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アスメック、Sensing社の車載・ロボティクス向け8.3MP GMSL2カメラモジュール「SG8-OX08DC-G2G-Hxxx」を取り扱い開始

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黒いカメラモジュール本体と、背景に配されたロボット頭部およびブランドロゴ。

アスメック株式会社は、中国・深センに本社を置くSensing社の高解像度カメラモジュール「SG8-OX08DC-G2G-Hxxx」の取り扱いを11月04日より開始しました。OMNIVISION製8.3MPセンサーとMaxim製GMSL2シリアライザーを搭載し、車載システムやロボティクス分野におけるAIビジョン用途に対応します。

目次

車載グレード設計とGMSL2シリアライザーを統合した「SG8-OX08DC-G2G-Hxxx」の概要

「SG8-OX08DC-G2G-Hxxx」は、OMNIVISION製の8.3MP CMOSイメージセンサー「OX08D10」と、Maxim製のGMSL2シリアライザー「MAX96717G」を一体化した高解像度カメラモジュールです。車載グレードのセンサーを採用することで、-40℃から+85℃という広範な動作温度範囲に対応しています。さらに保護等級IP67準拠の防塵・防水性能を備えており、過酷な屋外環境や車載設置での運用を想定した設計となっています。

黒いカメラモジュール本体と、背景に配されたロボット頭部およびブランドロゴ。

レンズ部にはあらかじめピント調整と固定を施したレンズを標準搭載して出荷されます。本モジュールは非圧縮RAW形式でのデータ出力に対応するほか、外部トリガーを用いた撮影制御や、複数台のカメラを協調動作させるマルチカメラ同期撮影をサポートしています。想定される用途としては、車載カメラ、先進運転支援システム(ADAS)と周辺映像の統合処理、自動運転システム、HDR撮像、自律移動ロボットや産業ロボットの視覚認識などが挙げられています。

Mr.ガジェット

マイナス40℃からプラス85℃という動作温度とIP67の組み合わせは、車載や屋外ロボットなどのシビアな環境を強く意識した仕様ですね。

Ms.ガジェット

工場出荷時にピント調整と固定が済んでいる点も、現場への組み込み工数を抑えたい開発者にとって気になるポイントになりそうです。

4K解像度と6Gbps伝送を支える主要スペックと映像機能

本製品は3840×2160画素の4K映像を最大45fpsで撮影できる性能を持っています。ハイダイナミックレンジ(HDR)撮像およびLEDフリッカー低減(LFM)機能に対応しており、明暗差が激しい場所やLED照明・電光掲示板が存在する環境下でも安定した撮影が可能です。

インターフェースにはGMSL2技術を採用し、最大6Gbpsの高速データ伝送を実現します。コンピューティングプラットフォームとしては、NVIDIAのJetson AGX ThorやJetson AGX Orinとの連携に対応しており、エッジAI処理や高度なロボットビジョンシステムの構築に活用できます。

Ms.ガジェット

4K解像度で最大45fpsのRAW伝送に対応しつつ、明暗差やLED照明のフリッカー対策まで考慮されている構成は、屋外走行のセンシングでどこまで綺麗に捉えられるか期待が高まります。

画角や焦点距離が異なる3種類のレンズモデル展開

SG8-OX08DC-G2G-Hxxxシリーズでは、用途や撮影範囲に合わせて画角や焦点距離が異なる3種類のレンズ仕様がラインナップされています。すべてのモデルで防水性能はIP67に準拠し、AAマウントレンズが採用されています。

型番水平画角 (HFOV)垂直画角 (VFOV)F値焦点距離 (EFL)最大光学歪み防水性能レンズマウント
SG8-OX08DC-G2G-H30YA30°17°F1.615.3mm-2.7%IP67AA
SG8-OX08DC-G2G-H60SA60°33°F1.87.87mm-14%IP67AA
SG8-OX08DC-G2G-H120YA120°66°F1.64.01mm-57.9%IP67AA
SG8-OX08DC-G2G-Hxxxシリーズのモデル別レンズ仕様一覧
型番ごとの画角や焦点距離などをまとめた仕様表の図版。
Mr.ガジェット

水平画角が30度、60度、120度と大きく異なっており、焦点距離や光学歪みの数値もレンズごとにかなり分かれています。

Ms.ガジェット

狭角で遠方を捉えるのか、広角で広範囲を見渡すのか、用途に応じた歪み率と画角のバランスでどれを選ぶか悩みますね。

USB 3.0変換対応と導入前のシステム確認事項

本製品は別売りのアダプター「SG8-U30-GMSL2」と組み合わせることで、USB 3.0カメラとして使用可能です。この組み合わせ時の型番は「SG8-OX08DC-G2G-U30-Hxxx」となり、カメラ本体と変換アダプターが各1点含まれる構成となります。

導入にあたってはいくつかの仕様上の注意点が公開資料で案内されています。まず、本カメラモジュールはイメージシグナルプロセッサ(ISP)を非搭載としているため、接続先のホストプロセッサー側で画像処理を行う必要があります。また、USB 3.0接続時の対応OSは資料上Windowsのみと記載されており、Jetson環境でUSB接続を行う場合は事前の対応状況確認が推奨されています。

加えて、資料内のレンズマウント表記について、仕様表には「AA」と記載されている一方で、概要欄には「AA/Sマウント」との記述が存在しており、実際の対応レンズについてはメーカーへの確認が推奨されています。製品価格や取り扱いの詳細、デモ機の貸出や導入相談については、アスメック株式会社の窓口で個別に対応を受け付けています。

Mr.ガジェット

USB 3.0変換アダプターで手軽に接続できる一方、ISP非搭載のためホスト側で現像・画像処理を行う設計である点は事前に把握しておく必要があります。

Ms.ガジェット

USB接続時の対応OSが現状Windowsのみとされている点や、マウント表記の確認推奨など、開発環境と照らし合わせた下調べが大切になりそうです。

  • 本記事で使用している画像は、メディアユーザーとしてPR TIMESより提供されたプレスリリース素材を利用しています。
黒いカメラモジュール本体と、背景に配されたロボット頭部およびブランドロゴ。

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