株式会社エーピーコミュニケーションズは、Oracle Cloud Infrastructure(OCI)の導入検討から移行、運用までを支援する「OCI向け総合支援」の提供を2026年11月6日より開始しました。これまで同社が提供してきたOCI関連の支援を、提案・アセスメント、検証・PoC(概念実証)、移行・運用支援の3領域・計15種類のメニューとして体系化したサービスです。
「OCI向け総合支援」の概要と体系化の背景
OCIは用途に応じた構成やセキュリティ機能を備え、Oracle AI Databaseを利用するシステムをはじめとする多様なワークロードに対応するクラウドサービスです。オンプレミス環境や他社クラウドからOCIへ移行するにあたっては、コストや性能に加えてネットワーク構成、セキュリティ、既存システムとの接続、バックアップ、移行後の運用体制など幅広い項目の検討が求められます。さらに、OCIのクラウドネイティブサービスや生成AI関連サービスを活用する際にも、既存環境や利用目的に合わせた構成の精査が必要です。
エーピーコミュニケーションズはこれまで、顧客へのOCI導入・移行支援を手がけるとともに、OCI関連の資格取得推進や技術情報の発信を通じて技術力と支援体制を整えてきました。今回、これまで蓄積した知見と支援内容を「OCI向け総合支援」として整理し、導入検討から移行、運用、活用の内製化までを一貫して提供する体制を整えています。

Mr.ガジェット移行時のコストや性能の検討だけでなく、ネットワーク接続やセキュリティ、バックアップまで含めて体系化されている点が明確です。
Ms.ガジェットクラウド移行は準備段階の論点が多いので、最初から運用や内製化まで見据えてメニューが組まれているのは利用側にとって整理しやすそうです。
3領域で展開する計15種類の支援メニュー
「OCI向け総合支援」では、企業の課題や既存環境、クラウドの利用目的に応じて必要な支援を組み合わせて利用できるように設計されています。用意されている領域は大きく3つに分かれています。
提案・アセスメント
現在のシステム構成や要件を確認し、OCIへ移行した場合の構成案や想定コストを整理します。また、OCIの基礎知識や操作方法を学ぶための入門研修やハンズオン研修の提供にも対応しています。
Mr.ガジェット現状の構成確認だけでなく、基礎を学ぶためのハンズオン研修がメニューに含まれているのが特徴的です。
Ms.ガジェット社内に知見が少ない段階だと、要件整理と並行して実践的な研修を受けられるのは導入のハードルを下げてくれそうですね。
検証・PoC
ネットワーク、セキュリティ、アプリケーション、データベースなどの利用要件に基づき、OCIへの本移行に先立つ検証やPoC(概念実証)を実施します。クラウドネイティブサービスや生成AI関連サービスを活用した構成の検討も支援範囲に含まれます。
Mr.ガジェット通常のネットワークやDBの検証に加え、生成AI関連サービスなどのクラウドネイティブ構成のPoCにも対応しています。
Ms.ガジェット本番移行の前に、新機能を含めたPoCで実際の動作を確かめられるのは安心材料になりそうです。
移行・運用支援
移行計画の策定をはじめ、ネットワークの設計・導入やバックアップ/リカバリ環境の整備など、既存環境からOCIへの実移行作業を支援します。移行完了後の運用支援だけでなく、企業がOCIを継続して活用できるようにするための内製化支援にも対応しています。
Ms.ガジェット移行作業そのものの支援だけでなく、運用の内製化までスコープに入っている点が継続利用において重要になりそうだと感じます。
エーピーコミュニケーションズのOCI支援体制と実績
同社は日本オラクル株式会社とパートナー契約を締結しており、OCIに関するサービス提供体制を構築しています。エンジニアの技術育成や情報発信にも注力しています。
- OCI Architect Associate合格者100名以上達成: 2025年に認定資格「OCI Architect Associate」の合格者が100名を超え、日本オラクル主催の「Oracle Certification Award 2025」における「Oracle Cloud Infrastructure(OCI / PaaS)認定資格」部門で国内5位を受賞。
- 「OCI Top Partner Engineers」に2年連続選出: 日本オラクルのパートナー・エンジニア表彰プログラム「OCI Top Partner Engineers Program」にて、同社エンジニアの松尾潤氏が2025年と2026年の2年連続で選出。
Mr.ガジェット認定資格者の育成規模や、特定プログラムで複数年連続選出された技術者が在籍しているという実績が開示されています。
Ms.ガジェット対外的な受賞歴や資格保有者数といった体制の数値が具体的に示されていると、依頼する際の判断材料になります。
日本オラクル株式会社からのエンドースメント
日本オラクル株式会社の常務執行役員 アライアンス統括である佐野守計氏は、今回のサービス提供開始について、支援メニューが体系化されることで自社のシステム要件やクラウド活用方針に応じて円滑にクラウド移行を進められる顧客が増えることへの期待を表明しました。
Ms.ガジェットプラットフォーム元である日本オラクル側からのコメントもあり、パートナーとしての連携体制の強さがうかがえます。
- 本記事で使用している画像は、メディアユーザーとしてPR TIMESより提供されたプレスリリース素材を利用しています。

15種類のメニューから自社の状況に合わせて必要な支援を組み合わせられる柔軟さが気になります。