ゲーミングモニター選びで後悔しないための最も重要なポイントは、自分に合った製品を見極める知識を持つことです。
この記事では、ゲーミングモニターの基本的な知識から、リフレッシュレートや応答速度といった専門的なスペック、さらにはプレイするゲームジャンルやご予算に応じた最適な一台を選ぶための具体的なステップを、僕、Mr.ガジェットが徹底的に解説します。

ゲーミングモニターって種類もスペックも多くて、どれを選べばいいか全然わからないです…

この記事を読めば、あなたにピッタリのゲーミングモニターがきっと見つかりますよ!
この記事でわかること!

ゲーミングモニターとは

「失敗しないゲーミングモニター選びの第一歩」として基本的な考え方と、「ゲーミングモニター選定における主要な判断基準の概要」も紹介していきます。
これらの知識を身につけることで、皆さんにとって最適な一台を見つける手助けとなるでしょう。
一般的なモニターとの根本的な違い
一般的な事務作業やウェブ閲覧を主目的としたモニターのリフレッシュレートは60Hz程度ですが、ゲーミングモニターでは120Hz、144Hz、さらには240Hz以上の製品が一般的です。
応答速度に関しても、一般的なモニターが5ms(ミリ秒)程度であるのに対し、ゲーミングモニターは1ms、あるいはそれ以下の製品も珍しくありません。

普通のモニターでもゲームはできるんじゃないんですか?

もちろん可能ですが、ゲーミングモニターならより快適で有利なプレイが期待できますよ!
この性能差は、特に動きの激しいシューティングゲームや格闘ゲームにおいて、映像の滑らかさや敵の視認性、操作の反映速度に直結し、プレイの有利不利に影響を与えることがあるのです。
ゲームプレイを劇的に変えるゲーミングモニターの役割

ゲーミングモニターの役割は、単に映像を美しく表示するだけではありません。
プレイヤーのパフォーマンスを最大限に引き出し、ゲームへの深い没入感を提供することにあります。
高いリフレッシュレートは、1秒間に表示できるコマ数を増やすことで、キャラクターの動きや背景の細かい変化をより滑らかに、そして鮮明に捉えることを可能にします。
また、低い応答速度は、マウスやコントローラーからの入力が画面に反映されるまでの遅延を極限まで減らし、プレイヤーの意図通りの素早い操作を実現します。
特徴 | 一般的なモニターの目安 | ゲーミングモニターの目安 |
---|---|---|
リフレッシュレート | 60Hz | 144Hz以上 (高いものでは360Hzや500Hz超も) |
応答速度 | 5ms以上 | 1ms (GTG) 以下 (TNパネルではさらに高速な製品も) |
同期技術 | 搭載されていないことが多い | G-SYNC, FreeSyncなどのVRR技術搭載製品が多い |
表示機能 | 特になし | 暗所視認性向上機能、照準表示機能などゲーム特化機能がある製品も |
これらの機能が複合的に作用することで、プレイヤーはゲーム世界で起きている状況をより正確に把握し、迅速な判断と行動が可能になるのです。
ゲーミングモニターの選び方

ゲーミングモニター選びで最も重要なのは、ご自身のプレイスタイルや環境、そして予算とのバランスを見極めることです。
このセクションでは、プレイするゲームジャンルからスタンドの調整機能に至るまで、後悔しないための9つのチェックポイントを解説します。
これらのポイントを一つひとつ確認することで、あなたにぴったりの一台が見つかります。
プレイするゲームジャンル


どのスペックを優先すれば良いか迷います…

まずは、最もよく遊ぶゲームジャンルで何が重要か考えてみましょう
自分がどの要素を最も重視するかを明確にすることが、モニター選びの第一歩となります。
接続する機器の性能をチェック

