インターネットエクスチェンジ(IX)事業を手がけるソフトバンク株式会社子会社のBBIX株式会社は、2026年10月1日、北陸通信ネットワーク株式会社(HTNet)が運営する「HTNet 金沢センター」内に地域分散型クラウドプラットフォーム「OCF(OCX Compute Fabric)」の拠点を開設しました。
これに伴い、HTNetは同拠点を基盤とする地域密着型クラウドサービス「HTNet Cloud powered by OCF」を2026年11月1日より提供開始します。
「HTNet 金沢センター」へのOCF拠点開設の背景と狙い
企業や自治体でのクラウド利用が広がる一方で、主要なクラウドリージョンは大都市圏に偏在しており、北陸地域の利用者にとっては通信遅延やネットワーク構成の複雑化が課題となっていました。さらに、年々高騰するサーバリソースや調達期間の長期化が、サーバ環境の更新や運用の継続における障壁として指摘されています。
こうした課題に対応するため、北陸地域において利用場所に近接したセキュアかつ安定的なクラウド環境を提供することを目的として、OCFの金沢リージョンが開設されました。
Mr.ガジェット大都市圏のデータセンターに依存すると北陸エリアでは通信経路が長くなり遅延や調達面での負担が生じるため、現地にリージョンを置く形が採られています。
Ms.ガジェット地方の拠点近くに直接つながるサーバ環境があれば、通信の遅延やネットワーク構成の悩みを解消しやすそうですね。
「HTNet Cloud powered by OCF」のサービス特徴と提供構成
「HTNet Cloud powered by OCF」は、北陸全域をカバーするHTNet自社の光ファイバーネットワークと、BBIXが提供するクラウドプラットフォーム「OCF」を組み合わせて構築されています。
これにより、企業や自治体の拠点からダイレクトかつセキュアに接続できる環境を整え、業務システムやデータの安全な受け皿となるサーバ基盤を実現します。地域密着型の基盤として、ネットワーク、クラウド、セキュリティ領域のITインフラをトータルでサポートする構成となっています。

地域分散型クラウド「OCF(OCX Compute Fabric)」の仕組み
「OCF(OCX Compute Fabric)」は、BBIXと株式会社IDCフロンティアが共同で提供する地域分散型クラウドプラットフォームです。BBIXとその子会社であるBBSakura Networks株式会社が手がけるクラウド型ネットワークサービス「OCX(Open Connectivity eXchange)」の全国拠点を活用し、各地域のデータセンターへクラウド基盤を分散して配置しています。
利用者の拠点に近い場所でサーバリソースを展開することで、柔軟な環境構築と低遅延な通信の両立を図っています。

Mr.ガジェットOCFはBBIXやIDCフロンティア、BBSakura Networksのネットワーク資産を活用し、全国の地域データセンターへ分散配置する設計になっています。
Ms.ガジェット全国規模のネットワーク基盤を使いつつ、各地のセンターに分散して配置できる仕組みになっているのですね。
提供スケジュールと今後の展開
本拠点および関連サービスの展開日程は以下の通りです。
- 2026年10月1日:「HTNet 金沢センター」内にOCF拠点を開設
- 2026年11月1日:HTNetによる「HTNet Cloud powered by OCF」の提供を開始
両社は今後も北陸地域において近接したクラウド基盤の提供を継続するとともに、現地の協業パートナーや他リージョンの事業者との連携を進め、地域のITインフラ拡充やクラウド選択肢の拡大に貢献していく方針を示しています。
Ms.ガジェット10月の拠点開設に続いて11月1日から新サービスが動き出すとのことで、今後の地域パートナーとの連携拡大にも注目したいです。
- 本記事で使用している画像は、メディアユーザーとしてPR TIMESより提供されたプレスリリース素材を利用しています。

HTNetの自社光ファイバー網とOCFが組み合わさることで、北陸の自治体や企業が閉域や安全な経路で直接つなげる構成になる点が頼もしいです。