バレンズとサカエ理研、新たな電子ミラーを共同開発
バレンズセミコンダクターとサカエ理研工業は、車載市場向けにMIPI A-PHY準拠の電子ミラー「e-Mirror」を共同で開発しました。この発表は、日本市場におけるA-PHYエコシステムの成長を背景としたものです。

「e-Mirror」は、Valens VA7000チップセットを搭載しており、高解像度かつ高フレームレートでの映像データ伝送を実現しています。これにより、ADAS(先進運転支援システム)や自動運転におけるより正確な判断をサポートすると考えられています。
MIPI A-PHYとは
MIPI A-PHY(Automotive SerDes PHY)は、車載市場向けの高速センサ接続規格です。複数の半導体ベンダーが採用しており、自動車メーカーでの採用も進んでいます。日本においても普及が加速しており、関連技術の開発が活発化しています。
バレンズセミコンダクターは、A-PHYエコシステムにおける中心的な役割を担っており、A-PHY準拠チップセット「VA7000」の採用を推進しています。
「e-Mirror」の性能
「e-Mirror」は、日本ケミコン製のA-PHY準拠カメラを搭載し、1,920 x 1,536の解像度と60fpsのフレームレートを実現しています。バレンズの技術とMIPI A-PHY規格の信頼性、広帯域な伝送能力によって、高い映像品質が支えられています。
関係者のコメント
サカエ理研工業のデジタル機器開発部長、大澤軒介氏は、「MIPI A-PHYに準拠することで、従来の電子ミラーよりも格段に多くの映像データを伝送できるようになりました」と説明しています。
また、大澤氏は「市場に出ている他の電子ミラー・ソリューションよりも高い性能を持ち、ブレのない鮮明で滑らかな映像を表示可能な製品です。自動車メーカーやパートナー企業との展開を進めています。」と述べています。
バレンズのオートモーティブ・ビジネスユニット責任者、Adar Segal氏は、「MIPI A-PHYはグローバルで普及しており、日本はその最前線にいます」と語っています。
Segal氏は続けて、「日本の革新的な企業がA-PHY規格準拠チップセット『Valens VA7000』の利点を活用し、画期的な製品を市場に投入しています。今後もMIPI A-PHYソリューションのプロバイダーとして、日本の企業と協力して車載イノベーションを推進していきます。」と述べています。
CES 2026での展示について
バレンズセミコンダクターは、CES 2026の会場で、「e-Mirror」を展示する予定です。LVCC北ホールのクローズド・ミーティングルーム(#N231)で、サカエ理研工業製のA-PHY準拠「e-Mirror」を公開します。
展示会場では、複数のA-PHY準拠製品も合わせて展示され、MIPI A-PHYエコシステムの進化を体感できる機会となるでしょう。
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