例えば、高性能なグラフィックボードを搭載したPCでなければ4K解像度で高リフレッシュレートを維持するのは難しく、PlayStation 5は最大で4K/120Hz出力に対応していますが、全てのモニターがその性能を引き出せるわけではありません。
接続機器例 | 主な出力性能目安 | モニター選択時の考慮点 |
---|---|---|
ハイエンドPC | 4K/144Hz以上、WQHD/240Hz以上も視野 | GPU性能を最大限活かせるスペック |
ミドルレンジPC | フルHD/144-240Hz、WQHD/120-165Hz程度 | バランスの取れたスペック、GPU負荷を考慮 |
PlayStation 5 | 最大4K/120Hz (HDMI 2.1対応ソフト・モニター必要) | HDMI 2.1対応、VRR対応か |
Xbox Series X/S | 最大4K/120Hz (HDMI 2.1対応ソフト・モニター必要) | HDMI 2.1対応、FreeSync対応か |
Nintendo Switch | 最大フルHD/60Hz (TVモード) | フルHD/60Hz以上であれば十分、応答速度も考慮 |
モニターだけが高性能でも、接続する機器の性能が追い付いていなければ宝の持ち腐れになるため、バランスを考慮しましょう。
リフレッシュレート:求める映像の滑らかさと対応可能な機器性能からの選択


リフレッシュレートが高いと、どんなメリットがあるのですか?

映像がヌルヌルと滑らかになり、敵の動きを追いやすくなるなど、プレイの快適さや有利さに繋がります
ただし、高いリフレッシュレートを活かすにはPCのグラフィック性能も求められるため、ご自身の環境で安定して出力できる範囲で良好なものを選びましょう。
応答速度:許容できる残像感の度合いと競技性の高いゲームでの重要性
一般的なゲーミングモニターでは1ms (GTG)や0.5ms (MPRT)といったスペックがうたわれていますが、TNパネルや有機ELパネルは応答速度に優れる傾向にあります。
- 1ms~5ms程度: FPSや格闘ゲームなど、シビアな反応が求められるゲームにおすすめ
- 5ms以上: RPGやシミュレーションゲームなど、比較的動きの少ないゲームであれば十分
特に一瞬の判断が勝敗を分ける競技性の高いゲームをプレイするなら、応答速度は妥協できないポイントの一つです。
解像度:高画質を求めるか否か

解像度 | メリット | デメリット |
---|---|---|
(1920 x 1080) | Full HD・基本的に全てのゲームとハードウェアが対応 | ・一般的な解像度・大画面モニターではピクセルが目立つ |
(2560 x 1440) | WQHD・フルHDと4Kの中間の解像度で高画質 | ・ある程度パソコン、ハードウェア側の性能が求められる |
(3840 x 2160) | 4K・超高画質 | ・かなりパソコン、ハードウェア側の性能が求められる |
「画面サイズ」はモニター画面の対角線の長さをインチで示したものです。
主流はフルHD(1920×1080)で、24インチ前後が人気です。
より高画質なWQHD(2560×1440)は27インチ、さらに高精細な4K(3840×2160)は27インチ以上でその真価を発揮しますが、PCへの負荷も大きくなります。

大きな画面で高解像度だと迫力がありそうですね!

