ATEN International Co., Ltd.は、新製品「KE6948A」を含む「ATEN KVM over IP マトリックスシステム」が、公益財団法人日本デザイン振興会主催の「2026年度グッドデザイン賞」を受賞したと発表しました。過酷な環境に置かれた機器を離れた安全な場所から遠隔操作でき、作業者の安全性向上に貢献する点が評価されました。
過酷な環境下の機器を遠隔制御するシステムの受賞理由
公益財団法人日本デザイン振興会が主催するグッドデザイン賞は、1957年に創設された総合的なデザイン評価・推奨の仕組みです。製品の外観だけでなく、使いやすさ、機能性、社会への貢献度などを総合的に評価しています。
今回受賞した「ATEN KVM over IP マトリックスシステム」は、過酷な現場環境に設置された機器類を安全な場所から遠隔操作できる設計が採用されています。危険を伴う現場に直接作業者を配置することなく運用を可能にし、現場の安全性向上に寄与する点が高く評価されました。

Ms.ガジェット人間が立ち入るリスクが高い現場から離れて制御できる仕組みそのものが、安全確保の観点からデザインとして評価されています。
「KE6948A」の特徴と対応規格
システムを構成する新製品「KE6948A」は、DVI-Iに対応したKVM over IPエクステンダーです。産業用途で求められる耐久性に加え、厳しい船舶環境での運用を想定して設計されています。
同製品はDNV認証要件を満たすとともに、船舶向けの規格である「IACS E10」および「IEC 60945」に準拠しています。これにより、船舶や過酷な産業現場においても安定した遠隔操作が行える信頼性を備えています。

Ms.ガジェット船上などの振動や環境負荷に耐えうるDNV認証およびIEC 60945規格を満たしている点が、汎用KVM製品と異なる特徴です。
セキュリティ分離と低遅延伝送
KE6948Aでは、専用のKVM over IPネットワークを外部ネットワークから独立して構成するネットワーク分離に対応しています。これにより、重要システムに対する不正アクセスや情報漏えいのリスクを抑える設計となっています。
また、IPネットワークを介して離れた場所に設置された機器を低遅延で操作できるため、中央監視室や離れたコントロールルームからの安定した運用管理を実現します。
Ms.ガジェット外部網と切り離した専用ネットワーク構築により、制御系統への侵入経路を限定する運用が可能です。
CCKMによる一元管理と画面操作機能
運用の効率化に向けて、管理ソフトウェア「CCKM」に対応しています。複数機器の監視や各種設定、トラブル発生時の対応を単一の管理画面に集約し、システム全体の運用作業を一元化できます。
操作面では、マウスカーソルをディスプレイ間で移動させるだけで操作対象を切り替えられる「マルチスクリーンコントロール」を搭載しています。さらに、操作端末と大型のビデオウォール間でスムーズに映像を共有できるプッシュ・プル機能も備えています。
Ms.ガジェット複数モニター環境でも視覚的なカーソル移動だけで切り替えられるため、緊急時の操作手順を簡略化できます。
グッドデザイン賞 審査委員の評価コメント
審査委員からは、主に海事・船舶分野を対象に、安全な場所から遠隔で複数の機器を操作可能にする点についてコメントが寄せられています。通信の低遅延性や4K無劣化映像の視覚精度、耐障害性、電源およびネットワークの冗長化といった仕様を満たし、船舶の航海・無線通信機器に関する国際規格IEC 60945に適合している点が挙げられました。危険な現場に人を配置せず操作できる技術により、真の安全を実現するデザインであると評されています。
Ms.ガジェット審査委員は機器の単体形状だけでなく、電源やネットワークの冗長性を含めた運用継続設計を重視しています。
「2026年度グッドデザイン賞受賞展」の出展情報
今回受賞した新製品「KE6948A」は、東京ミッドタウンで開催される「2026年度グッドデザイン賞受賞展(GOOD DESIGN EXHIBITION 2026)」にて展示されます。全受賞作品が集まり紹介されるイベントです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名称 | G展・グッドデザイン賞受賞展・GOOD DESIGN EXHIBITION 2026 |
| 会期 | 2026年10月31日(土)~11月4日(水) |
| 時間 | 11:00~19:00(最終日は18:00まで) |
| 会場 | 東京ミッドタウン(東京都港区赤坂9-7-1) |
| 入場料 | 無料(事前予約不要) |
| 主催 | 公益財団法人日本デザイン振興会 |
Ms.ガジェット事前予約なし・入場料無料で実機展示を確認できる会期が設定されています。
- 本記事で使用している画像は、メディアユーザーとしてPR TIMESより提供されたプレスリリース素材を利用しています。
