MATLABとSimulinkがルネサス製マイコンに対応
MathWorksは、ルネサスの自動車向けマイクロコントローラー「RH850/U2A」および産業制御向け「RA6T2」を対象とした、新たなハードウェアサポートパッケージを発表しました。これにより、MATLABおよびSimulinkの環境から直接、モデルベースデザイン(MBD:モデルベース開発)とシミュレーションを対象のマイコン上で実行できるようになります。

今回の統合により、エンジニアリングチームはシミュレーションからハードウェア上での組み込みコード実行へスムーズに移行可能です。手作業による統合作業の多くを削減し、自動化されたビルドや書き込みを通じて開発サイクルを加速させる方針としています。
Ms.ガジェット自動車および産業用途での開発を効率化
本サポートパッケージは、自動車・産業分野において一貫したMBDワークフローを提供します。特に産業用途では、RAファミリーとの統合により、サーボや可変速駆動におけるラピッドプロトタイピングが容易になります。

- ワンクリックでのデプロイによるハードウェア立ち上げの効率化
- モーションプロファイルや閉ループ調整の迅速な検証
- 初期化コードやビルドスクリプトの記述負担を軽減
このほか、自動車向け電子制御ユニットで採用されているRH850/U2Aマイコンに対しても、EVモーター制御や先進運転支援システム(ADAS)のアルゴリズムを直接デプロイ可能です。これにより、コンセプトから車両レベルのテストまでの期間短縮が期待されています。
Ms.ガジェット相互運用性の向上による開発期間の短縮
MathWorksのインド担当プロダクトマーケティングマネージャー、Anuja Apte氏は、今回の協業がエンジニアが求める相互運用性の水準を高めるものだと説明しています。広範なツールチェーンとの連携を維持しつつ、設計からハードウェア実装までをより効率的に行える環境を提供します。
ルネサスのUXグループ・システムソリューションチームのBrad Rex氏は、ツールチェーンやデバイスドライバーを手作業で組み立てる必要がなくなり、設計の初期段階でシミュレーションと検証を行うことで、プロジェクト全体の統合作業を削減できると述べています。
| 対象マイコン | 主な用途 |
|---|---|
| RA6T2 | 産業制御、ロボティクス、サーボ駆動 |
| RH850/U2A | EVモーター制御、ADAS、ボディエレクトロニクス |
今回の取り組みは、MathWorks Connections Programの考え方を反映しており、パートナー企業と顧客を結びつけることで、工学・科学分野におけるイノベーションの加速を目指しています。
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MathWorks、ルネサス製マイコン向けハードウェアサポート
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