はい、しかし設置スペースやPCスペックとのバランスも重要ですよ
デスクの奥行きや視聴距離、そしてPCのグラフィック処理能力を総合的に考慮し、良好な解像度と画面サイズの組み合わせを選びましょう。
対応しているHDMIバージョンの確認も忘れずに
例えば、4K解像度で120Hzのリフレッシュレートに対応する最新のゲーム機を、古い規格のHDMIケーブルに接続した場合、ケーブルの性能が足りず4K/120Hzで表示できないといったことが起こります。
最新のテレビが対応するHDR(ハイダイナミックレンジ)や高音質な立体音響を楽しむためにも、機器の対応機能に見合ったケーブル選びが重要です。
HDMIのバージョンについてはこちらから確認できます
HDMIのバージョン | FHD | WQHD | 4K | 8K | 10K |
---|---|---|---|---|---|
Ultra96 (HDMI 2.2) | |||||
(HDMI 2.1) | ウルトラハイスピード|||||
(HDMI 2.0) | プレミアムハイスピード|||||
(HDMI 1.4) | ハイスピード|||||
(HDMI 1.3) | ハイスピード|||||
スタンダード (HDMI 1.2以前) |
HDMIのバージョン | FHD | WQHD | 4K | 8K | 10K |
---|---|---|---|---|---|
Ultra96 (HDMI 2.2) | 480Hz | 480Hz | 480Hz | 240Hz | 120Hz |
(HDMI 2.1) | ウルトラハイスピード240Hz | 240Hz | 120Hz | (DSC圧縮時は120Hz) | 60Hz(DSC圧縮時は120Hz) | 60Hz
(HDMI 2.0) | プレミアムハイスピード240Hz | 144Hz | 60Hz | ||
(HDMI 1.4) | ハイスピード144Hz | 75Hz | 30Hz | ||
ハイスピード (HDMI 1.3) | 144Hz | ||||
スタンダード (HDMI 1.2以前) | 60Hz |
※1 8K・10K の高リフレッシュは DSC(可逆圧縮)が前提。
※2 2.0 での 1080p240 Hz や 1.4/1.3 での 1080p144 Hz は 帯域上は可能でも必須タイミングではなく機器しだいとなります。
※3 Ultra96/HDMI 2.2(96 Gbps)は 2025 年現在ドラフト規格で、 仕様が変更される可能性があります。

パネル種類:画質応答速度視野角など重視する特性に基づいた選択

- IPSパネルは広視野角で色再現性に優れバランスが良いですが、応答速度はTNに劣る傾向があります。
- VAパネルはコントラスト比が高く黒の表現が得意ですが、応答速度は製品によります。
- TNパネルは応答速度が非常に速く安価なモデルも多いですが、視野角が狭く色味が変わりやすいです。
- 有機ELパネルは応答速度・コントラスト比ともに良い水準ですが、高価で焼き付きのリスクも考慮が必要です。
パネル | IPS | VA | TN | 有機EL |
---|---|---|---|---|
応答速度 | 標準~速い | やや遅め | 非常に速い | 非常に速い |
色再現性 / 視野角 | 広視野角で鮮やか | 良好 | 狭く色ズレあり | 非常に良好 |
コントラスト比 | 十分高い | 非常に高い | やや低め | 完璧な黒 |
主な特徴 | バランス型・色再現性◎ | 高コントラスト・没入感 | 安価・応答速度特化 | 画質・速度ともに最上級 |
おすすめ用途 | RPG/動画編集/一般 | 映画/暗所向けゲーム | FPS/対戦ゲーム | HDR/高画質ゲーム |
価格の傾向 | 中程度 | 中程度 | 安価 | 高価 |
各パネルの特性を理解し、自分が最も重視するポイント(画質、応答速度、視野角、価格など)に合わせて選ぶことが肝心です。
予算:必要な性能を満たしつつ支払い可能な価格帯の製品の選定

ゲーミングモニターの価格帯は幅広く、エントリーモデルであれば2万円台から、高機能なハイエンドモデルでは10万円を超えるものも珍しくありません。

高性能なものが欲しいけど、予算も気になります…

まずは譲れないスペックを決めて、その中で予算に合う製品を探すのがおすすめです
求めるスペックと予算のバランスを見極め、無理のない範囲で良好な一台を選びましょう。
セール時期などを狙うのも一つの手です。
画面:形状とアスペクト比

- 画面のアスペクト比
- 湾曲の有無
ゲーミングモニターの画面の形状を選ぶ際には特にアスペクト比と湾曲の有無に着目してみてください。
基本的なアスペクト比である16:9、ウルトラワイドの21:9の二つがゲーミングモニターでは一般的です。
迫力のあるグラフィックを楽しみたい方や広い視野が必要なレーシングゲームなどをしたい方はウルトラワイドを試してみてもいいと思います。

