ベクターワークスジャパン株式会社は、グローバルなデザインおよびBIMソフトウェアプロバイダであるVectorworks, Inc.による最新バージョン「Vectorworks 2027英語版」のリリースを発表しました。米国時間の2026年9月16日に発表されたもので、日本国内での発売は2027年1月を予定しています。
最新バージョンでは、日々の設計業務における負担を軽減するため、連携性と応答性を高めるアップデートおよび機能強化が行われています。デザイナーの業務を軸に開発されており、作業上の手間を減らし、情報の可視化や図面作成、データ交換をこれまでよりも容易にしています。
テクスチャからライブレンダリングまでのビジュアライゼーション
Vectorworks 2027では、設計のあらゆる段階で、より高速かつ忠実なビジュアライゼーションを実現しています。最新のPBRシステムを基盤に刷新されたテクスチャリソースや、ライブプレビューに対応して再設計された「テクスチャの編集」ダイアログボックスにより、マテリアルの作成と調整を確実に行うことが可能です。
また、VulkanおよびMetalによるGPUの直接サポートを活用したグラフィックアクセラレーションによって、3Dモデルの日常的なナビゲーションの応答性が向上しています。処理をCPUからGPUへと移すことで、パンやズームといった操作や複数オブジェクトの選択において高速化が図られています。
AIを活用した新機能と拡張されたデータ連携
サブスクリプションユーザー向けに提供されている「AI Visualizer」では、Googleの最先端AIモデル「Nano Banana」をVectorworks上で直接利用できるようになっています。画像解像度の向上、シーンの理解精度の高まり、最大14点のリファレンス画像への対応が特徴となっています。
さらに、新機能の「The Exchange」は、ユーザーコミュニティーやインダストリーパートナーによるすぐに使えるリソースを、作業を中断することなく共有・投稿・検索できるハブ兼アプリ内パレットとして機能します。加えて、RevitファミリおよびDXF/DWGのダイナミックブロックへの対応が拡充され、コンテンツを動的オブジェクトとして取り込めるようになっています。
ジオロケーションとエンタテインメント設計の効率化
ジオロケーション機能においては、GISの専門知識がなくてもモデルを実世界の座標に合わせることが可能となりました。ジオロケーション設定ウィザードを利用することで、測量データや点群、GISレイヤなどを単一の地質測点を中心に整合させられます。
エンタテインメント設計分野においては、複雑な照明、リギング、音響のワークフローをより効率的に進められる機能強化が行われています。概略図ビューのワークフロー強化により、データタグや器具のラベル、寸法を1つのダイアログで自動化して図面作成を簡素化できます。
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