Ahrefs Pte. Ltd.は、AI検索におけるブランドの言及や引用元を分析する「ブランドレーダー」において、プロンプトをトピックカテゴリ別に分析する新機能を追加しました。ChatGPTやGoogleのAIによる概要(AI Overviews)などの回答に対し、質問テーマごとの分布や自社・競合の言及状況を比較できるようになります。

テーマ別分析機能の追加背景と概要
ChatGPTやGoogleのAIによる概要(AI Overviews)で商品やサービスを調べる際、同一のブランドであっても質問テーマによってAI回答への登場状況は変化します。従来の全体言及数のみの集計では、自社が強く露出しているテーマと競合の存在感が大きいテーマを切り分けて把握しにくいという課題がありました。
今回追加されたカテゴリ分析機能では、プロンプトを共通の分類体系で整理し、テーマごとの分布と各ブランドの言及状況を並べて確認できます。これにより、ブランド全体の露出量にとどまらず、どの領域を深掘りすべきか、どの領域の情報を補強すべきかを判断する手がかりを得られるとしています。
Mr.ガジェット全体の言及数だけだと見落としがちなテーマ別の強弱を、共通の分類体系で切り分けられる点が実務的な改善点です。
Ms.ガジェットAI検索の回答で、自社がどの話題なら呼ばれていてどの分野だと競合に負けているのか、分野ごとの差が可視化されるのは気になります。
プロンプトカテゴリ分析の主な仕様と機能
新機能では、「キーワードエクスプローラー」と共通の分類体系を用いて、各プロンプトに対して最大3つのトピックカテゴリを自動で付与します。最初に割り振られたカテゴリがメインカテゴリとなり、手作業での分類を行わずに分析を開始できます。
「プロンプト」レポートの「カテゴリ別(By category)」表示では、分析対象プロンプトにおける各カテゴリの構成比とブランドごとの言及状況が一画面に表示されます。上位カテゴリから下位のサブカテゴリへ掘り下げて自社と競合の差異を確認できるほか、カテゴリ名での検索にも対応しています。

集計対象や引用元分析に関する設定仕様は以下の通りです。
- 集計対象の切り替え:初期設定ではメインカテゴリのみを集計対象としますが、「メインカテゴリーのみ(Main category only)」設定をオフにすることで、付与された全カテゴリを対象にした集計へ切り替え可能です。
- 引用元分析の絞り込み:カテゴリ列およびフィルター機能は、「プロンプト」「トピック」「引用されたページ」「引用されたドメイン」の各レポートで利用できます。特定のテーマにおいてAIがどのWebページやドメインを引用しているかを抽出できます。
Mr.ガジェットキーワードエクスプローラーと同じ体系で最大3つまで自動分類され、メインカテゴリに絞るか全カテゴリで見るか選べる設計になっています。
Ms.ガジェットプロンプトを1件ずつ手作業で仕分けなくて済むのは助かります。サブカテゴリまで展開してどこで差がついているか追いかけられそうですね。
情報発信・コンテンツ改善での想定活用場面
本機能の具体的な活用場面として、Ahrefsは以下の項目を挙げています。
- 自社が頻繁に言及されるテーマと、競合が先行しているテーマを切り分けた現状把握
- 自社の事業に関連するカテゴリを掘り下げ、優先して確認・改善すべきコンテンツの選定
- テーマごとの引用ページや引用ドメインの調査に基づく、自社サイトの情報整備や外部情報発信の検討
ブランドレーダーのサービス概要
「ブランドレーダー」は、Ahrefsが提供するマーケティングツール群の中で、AI検索対策(LLMO・GEO)を支援するためにブランドの言及や引用元を可視化する機能です。Ahrefsは独自開発の大規模Webクローラーとデータ技術を基盤とし、検索キーワード分析や被リンク分析、競合サイト分析などのSEO機能を提供しています。
Ms.ガジェット従来の検索順位だけでなく、LLMやAI Overviewsでの引用・言及を追う機能がどんどん細かくなってきている印象を受けます。
- 本記事で使用している画像は、メディアユーザーとしてPR TIMESより提供されたプレスリリース素材を利用しています。

言及状況だけでなく、そのテーマでAIがどのドメインやページを引用しているかまで絞り込めるので、参照元の対策を考える基準になりそうです。