事務作業でマルチタスクとかをするので私はウルトラワイドを使っていますがゲームをするときにそれが有利に働くかはまた別問題ですね。
アスペクト比 | 詳細 |
---|---|
16:9 | 一般的なモニターと同じアスペクト比。基本的にすべてのゲームが対応している。 |
(ウルトラワイド) | 21:9迫力のある映像を楽しむことができ | 、RPGやシミュレーションゲームに向いている。しかし、一部のゲームでは対応していない場合がある。
また、平面パネルは一般的で、サイズ展開も豊富です。
一方、湾曲パネルは画面の両端が視聴者に向かってカーブしており、特に27インチ以上の大画面や21:9のウルトラワイドモニターで採用されることが多く、視線移動が少なく済み、包み込まれるような没入感が得られます。
- 平面パネルのメリット
- 直線的なデザイン作業に向いている
- 設置場所を選びにくい
- 比較的安価なモデルが多い
- 湾曲パネルのメリット
- 高い没入感
- 大画面でも視線移動が少ない
- 目の焦点距離の変化が少なく疲れにくいとされる
レースゲームやRPGなど没入感を重視するなら湾曲、FPSや作業も兼ねるなら平面、というようにプレイスタイルや用途に合わせて検討すると良いでしょう。

ただ、湾曲モニターは酔いやすく値段も上がります。
僕も湾曲しているモニターを使っていますが最初は結構酔いました。
慣れれば平気ですけどね!
付加機能:暗所視認性向上機能や照準表示などゲーム補助機能

「付加機能」とは、基本的な表示性能に加えて、ゲームプレイをより快適に、あるいは有利に進めるための特別な機能のことです。
代表的なものに、ゲーム内の暗い箇所を明るく表示して敵を発見しやすくする「ブラックイコライザー(暗所補正)」や、画面中央に照準(クロスヘア)を表示する機能、色の鮮やかさを調整して視認性を高める機能などがあります。
これらの機能は特にFPS/TPSといった対戦型シューティングゲームで有効です。
すべてのプレイヤーに必須ではありませんが、特定のジャンルをよく遊ぶ方や、少しでも有利に立ちたい方にとっては魅力的な選択肢となります。
スタンドの調整機能:快適なプレイ姿勢のための高さや角度調整可否の確認

「スタンドの調整機能」とは、モニターを支えるスタンドが持つ、画面の高さ、上下の角度(チルト)、左右の首振り(スイーベル)、縦回転(ピボット)といった調整機構のことです。
長時間プレイする上で、目線の高さに画面を合わせられる高さ調整(リフト)機能や、見やすい角度に傾けられるチルト機能は特に重要です。
これにより、無理のない姿勢でプレイでき、首や肩への負担を軽減できます。
最低でもチルト調整、できれば高さ調整も可能なモデルを選びたいところです。

スタンドは特に製品価格によって作りこみ度合いがはっきり分かれるように思います

補足しておきたい用語や仕様

ゲーミングモニター選びをさらに深掘りするために、知っておくと便利な専門用語や仕様について解説します。
VESAマウントやフリッカーフリー、色域といった言葉の意味を理解することで、より自分に合った一台を見つけやすくなるでしょう。
これらの知識は、モニターをより快適に、そして長く使うための重要なポイントとなります。
VESAマウントとは
この規格に準拠していれば、モニターと取り付け器具のメーカーが異なっていても、互換性のある製品同士を組み合わせて使用できます。
一般的な規格としては、75mm x 75mmや100mm x 100mmなどがあり、モニターのサイズや重量によって対応する規格が異なります。
VESA規格 | 一般的なネジ間隔 | 主な対応モニターサイズ目安 |
---|---|---|
VESA MIS-D | 75x75mm、100x100mm | 〜23インチ程度 |
VESA MIS-E | 200x100mm | 23〜30インチ程度 |
VESA MIS-F | 200x200mm以上 | 31インチ以上 |
※上記はあくまで目安です。
実際の対応は製品仕様をご確認ください。

モニターアームを使いたい場合、どのVESA規格を選べば良いのですか?

