ボッシュホームコンフォート・グループと香港のPolyU School of DesignのInnovative Business Design(IBD)プログラムとの共同プロジェクトから生まれた空調デザインコンセプト「airLingual」が、「Red Dot Design Concept Award 2026」を受賞しました。
airLingualの概要・特徴と受賞の背景
この受賞コンセプトは、人と空調設備との自然なコミュニケーションを通じて、空調制御のあり方を再定義するものです。「Simple as Air(空気のようにシンプルに)」という理念のもと、従来のアプリ、リモコン、ディスプレイに代わり、直感的なハンドジェスチャーによる操作を採用しています。これにより、より多くの人が簡単に室内環境をコントロールできる新しい体験を提案しています。
現代の家電製品がますます複雑化する中、本コンセプトはユーザーインターフェースに伴う煩雑さを取り除き、より多くの人にとって空調操作を分かりやすく、使いやすいものにすることを目指しています。ローカル環境で動作する安全なエッジAIを活用し、日常的なハンドジェスチャーや手話を追加設定なしで認識することで、よりインクルーシブなユーザー体験を実現しています。また、クラウドに依存しない設計によりプライバシーを確保しています。
さらに、隠しLEDディスプレイが組み込まれたシームレスな本体表面でリアルタイムの視覚的フィードバックを提供します。高度なモーションセンシング機能により、不自然な姿勢や転倒などを検知して安全アラートを発信できるため、支援を必要とするユーザーの安全確保への貢献も期待されています。
共同プロジェクトの背景
ボッシュホームコンフォート・グループと香港のPolyU School of Designは、PolyUのInnovative Business Design(IBD)プログラムの教育連携の一環として協働しました。学生たちは、香港およびアジア太平洋地域のZ世代市場を対象に、将来の住宅用空調およびHVAC体験について研究を実施しました。独自調査を行い、デザインコンセプトを開発するとともに、プロジェクトの各段階でBoschの専門家からフィードバックを受けました。
今回受賞したコンセプトは、この共同プロセスの中から誕生したものであり、その後も継続的なメンタリングやインターンシップ支援を通じて発展が続けられています。
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