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パワーエックス、データセンター向け蓄電システム「PowerX Energy Blade」を発表

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目次

AIデータセンターの課題に対応する蓄電システム

AI技術の普及に伴い、演算インフラにおける電力消費量は増加の一途をたどっています。データセンター事業者にとっては、電力コストの管理と安定的な電力供給の確保が重要な課題です。こうした状況を受け、パワーエックスはラック搭載型の高出力蓄電システムである「PowerX Energy Blade」の開発を発表しました。

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本システムは、電力系統の需給変動に対してミリ秒単位で双方向に応答できる設計となっています。最新のAI向けGPUが要求する800V DC給電に対応しており、既存のバッテリーバックアップユニット(BBU)の代替としての活用も想定されています。

Ms.ガジェット
データセンターの電力消費問題に対し、蓄電池でアプローチするという点は非常に理にかなっていますね。

電力需給の安定化と新たな収益源の創出

PowerX Energy Bladeは、データセンターを電力の消費拠点から、系統リソースへと転換する役割を担います。蓄電池がミリ秒単位で系統からの要請に応答する一方、独自のソフトウェアがサーバーの演算負荷を制御します。これにより、データセンター本来の処理を停止させることなく系統サービスを提供することが可能です。

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事業者は、需給調整市場やデマンドレスポンス(DR)への参加を通じて新たな収益源を確保できる見込みです。また、ピーク電力の抑制・平準化により、ノンファーム型接続(系統の空き容量を活用し、混雑時には需要抑制を行う接続方式)の受け入れによる早期の系統接続や、電力供給契約の条件改善が期待できるとしています。

Ms.ガジェット
サーバーの稼働を止めずに系統調整を行う仕組みは、データセンターにとって非常に重要なポイントになりそうです。

製品の主な仕様について

本システムは、21インチラック規格である「OCP Open Rack V3」に準拠しています。開発中の製品仕様は以下の通りです。

項目 仕様
ラック規格 21インチラック(OCP Open Rack V3準拠)
電池セル 高速充放電対応 8Cクラス リチウムイオン電池
モジュールあたり蓄電容量 約3 kWh
ラックあたり蓄電容量 最大48 kWh(16モジュール搭載時)
IT負荷(ラックあたり) 40-120 kW
給電電圧 200V DC-800V DC

なお、同社は2026年2月に発表した量産型コンテナデータセンター「Mega Power DC」に続き、本システムで建屋型データセンターへのソリューション展開も強化する方針です。電力と演算の両面から、AI時代の社会インフラ構築に貢献するとしています。

Ms.ガジェット
ラックに収まるサイズで最大48kWhという容量は、データセンターの限られたスペースを有効活用できそうですね。
PowerX Energy Blade

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