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低周波音まで対応する新たな遮音パネル
ヤブシタホールディングス株式会社は、24時間稼働するインフラ設備向けの「遮音パネル」を開発したと発表しました。対象となる設備には、データセンターや蓄電設備、再生可能エネルギー関連設備、空調・冷却設備などが含まれています。

この遮音パネルは、コンクリート壁に頼らない構造でありながら、低周波音(125Hz帯)まで最大-30dBの遮音性能を発揮するとのことです。今年1月に開催された「HVAC&R JAPAN 2026」にて公開された技術をさらにアップデートし、用途や条件に応じて選べる4種類のラインナップとして展開します。
Ms.ガジェットコンクリート壁を使わずに低周波音を抑えられるというのは、設置場所の制約が多いインフラ現場において非常に画期的ですね。
電力需要の増加と騒音問題の解決へ
生成AIの利用拡大や半導体工場の新設に伴い、国内では大容量の電力を必要とするインフラ設備の設置が加速しています。これに伴い、冷却設備などの稼働音による騒音問題が地域環境への課題となっています。

同社は、電力ひっ迫と騒音問題は表裏一体の課題であるとしています。今回開発された遮音パネルは、これまでの大型インフラ設備への納入実績と現場知見を活かし、住宅地に近接する設備にも対応できる設計となっています。
Ms.ガジェット電力需要の増加と騒音対策の両立は、今後のインフラ整備において避けて通れない重要なテーマになりそうです。
騒音と気流を同時に解析する独自技術
遮音パネルの導入において懸念されるのが、防音壁による空気の流れの阻害です。防音壁が排熱を妨げると、熱がこもる「ショートサーキット」が発生し、機器の能力低下や故障リスクを招く可能性があります。

ヤブシタでは、騒音解析と気流解析を同時に行う「ダブル解析」を採用しています。この技術により、以下のプロセスを一貫して提案することが可能とのことです。
- 騒音の低減
- 排熱効率の改善
- 遮音壁の最適配置
- 機器停止リスクの回避
Ms.ガジェット防音と排熱という、相反する課題をワンストップで解析・提案できるのは心強いですね。
現場に合わせて選べる4つのラインナップ
今回発表された遮音パネルは、遮音性能や重量、コストなどの観点から4種類が用意されています。設置条件に合わせて最適なモデルを選択可能です。

| モデル区分 | 主な特徴 |
|---|---|
| 最上位モデル | 低周波を含む騒音に対応する-30dB仕様 |
| 高性能モデル | 高性能を維持しつつコスト・重量を抑えた-30dB仕様 |
| 中周波モデル | 中周波中心の騒音に適した-20dB仕様 |
| 軽量モデル | 最低限の遮音性能を保持した-10dB仕様 |
Ms.ガジェット性能別に細かくラインナップが分かれているため、現場の状況に応じて柔軟に導入できそうです。
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