アバーメディア・テクノロジーズ株式会社は、2026年9月30日、NVIDIA Jetson Thorに対応したAVerMedia製キャリアボード「D333」を発売したと発表しました。ヒューマノイドやAMR(自律走行ロボット)に搭載可能な120×120mmの超小型サイズを実現し、ロボティクス向けの高精度なセンサーフュージョンと超低遅延のモーション制御を可能にするとしています。
ロボティクスの開発と運用に最適化された設計
AVerMedia D333は、次世代ロボティクスおよび映像解析用途に向けて開発されたキャリアボードです。移動体の限られた組込スペースに収まる超小型サイズでありながら、NVIDIA Jetson Thorと様々な周辺デバイスに対応し、高度なAIロボティクスの開発を支援します。

RealSense社およびStereolabs社のデプスカメラに対応済みであり、ドライバを統合したBSP(ボードサポートパッケージ)を完備しています。また、PREEMPT_RTに対応したリアルタイムBSPも用意されているほか、開発環境に合わせたカスタムBSPの提供も相談可能とのことです。
D333の主要スペック
AVerMedia D333の主な仕様や機能は以下の通りとなっています。

| 項目 | スペック |
|---|---|
| 本体サイズ | 120 × 120 mm |
| 重量 | 約120g |
| 対応モジュール | NVIDIA Jetson Thor(T5000 / T4000) |
| ネットワーク | QSFPによる4 × 25 GbE(JetPack 7.2使用時) |
| 制御インターフェース | 4 × CAN-FD、PWMなど |
| カメラ構成 | GMSL、PoE、USBなど多様に対応 |
| 動作温度範囲 | -40~85℃(周辺機器を除く製品本体部分) |
※ 動作温度範囲は周辺機器を除く製品本体部分の値となっています。
NVIDIA Jetson Thorシリーズとの連携
NVIDIA Jetson Thorは、フィジカルAIおよびロボティクスのために最適化されたプラットフォームです。Blackwell GPUとArm Neoverse-V3AE CPUをベースに構築されています。

Jetson T5000は最大2070 FP4 TFLOPSのAI演算性能と128GBメモリを搭載し、Jetson T4000は最大1200 FP4 TFLOPSのAI演算性能と64GBメモリを搭載しています。AVerMediaのD333キャリアボードと組み合わせることで、Jetson Thor SoMの性能を最先端のロボティクス・ソリューション向けに最大限に活用できるとしています。
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