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Gemini搭載で設計生産性が最大10倍に
ケイデンスは、Googleとの戦略的協業に基づき、チップ設計・検証基盤を強化すると発表しました。本協業の核となる「Cadence ChipStack AI Super Agent」は、大規模言語モデル「Gemini」を統合した設計自動化ソリューションです。
同ソリューションは、以下の工程において最大10倍の生産性向上を実現するとのことです。
- デジタル設計
- テストベンチ開発
- 検証計画
- リグレッション管理
- 自動デバッグ
Ms.ガジェットEDA(電子設計自動化)の各工程で生産性が最大10倍になるというのは、半導体開発の現場にとって非常に大きなインパクトがありそうですね。
革新的な「メンタルモデル」技術を採用
ChipStack AI Super Agentには、革新的な「メンタルモデル」技術が搭載されています。この技術は、ケイデンスが持つ既存の専門技術を通じて高度なエージェント型推論を可能にするものです。
これにより、大規模言語モデル(LLM)が生成するコンテンツの品質と正確性が向上し、EDAツールをより的確に駆動できる仕組みとなっています。設計チームは、この仕組みを活用することで開発サイクルを大幅に短縮し、テープアウト(設計完了後の製造工程への移行)までの期間を加速できるとしています。
Ms.ガジェットAIが単にコードを書くだけでなく、EDAツールを適切に制御して品質を高めるという点が、実用性を重視している印象を受けます。
Google Cloud環境での利用が可能に
今回の取り組みでは、Google Cloudのコンピューティング基盤が活用されています。Geminiによる推論エンジン、ケイデンスのEDAツール、そしてAIエージェントに必要な演算リソースを統合することで、クリック一つで展開可能なエンドツーエンドのソリューションを実現しました。
なお、Cadence ChipStack AI Super Agentは、現在Google Cloud Marketplaceにて提供が開始されています。安全かつ柔軟に拡張可能なクラウド環境を活用することで、次世代のエージェント駆動型設計を推進する方針です。
Ms.ガジェットクラウドネイティブな環境で、必要なリソースを即座に展開できる点は、大規模な設計プロジェクトにおいて利便性が高そうです。
- 本記事で使用している画像は、メディアユーザーとしてPR TIMESより提供されたプレスリリース素材を利用しています。

