株式会社ハイレゾは、2026年9月より国立情報学研究所(NII)が構築・運用する学術情報ネットワーク「SINET6」と、同社が運営する高松市データセンターを接続したと発表しました。今回の接続には、NTTグループが提供する次世代光ネットワーク「IOWN」を構成する技術「オールフォトニクス・ネットワーク(APN)」が実装されています。
SINET6接続およびIOWN APN実装の背景
生成AIや大規模言語モデル(LLM)の開発、深層学習を含む研究の急速な進展に伴い、大学や研究機関におけるGPU計算リソースの需要は一層高まっています。ハイレゾはこれまで4拠点でAI開発に特化したGPU専用データセンターを運営し、高度な計算環境を提供してきました。
学術界における研究データのやり取りでは、日本全国を結ぶ学術情報ネットワーク「SINET6」が重要な基盤となっています。同社は香川県高松市に拠点を置く「高松市データセンター」からSINET6の通信拠点までのアクセス回線にIOWN APNを実装しました。これにより、SINET6を利用する全国の大学や研究機関に対し、IOWN環境を通じて高松市データセンターのGPU計算リソースを提供する体制が整ったとのことです。
高松市データセンターの概要
高松市データセンターは2024年12月に開設されたAIデータセンターです。中四国地方初のGPU専用データセンターとして稼働を開始し、ウルトラハイエンドGPUを提供しています。施設に関する主な仕様は以下のとおりです。
| 項目 | スペック |
|---|---|
| 床面積 | 約687平方メートル |
| 投資額 | 約100億円 |
| 運営 | 株式会社ハイレゾ香川 |
GPUクラウドサービス「GPUSOROBAN」の展開
ハイレゾは2019年よりAI開発に特化したGPUデータセンターを運営し、GPUクラウドサービス「GPUSOROBAN」を提供しています。「GPUSOROBAN」は、画像生成AIやLLMなどの膨大な計算処理を高速化するGPUクラウドサービスです。
データセンターの建設コストや運転コストを抑えることで、NVIDIAの高性能なGPUサーバーを低コストで提供しています。累計2,000件を超える利用実績があり、IT業界から製造業、建設業、大学研究機関まで幅広く利用されているとのことです。
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