複数のタブを開いて作業を進めている状況でも、AIがどのページを処理しているのかを画面上で判別しやすくなります。

加えて、作業履歴の画面上にもAIが操作した対象タブが表示される仕組みを導入しました。これにより、どの画面でどのような処理が実行されたのかを後から確認することが可能です。さらに、画面上には停止ボタンが配置されており、AIの挙動を確認しながら必要に応じてその場で処理を止められる運用に対応しています。
Mr.ガジェットブラウザ上でAIがどのタブを触っているかが枠とバナーで示されるため、自動化処理中の視線誘導が明確になります。
Ms.ガジェットタブをたくさん並べて作業することが多いので、どこが勝手に動いているか一目で分かれば安心感がありそうです。
新機能提供の背景と現場の課題
発表によると、業務効率化やサービス品質向上を目的にChatGPTをはじめとする生成AIの法人導入が進んでおり、ChatSenseにおいても東証プライム上場企業を含む大手企業など500社以上へ導入されているとしています。一方で、Coworkを用いて複数タブを開いた状態で作業を任せる場合、AIがいまどの画面を操作しているのかが見分けにくく、必要なタイミングで作業停止を判断しづらいケースが生じていました。
実際に日々業務でCoworkを活用している企業から「AIの操作対象をひと目で確認できるようにしたい」という要望が寄せられたことを受け、今回のハイライト表示機能の実装に至ったと説明されています。
法人向けChatGPTサービス「ChatSense」の主な仕様と特徴
「ChatSense」は、米OpenAI社の大規模言語モデルChatGPTをベースにセキュリティ環境を強化した法人・自治体向けの業務効率化サービスです。導入ハードルを下げる方針がとられており、初期費用は無料で、最低利用期間の縛りは設けられていません。
プラン構成や主要機能の提供範囲は以下の通りです。
- チャット内容の学習除外:エンタープライズプラン、スタンダードプラン、無料スタータープランの全プランでAIの学習からチャットデータを保護
- 社内共有・管理機能:プロンプトの社内共有機能、メンバーの一括管理機能、フォルダ&ドラッグ機能を搭載(大半の機能は無料プランから利用可能)
- 契約体系:初期費用無料、最低利用期間の縛りなし
Mr.ガジェット無料のスタータープランを含めた全プランで、チャット内容がAIの追加学習に使われない仕様が共通化されています。
Ms.ガジェット初期費用や利用期間の縛りがなく、無料枠でも学習防止や共有機能が試せる構成になっているのは導入しやすそうです。
- 本記事で使用している画像は、メディアユーザーとしてPR TIMESより提供されたプレスリリース素材を利用しています。


操作画面が見分けにくくて停止の判断が遅れるという悩みは、自動ブラウザ操作ならではのリアルな現場課題だと感じました。