ReYuu Japan株式会社は2026年10月15日、中国のPaXini Techが開発するフィジカルAIロボットを活用した物流現場での概念実証(POC)に向けて、使用する実機の出荷が完了したと発表しました。JD.comグループの京東物流が展開する国際物流ブランド「JoyLogistics」の日本国内物流拠点において、約3か月間の実証実験を実施する予定です。
実機出荷の完了と実証実験(POC)の概要
ReYuu Japan株式会社は、2026年7月24日および同年8月4日に公表していたフィジカルAIロボットの物流現場実証(POC)について、検証に使用する実機が2026年10月15日に開発元のPaXini Tech(帕西尼感知科技(深圳)有限公司、以下PaXini)から出荷されたことを明らかにしました。
本実証実験は、ReYuu JapanがJD.com 京東日本株式会社との間で締結したPOC契約に基づき実施されます。出荷された実機は日本への輸送を経て、京東物流の国際物流ブランド「JoyLogistics」が保有する日本国内の物流拠点へ搬入・設置され、動作確認等を行った後に約3か月間の検証を開始する予定です。
京東物流の日本拠点における検証項目と協力体制
実証の場となる京東物流(JD Logistics, Inc.)は、中国の大手EC企業であるJD.comグループの物流企業です。2025年の売上高は約2,171億元を記録し、同年末時点での運営倉庫数は1,600カ所以上に達する大規模な物流ネットワークを有しています。同社は国際物流ブランド「JoyLogistics」を通じて国際輸送、倉庫管理、配送などの物流サービスを提供しており、本POCではその日本国内物流拠点が活用されます。
今回の検証では、PaXiniの協力および株式会社ビッグハンズによる技術支援のもと、物流現場における物品の認識、把持、移動、仕分けといった一連の作業が検証対象となります。具体的には、作業効率、操作性、安全性、稼働安定性に加え、既存業務との適合性などが詳細に確認されます。実際の物流拠点で稼働させることにより、ロボット単体の性能評価にとどまらず、現場導入や実運用に必要な条件や課題を把握し、実用化に向けた知見を蓄積していく方針です。
ReYuu Japanは、今回の実証を国内におけるフィジカルAIロボット展開の第一歩と位置付けており、今後は他の物流拠点への展開や導入台数の拡大可能性についても検討を進めるとしています。
有償レンタルサービスの事業化を目指す今後の展開
ReYuu Japanは、これまでに培ってきた法人向けレンタル事業のノウハウを応用し、導入企業が高額な初期投資を抑えつつフィジカルAIロボットを導入できる有償レンタルサービスの事業化を目指しています。
本POCを通じて実証先における導入効果や自社の事業採算性を検証した上で、貸出期間、料金体系、保守・運用支援体制といった具体的なサービス設計を進めていく計画です。さらに、検証結果や顧客からの需要動向に応じて機体の追加調達や導入先の拡大を検討し、導入台数と利用期間に応じて収益が積み上がる継続的な収益モデルの実現可能性を検証していくとしています。
関連リンク
- ReYuu Japan株式会社 公式ウェブサイト
- 株式会社ビッグハンズ PaXini関連情報
- 本記事で使用している画像は、メディアユーザーとしてPR TIMESより提供されたプレスリリース素材を利用しています。