お持ちのモニター、または購入予定のモニターの仕様書で対応VESA規格を確認し、それに合ったモニターアームを選んでください。
モニターアームを使用することで、デスクスペースを有効活用できたり、画面の位置を細かく調整してより快適な視聴環境を構築したりすることが可能です。
フリッカーフリーとは
従来のモニターでは、バックライトの明るさを調整するために高速で点滅(フリッカー)させていましたが、これが目の疲れや頭痛の原因となることがありました。
フリッカーフリー技術は、このちらつきを人間が感知できないレベルまで低減させることで、長時間のゲームプレイや作業における目の負担を軽減する効果が期待されます。

フリッカーフリー機能があると、本当に目の疲れが軽減されるのですか?

はい、バックライトの目に見えないちらつきをなくすことで、長時間の使用でも目の疲労を感じにくくなると言われています。
特に集中して画面を見続けるゲーマーにとって、フリッカーフリーは目の健康を考える上で重要な機能の一つと言えるでしょう。
ブルーライトカットとは
ブルーライトは、エネルギーが強く、目の奥の網膜まで到達しやすい性質があるため、長時間の曝露は目の疲れや睡眠の質の低下に関連すると言われています。
この機能を有効にすると、画面の色味が黄色みがかったり暖色系に寄ったりすることが一般的ですが、就寝前の使用などで目への刺激を和らげたい場合に役立ちます。

ブルーライトカット機能は、画質に影響しますか?

はい、ブルーライトをカットする度合いによって画面の色温度が変わり、青みが抑えられて黄色みがかって見える傾向があります。
色の正確性が求められる作業には不向きな場合もありますが、目の負担軽減を優先したい場合には検討する価値のある機能です。
色域sRGBやDCI-P3など
この色域が広いほど、より多くの色を表現でき、豊かで深みのある色彩表示が可能になります。
例えば、sRGBカバー率100%のモニターはsRGBで定義された全ての色を表現でき、DCI-P3カバー率が高いモニターはHDRコンテンツなどで鮮やかな映像を楽しめます。

ゲームをする上で、色域はどのくらい重要なのでしょうか?

美しいグラフィックのゲームを存分に楽しみたいなら、sRGBカバー率が高いものや、可能であればDCI-P3カバー率も考慮すると良いでしょう。
特にグラフィックの美しさが魅力のゲームや、映像コンテンツの視聴も重視するなら、色域の広さはモニター選びの重要なポイントです。
コントラスト比とは
この数値が高いほど、白はより白く、黒はより黒く表現され、明暗の差がハッキリとしたメリハリのある映像になります。
例えば、コントラスト比が「1000:1」であれば、最も明るい白が最も暗い黒の1000倍明るいことを意味します。
VAパネルは一般的にコントラスト比が高い傾向にあります。

コントラスト比が高いと、ゲームプレイにどんなメリットがありますか?

暗いシーンでの敵やオブジェクトの視認性が向上したり、映像全体の奥行き感や立体感が増したりする効果が期待できます。
映画のような没入感のある映像を楽しみたい方や、暗い場面が多いゲームをプレイする方にとっては、高いコントラスト比は魅力的なスペックと言えます。
輝度とは
この数値が高いほど、モニターの画面をより明るく表示することができます。
一般的なオフィスワーク向けのモニターでは250cd/m²から300cd/m²程度が標準的ですが、日中の明るい部屋で使用する場合や、HDR(ハイダイナミックレンジ)コンテンツを鮮明に表示するためには、より高い輝度(例えば400cd/m²以上)が求められることがあります。

明るい部屋でゲームをする場合、輝度はどのくらい必要ですか?

