ダイヘンが厚板溶接の課題解決に貢献する新溶接機を発売
株式会社ダイヘンは、建築鉄骨や造船などの生産現場向けに、厚板溶接の効率化と品質向上を実現する溶接機「Welbee The Short Arc 500」(以下、本製品)を新たに市場に投入します。

同社によると、これらの業界では社会インフラを支える上で高い品質が求められる一方、労働力不足や熟練工の高齢化といった課題が深刻化しています。本製品は、そのような状況に対応するため、誰でも簡単に高品質な溶接ができるように開発されたとのことです。
開発背景:多様なニーズに対応する製品開発
従来、厚板溶接の現場では、使用環境や用途に応じて様々な機種を使い分ける必要がありました。例えば、自動化設備との連携、溶接不良の補修、屋外作業、高所作業など、それぞれの状況に最適な機種を選ぶ必要があったそうです。

ダイヘンは、これまで25機種にも及んでいた厚板向け溶接機を、お客様が機種選定で迷うことなく、すべての溶接現場で必要となる要素を集約した2機種に絞り込みました。本製品はその集大成であり、「溶接機の決定版」として開発されたと発表しています。
「Welbee The Short Arc 500」の主な特長
本製品は、以下の5つの特長を備えているとしています。

- 業界最高クラスの溶接品質:新溶接モード「P-GMA」を搭載し、厚板溶接における最も困難な初層の溶け込みを深め、継手全体の強度を確保します。
- 耐久性・メンテナンス性:独自のサイドフロー構造を採用し、精密部品への粉塵の侵入を防ぎ、故障を予防します。また、日常のメンテナンスは圧縮空気のみで完了し、溶接電源には3年保証が付帯します。
- 各種サポート機能:直感的な操作が可能なLCDパネルを採用し、4ヵ国語(日本語、英語、ベトナム語、インドネシア語)に対応しています。さらに、板厚と継手形状を選択するだけで最適な溶接条件を自動設定する「溶接ガイド」や、トラブルシューティングを支援する「溶接アドバイザー機能」を標準搭載しています。
- 省エネ性能:従来製品(サイリスタ機)と比較して、CO2排出量と消費電力を最大20%削減し、環境負荷の低減と電気料金の削減に貢献します。
- 多機能性:1台で直流溶接、直流ガウジング、手溶接、セルフシールド溶接の4つの機能に対応し、省スペース化、作業効率向上、投資抑制を実現します。
屋外作業向けモデル「Welbee The Short Arc 500 -Field Edition-」も登場
屋外での溶接作業に特化した「Welbee The Short Arc 500 -Field Edition-」も同時にラインアップされました。このモデルは、防水性等級IP23Sの筐体とメッキ鋼板を採用し、風雨や塩害に強い耐久性を備えています。
また、小型・軽量設計により移動が容易で、パワーケーブル延長時の電圧降下を自動補正する機能を標準搭載。これにより、屋外でも安定した溶接ビードを実現できるとしています。
販売開始日と価格
「Welbee The Short Arc 500」および「Welbee The Short Arc 500 -Field Edition-」は、2026年1月20日に販売開始されます。メーカー希望価格は以下の通りです。(税抜、半自動仕様一式)
- 「Welbee The Short Arc 500」:1,685,000円
- 「Welbee The Short Arc 500 -Field Edition-」:1,386,000円
※半自動仕様一式には、溶接電源、ワイヤ送給装置・溶接トーチ(空冷仕様)、ガス流量調整器、ケーブル・ホース類が含まれます。
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