設置環境にもよりますが、明るい部屋では300cd/m²以上の輝度があると、画面が見やすくなるでしょう。
使用する部屋の明るさや、HDRコンテンツを楽しみたいかどうかを考慮して、適切な輝度のモニターを選ぶことが大切です。
入力遅延インプットラグとは
この遅延が大きいと、操作に対する画面の反応が鈍く感じられ、特に一瞬の判断が勝敗を分けるようなシビアなゲームでは不利になることがあります。
ゲーミングモニターの多くは、この入力遅延を極力少なくするように設計されています。

入力遅延は、応答速度とどう違うのですか?

応答速度は液晶パネル自体の色の切り替わり速度ですが、入力遅延は映像信号処理なども含めた、操作から表示までの総合的な遅延時間です。
対戦型のゲームやリズムゲームなど、タイミングが重要なゲームをプレイするユーザーにとって、入力遅延の少なさは非常に重要な選択基準となります。
HDMIVRRとは
この機能に対応したゲーム機(例えばPlayStation 5やXbox Series Xなど)とモニターを接続すると、ゲームのフレームレート(1秒あたりの描画コマ数)の変動に合わせて、モニターのリフレッシュレート(1秒あたりの画面更新回数)をリアルタイムで同期させることができます。
これにより、画面のチラつき(ティアリング)やカクつき(スタッタリング)を抑え、より滑らかで快適な映像表示を実現します。

HDMI VRRを利用するには、何が必要ですか?

HDMI VRRに対応したゲーム機やグラフィックカード、そしてHDMI VRR対応のモニターと、HDMI2.1対応ケーブルが必要です。
最新のコンソールゲーム機で最高の描画パフォーマンスを引き出したいと考えるなら、HDMI VRR対応は注目すべき機能です。

ALLMオートローレイテンシーモードとは
通常、高画質化処理などは映像表示に遅延を生じさせることがありますが、ALLMに対応していると、ユーザーが手動で設定を変更する手間なく、ゲームプレイに最適な低遅延状態に自動で移行してくれます。
この機能もHDMI2.1で規定されています。

ALLMに対応していると、どんなメリットがあるのですか?

ゲームを始めると自動でモニターが低遅延設定になるため、面倒な設定変更の手間が省け、すぐに快適な環境でプレイを開始できます。
手軽に最適な環境でゲームを楽しみたいユーザーにとって、ALLMは非常に便利な機能と言えるでしょう。
GTG Grey to Greyとは

多くのモニターメーカーが応答速度のスペックとしてこのGTG値を採用しており、応答速度1ms (GTG) のように表記されます。
GTGは、実際にユーザーが体感する残像感に近い数値が出やすい測定方法の一つとされていますが、メーカーによって測定基準が異なる場合もあります。
製品を比較する際には、このGTGで表記された応答速度の数値に注目すると良いでしょう。
MPRT Moving Picture Response Timeとは
MPRTは、黒フレーム挿入技術(画面のフレーム間に黒いフレームを挟むことで残像感を低減する技術)などと併用した場合の、視覚的な残像感を数値
まとめ
この記事では、ゲーミングモニター選びで後悔しないために、自分にぴったりの一台を見つけるための知識を詳しく解説しました。
ゲーミングモニターを選ぶ上で特に大切なのは、以下の3つのポイントです。
- リフレッシュレートや応答速度など、基本的なスペックの意味をしっかりと理解すること
- 主にプレイするゲームの種類や、お使いのPC・ゲーム機の性能に合わせて、どんなスペックが必要かを見極めること
- 決めた予算の中で、最もバランスの取れた一台を選ぶこと
この記事で解説したポイントを踏まえ、ぜひあなたに最適なゲーミングモニターを見つけて、最高のゲーム体験を手に入れてください。

最後までお読みいただきありがとうございました!
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